いざ、庭園へ!
祝!総合評価200越え!
雨続くらしい。嫌だなぁ
「よし、自己紹介は終わったな。貴族の部下は、まあ、いっか。あっちは外交用だし」
「あれ、他にも部下がいるんですか?」
私がそう問うと、殿下は色々教えてくれた。部下が平民だけで構成されていると、自国ならともかく、他国には貴族と仲が悪いと思われる可能性がある。だから、外交の時は平民のカリン達ではなく、貴族位の者達を連れて行くらしい。近衛達は実力重視だから別枠だけど。現在殿下は魔法学院に通っており、その中からいかにも貴族って感じの者達を選んで、外国に連れ出しているらしい。はっきり言って仕事が出来なくてもカリン達に書類を転送して、精査させるから、速記だけは皆できる。いや、速記もすごいからね。
「レイン、シュミルはそこのソファにでも座ってダラダラしていてくれ。今は特に急ぎの用はないし、前の近衛達もそんな感じだったから」
な、なんて自由な。あ、ならば、せっかく王族の近衛になったんだから、もっと探検しようっと!
「殿下、ちょっと探検してきてもいいですか?」
「ん?ああ、どっちかいれば護衛として申し分ないだろ。行ってきていいぞ」
シュミルに確認をとり、殿下の部屋を出る。何人かすれ違ったが、全員が私に一礼していった。使用人の人達は研修時代から下げていったけど、文官さん達も頭を下げていくだなんて思わなかった。殿下の威光のおかげかな。
この階は王族のスペースしかないからつまらないよねえ。行くならやっぱ、五階と庭園。厨房で何か作ってから行こうかな。厨房には各省の人間が自由に使えるスペースが確保されている。あ、いや、部屋にあるチョコを持っていこう。
一度二階に行き、チョコを籠に詰めるだけ詰め、五階に行く。今度は扉の前でカードを見せると通してもらえた。カードには新たに王族の近衛である証が記されている。なんて便利なのでしょう。五階は金銀財宝や無駄に広くて豪華な部屋があるだけで、私がものすごく興味の惹かれる物とかはなかった。こんなことならお城の隣にある王立図書館の禁書庫に行けばよかった。今なら通れるだろうし。
「五階はあーきた」
私は庭園に転移し、庭師の手入れが行き届いている花壇と王都を見下ろしながら、チョコを頬張った。風に吹かれながら景色を眺めていると、女性の声がどこからか聞こえてきた。うーん、何かあったのかな。気になるなあ。でも、面倒事には巻き込まれたくないし。
おしえて、シュミルくん!
?「初めて来たね、このコーナー」
シ「ああ、レインから色々聞いてるが、今日は俺の誕生日なんだって?」
?「そうなのだよ!1/15ね。ハピバ!」
シ「どうも」




