時計を眺める。僕達は他愛もない時間を過ごす。
ー放課後ー
誰もいなくなった教室に、僕達は時計をぼんやり見ていた。
この静寂は気まずさと共に、何か話した方がいいのか迷う静けさだった。
すると
「ねえ、原田くん。」
と隣に座っている、佐々木が話しかけてきた。
「うん」
と相槌した。
「時間って、残酷じゃない?」
と難しい質問をしてきた。
「何でそう思うの?」
と僕は単純な疑問を投げかけた。
「今、この時も、時間だけは過ぎていくでしょ。
他の人は今の時間、頑張っている人も私たちのようにダラダラ過ごしている人も、平等に時間は流れるじゃない?
それって、なんだか残酷に感じない?」
なるほどな、と僕は思った。
「僕もその考えを聞いたら、残酷かもしれないと思った。
けれど、こうやってぼんやり過ごす時間も、後で大切な思い出になるかもしれないから、僕はそこまで残酷だとは思わない。」
と返した。
「そっか!
確かに、そういう考えもあるね!
何か、急に変な質問しちゃってごめんね!」
「別に大丈夫。」
と素っ気ない返事をしてしまった。
そして、また沈黙の時間が訪れた。
僕は今度はスマホを眺めていた。
彼女はまた時計を眺めていた。
「ねえ。」
また彼女に話しかけられた。
彼女の方を向くと
「原田くんは男女の友情は成立すると思う?」
とまた難しい問いをしてきた。
「私は成立すると思うんだよね。
だって、そう簡単に人は好きにならないと思うの!
私たちだって、今初めてちゃんとお話してるけど、これは単にクラスメイトだから話してるだけじゃん。
この様子を見たって、カレカノだとは思わないでしょ。
だから、男女の友情も成立すると思うの!
原田くんはどう思う?」
と純粋な目で僕を見てきた。
「僕は成立しないと思う。」
「え?なんで!?」
「だって、無意識に意識しちゃうと思うんだよ。
どんなに仲が良くても、いつの間にか好きになっているなんてこと、よくあることだろう?
だから、結局は友情が成立しているように見えても、実際はどちらかが意識してしまっていると、僕は考える。」
と真剣に答えてしまった。
彼女は難しい顔をし
「なるほどね。
でも、私は成立すると思っちゃうんだよな。」
「まあ僕の1つの意見にすぎないから、気にしなくてもいいんだよ」
「いやいや、むしろ貴重な意見が聞けたよ!
ありがとね!」
「いえいえ」
彼女は時計を見て
「じゃあ、私はそろそろ帰るね!
また明日!」
とあっという間に帰ってしまった。
不思議な時間を過ごしたなと思い、僕も教室を出た。
読んで頂き、ありがとうございます!
本当に何の生産性もない会話でしたよね笑
こういうただ、ダラダラ会話するだけの青春も後々、思い出に残るかも!しれないので、やってみたかったですね笑
改めまして、読んで頂きありがとうございました!




