表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

時計を眺める。僕達は他愛もない時間を過ごす。

作者: 春河六花
掲載日:2021/12/05


ー放課後ー



誰もいなくなった教室に、僕達は時計をぼんやり見ていた。


この静寂は気まずさと共に、何か話した方がいいのか迷う静けさだった。



すると


「ねえ、原田くん。」


と隣に座っている、佐々木が話しかけてきた。


「うん」


と相槌した。



「時間って、残酷じゃない?」



と難しい質問をしてきた。



「何でそう思うの?」



と僕は単純な疑問を投げかけた。



「今、この時も、時間だけは過ぎていくでしょ。


他の人は今の時間、頑張っている人も私たちのようにダラダラ過ごしている人も、平等に時間は流れるじゃない?

それって、なんだか残酷に感じない?」



なるほどな、と僕は思った。



「僕もその考えを聞いたら、残酷かもしれないと思った。


けれど、こうやってぼんやり過ごす時間も、後で大切な思い出になるかもしれないから、僕はそこまで残酷だとは思わない。」



と返した。



「そっか!

確かに、そういう考えもあるね!


何か、急に変な質問しちゃってごめんね!」



「別に大丈夫。」



と素っ気ない返事をしてしまった。




そして、また沈黙の時間が訪れた。




僕は今度はスマホを眺めていた。


彼女はまた時計を眺めていた。



「ねえ。」



また彼女に話しかけられた。

彼女の方を向くと



「原田くんは男女の友情は成立すると思う?」



とまた難しい問いをしてきた。



「私は成立すると思うんだよね。

だって、そう簡単に人は好きにならないと思うの!


私たちだって、今初めてちゃんとお話してるけど、これは単にクラスメイトだから話してるだけじゃん。

この様子を見たって、カレカノだとは思わないでしょ。


だから、男女の友情も成立すると思うの!

原田くんはどう思う?」



と純粋な目で僕を見てきた。



「僕は成立しないと思う。」



「え?なんで!?」



「だって、無意識に意識しちゃうと思うんだよ。

どんなに仲が良くても、いつの間にか好きになっているなんてこと、よくあることだろう?


だから、結局は友情が成立しているように見えても、実際はどちらかが意識してしまっていると、僕は考える。」



と真剣に答えてしまった。

彼女は難しい顔をし



「なるほどね。

でも、私は成立すると思っちゃうんだよな。」



「まあ僕の1つの意見にすぎないから、気にしなくてもいいんだよ」



「いやいや、むしろ貴重な意見が聞けたよ!

ありがとね!」



「いえいえ」



彼女は時計を見て



「じゃあ、私はそろそろ帰るね!

また明日!」



とあっという間に帰ってしまった。


不思議な時間を過ごしたなと思い、僕も教室を出た。

読んで頂き、ありがとうございます!


本当に何の生産性もない会話でしたよね笑

こういうただ、ダラダラ会話するだけの青春も後々、思い出に残るかも!しれないので、やってみたかったですね笑


改めまして、読んで頂きありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ