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第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


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第三回最強決定戦③

第4回戦 レンダ対ユリ&ルー


「戦うのはユリなのに、こっちがドキドキする」


「結界がしっかり機能しているのを見ても、我が子の番だと不安にもなりますよ」


アリーと心配しながら、舞台に立つ両者に目をやる。


「レンダお姉ちゃん、お願いします!」


「遠慮なく来てくれ。全て受け止めてやる」


「うん、分かった!」


「2人とも準備オッケーですねー?いきますよーレディー・・・・・・ファイト!」


ユリは腕輪を剣に変えてレンダに向かって走る。

聖剣も使っても良かったのだが、本人が今回は使わないと決めたのだ。


対するレンダは籠手を装備し氣の呼吸で待ち構えると、ユリの剣に1発入れて粉々に砕く。


しかし腕輪も神様が作った特別製なので、砕けて飛び散る前に腕輪の形に戻り、ユリは再び剣へと変化させレンダから距離を取る。


「やっぱり無理かー」


「我が抑えておくから、そこを叩くのだ」


「ルーの作戦通り、わっわっ!」


すると、話していたユリの体が急に浮かび、レンダの元に引っ張られる。

ルーが急いで鎖をレンダに向けて放つとピタッと止まる。


「妖力か、厄介だな」


「あんな使い方も出来るんだね。凄い変な感じだった」


「仕方ない、我の上に乗るんだ」


ユリがルーの上に乗ると、辺りに鎖を大量に展開して縦横無尽に動き回りながらレンダの死角から攻撃をする。


「なかなかの素早さだが・・・・・・」


ルーの出した鎖を全て、妖力を使って豪快に揺らす。


「くっ、なんて馬鹿力だ」


ルーは鎖をしまい地面に降りる。

その瞬間を狙い接近戦を仕掛けるレンダ。


レンダの籠手はオリハルコン製、ルーの毛皮は少し劣るミスリルと同様の強度でそこに魔法で強化している。

昔はレンダの攻撃を無傷で受け止めていたが今はそうもいかない。


「長い事は耐えられん」


「ルー、手足を止めて」


レンダの背後から鎖を伸ばし捕まえるが、


「くっ、力負けしている」


ルーの許容範囲を超えており、鎖は引きちぎられる。

その後もユリは魔法を使ったりと奮闘したものの、なかなか攻撃を加えられず一方的に傷が増えて敗北を宣言するのであった。


「無理だったー、くやしー!」


「ユリは頑張ったよ」


ティーに次ぐ近接最強のレンダさんだ。

勝つには主に強力な遠距離攻撃を準備しないといけない。


「やっぱり魔法主体の戦い方のほうがいいのかな?後でエレオノーラお姉ちゃんに相談しよう!」


ユリは次なる課題を見つけ、ワクワクしていた。


「さてと次の試合は・・・・・・うわぁ、荒れそう」


それもその筈、舞台に現れたのは精霊王とグリートなのであった。



時間取れず短いですが今回はここまでです。


時間取れたら明日も投稿目指しますが、難しかったら月曜日に3戦分の話になると思います。

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