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第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


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ミニドラちゃんの1日

ミニドラちゃん、ドラちゃんの子供として新たに誕生したマンドラゴラ。

そのミニドラちゃんの朝は、"遅い"。


目覚めるのは午後1時である。

朝を越して昼になってしまっている。


「おはよう、なのかな?」


クロの上に乗って、家の玄関にやって来たドラちゃんが手を上げる。

そのドラちゃんの頭の上に、ミニドラちゃんが乗っかっている。


クロ達も交代で、ミニドラちゃんの事を気に掛けてあげてくれている。


「クロ、今日なんかデカくない?」


ドラちゃん達を運んで来たクロが、いつもよりも3倍は大きい。


「もしかして、またグリートにやられたの?」


クロはそうだと反応する。


「嫌なら言ってね?」


そう言うが大丈夫だと反応するクロは、やられた後にグリートに報復として攻撃し、数の力で圧倒して勝っているからだ。


ドラちゃん達を届けたクロは、森の方へ向かって行った。


「ミニドラちゃん、おはよー」


いつの間にかリビングに移動していたドラちゃん達は、ユウキとリンの元に向かう。

この2人はいつもミニドラちゃんと遊んでいる。


テーブルの上に紙で出来た小さな家の村を作り、そこに紙の魔物が襲って来る。


「魔物が襲って来たぞー」


「きゃー誰か助けてー」


2人が助けを求めると、ミニドラちゃんが登場する。

家や魔物は、5cm台のミニドラちゃんの大きさに合わせて作られているので、バンバン蹴散らして倒す。


「ありがとうございます!」


「ミニドラ様!」


魔物を倒して、村人役のユウキ達から感謝を受けると誇らしそうにする。


生まれた当初はこちらの言葉に反応は無く、ドラちゃんに付いて回るだけだったが、成長にするにつれて簡単なコミュニケーションは取れる様になった。


「あっ、今度は悪い魔女が現れたよ」


何処かイルシーナさんに似た、紙の魔女が現れる。

魔法を模した丸められた紙で攻撃され狼狽えるが、反撃に出て見事勝利する。


「あっ、また魔女が負けてる」


通りかかったイルシーナさんが、倒れた紙の魔女を見て言う。


「たまには魔女にも勝たせてあげてよ〜」


「村が滅んじゃうよ」


「そんなに悪い魔女じゃないかもよ?」


自分に似ているせいか、いつも肩入れしている。


子供達と遊び終えたミニドラちゃんは、ウトウトし始める。

時刻にして夕方の5時である。


人間の赤ちゃんの様に、寝るのが仕事と言わんばかりの活動時間だ。

ドラちゃんによれば、普通の植物の様な光合成はして無いそうで、水と良い土があれば良いそうで不思議な生き物である。


完全に寝てしまったミニドラちゃんを抱えたドラちゃんが玄関に向かうと、元のサイズに戻ったクロがスタンバイしていた。

クロの上に乗ると、そのまま小屋の方に戻って行く。

こうして、ミニドラちゃんの1日は終わるのである。




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