それぞれの能力
家からいなくなったクロが帰ってきた!仲間のスライムを連れて・・・
「なぁ、クロ後ろのスライム達はなんなんだ?」
俺はクロの後ろにいる赤・青・緑・茶色のスライム達が何かと聞いた。
すると、クロが後ろのスライムに何か指示を出しと思ったら、赤色のスライムが魔法陣の様なものを展開した。
その直後、赤色のスライムが火の玉を発射したのだ!
(魔法だ!)
それを見た俺は興奮した。
なにしろこの世界に来て初めて魔法を見たのだから。
そして、赤色のスライムが魔法を打ち終えると次々に魔法陣を展開し、青色のスライムは水を発射し、緑色のスライムは風をおこし、茶色のスライムは地面の土を盛り上がらせたのだ。
どうやら色によって使える魔法の系統が分かれている様だ。
スライム達が魔法を打ち終えるとクロが得意げにこちらを見ていた。
クロ達スライムに顔らしきものは無いが、ドヤ顔をしている様な感じがする。
「えっと、魔法が使えるのは分かったんだが、どうして連れて来たんだ?」
とクロに問いかけると、クロがまた指示を出すとスライム達が隊列を組んだ。
「クロはこのスライム達をまとめているのか?」
クロはそうだと飛び跳ねた。
「じゃあ今日から今日から一緒に住むか?」
と問いかけるとクロは嬉しそうに飛び跳ねた。
といった感じで、新たに赤・青・緑・茶色のスライムがそれぞれ1匹ずつ仲間になった。
「そうなると、今の家に全員入れるの難しいなぁ・・・」
「よしもう一個スライム用の家を建てるか!」
そんなわけでスライム達が住める程の家をすぐに建築した。
そしてその日の夜は新たなスライム達を家に入れ、俺は自分の家に戻った。
食事をとり眠りに着こうと思ったら、クロが側に来た。
「お前は仲間達の所に行かなくていいのか?」
クロはプルプルと震えて否定している様だ。
「じゃあ一緒に寝るか?」
クロは嬉しそうに飛び跳ねて、近くまで寄ってきた。
そうして俺は眠りについた。
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読んだ下さった方には大感謝です。
自分の書いたものが誰かに読まれるって結構嬉しいものです!
まだまだ始まったばかりですが今後もお願いします!