表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
471/474

突然の出会い

「暑い、あつ〜い!」


机に突っ伏しながら文句を言うイルシーナさん。

季節は夏に近付き、暑い日が続いている。


「我慢が足りません」


汗をかきつつもジッと耐えるメアリーさん。


「我慢しても良い事無いじゃん」


そんな言葉に言い返せない。


「海でも行こうか?」


俺は試しにそう呟いてみると、


「海!いいね、行こう行こう!」


元気いっぱい食い付いてくる。

そういう訳で後日、全員で海へとやって来た。


「海だー!ふぅー!」


バシャッ バシャッ


「軽く運動してから入ってくださーい」


子供達に混じって、オルフェさんやイルシーナさんもはしゃいでいる。


やって来たのは無人島で、他の人の目を気にせずに遊べる。

その為、シェリーが馬の姿でビーチを駆け回るなどシュールな光景も見られる。


「アリーもその水着似合ってるね」


「ふふ、ありがとうございます。今日の為に新調しました」


クロスデザインの黒のビキニで、大人な感じが出ている。

今回もオルフェさんが全員分の水着を作成した。


「ふはは、どうだ私の完璧なスタイルは!」


「はい、そこ風紀を乱さないで下さい」


ほぼヒモの水着を着ているグリート。

子供達の目に毒だが、遊んでいて見てないので問題は無いだろうと放置する。


「妾もそろそろ入ろうかの」


そう言って飛び上がったティーは、ドラゴン化して海へとダイブする。


バッシャーン


大きな波を立て、皆んながビーチに向かって流される。


「楽しい〜!」


「もっかいやって!」


子供達が楽しんでいる一方、


「ちょ、やばっ」


「誰かヘルプ!」


水着を流されるというベタな展開になったオルフェさんとイルシーナさんが、上半身を隠して助けを求めていた。


それから、サーフボードを作ってサーフィンを教えてみると、エレオノーラさんとリッヒさんがハマったりと皆んな楽しんでいた。


「ふぃ〜、満足満足!」


暑いと文句を垂れていたイルシーナさんも満足した事で帰ろうと準備をしていた時、


「あれなんですか?」


ヴネルさんが海の方を指差す。

そこを見てみると、何やら水中からブクブクと泡が出ていた。

泡はどんどん増えていき・・・・・・


ザッパーン!


波飛沫と共に現れたのは、2階建ての一軒家と同じ大きさの二枚貝だった。

するとその貝がゆっくりと開き始め、


「「こんにちはー!セイレーン5です!」」


赤・青・緑・紫・オレンジの尾を持った5人の女性の人魚が現れ、俺達は口を大きく開けポカーンとするのだった。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ