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第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


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ヘアスタイル

今回短めのお話です。

「ワタルさんって、髪の毛どうやって切ってます?」


「急にどうしたの?」


「あんまり髪型が変わってないなと、ふと思いまして」


「そう言う事ね。腕輪をハサミに変化させて自分で切ってるんだけど、何故か毎回同じ髪型になるんだよね」


「自分で切ってたんですか。では、私もワタルさんにお願いしてみましょうかね?」


「流石に他の人の髪を切る自信は無いかな。そう言うアリーはどうやって髪の毛切ってるの?」


「実家に居た頃は専属の者が居ましたが、今はアンかリビアに切ってもらっています」


「アリーもずっとロングのままだよね」


「そうですね、昔から伸ばしているのでコッチの方が落ち着くんですよね。ただ、これから育児をするとなると短い方が楽なのかなと思ったりもするんですよ」


「それはちょっと勿体無いって言うか、アリーの長くて綺麗な髪が好きだし、俺はそのままがいいな」


「そ、そうですか。少し照れますね」


「髪の毛、切るんじゃなくて結んでみたら?」


「あー、確かにそう言うのもアリですね。料理中は軽くまとめたりしてるんですが・・・ちょっと試して来ますので待ってて下さい」


アリーは、アンさんとリビアさんのいるダイニングの方へ向かう。


しばらくすると、ポニーテールにしたアリーが戻って来た。


「どうでしょうか?」


「凄い新鮮。似合ってて可愛いよ」


「えへへ、そうですか」


アリーは嬉しそうにする。


「じゃあ、次いきますね」


再びダイニングの方に向かい、しばらくすると今度はツインテール姿のアリーがやって来た。


「これは・・・」


「少し子供っぽいでしょうか?」


「それも似合ってると思うよ」


「先程のとどちらが良いですかね?」


「うーん、どっちかと言うとポニーテール派かなぁ」


「ふむふむ、なるほど。では、次に行ってみましょう」


そう言いながら、ダイニングへと戻って行く。

またしばらくすると、次は三つ編み姿のアリーがやって来た。


「今度は落ち着いた雰囲気があるね」


「編み込みに少し時間は掛かりますが、色々とアレンジが効きそうで良いですね」


アリーは満足そうだった。

そして、次の髪型は今まで以上に準備に時間が掛かっている。


どんな髪型かなと期待していると、やって来たアリーの髪は縦ロールになっていた。


「これは・・・フランさん意識した?」


「はい、1度やってみたいと思ってたんですが、なかなか大変ですね」


「フランさんに見せたら喜びそうだね」


「確かにそうですね!次、フランに会う時はコレで行ってみますか」


と楽しそうに言っていた。

その後も色々な髪型を試していった。


「ワタルさんは、どれが1番良いと思いましたか?」


「うーん、1番最初のポニーテールかな?清楚な感じもして良かったと思うよ」


「他の髪型よりも準備は楽なので、たまにはあの髪型にするのも良さそうですね」


とその日以降、ポニーテール姿のアリーが時々見れる様になったのだった。

次回の投稿、お休みさせて頂きます。

次は2月23日(金)の投稿になります。

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