表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

229/533

名付け

今回、短めのお話です。

「名前?」


「はい、少し早いですが生まれてくる子の名前の候補を決めておこうかなと思いまして」


そう話すアリー。


「名前かぁ、でも男の子か女の子かって分からないんだもんね」


「ですので、どちらも考えておきたいなと」


「アリーとしては、ウッドフォードって家名は入れておきたいよね?」


「うーん、私がワタルさんに嫁いだ形になりますので、ウッドフォードの名は使えない様な気もするのですが」


「そこら辺はオーウェンさんに聞いてみようか」


「ちなみにワタルさんの世界ではどうだったんですか?」


「コタケが家名に当たって、その後ろに考えた名前を付けるって感じだね」


「なるほど、もし両方付ける事ができたらコタケで始まって、ウッドフォードで終わると」


「俺としては、コタケよりもウッドフォードの方がこっちの世界に合ってるし付けてあげたいんだけどね」


「両方付けられれば、変な感じはしないと思いますよ」


「とりあえず両方の家名を付けたパターンで考えてみよっか。アリーは何か希望はあるの?」


「私は女の子だったら、ユリシア、ミーティア、メルリア、ローナで、男の子だったら、クロノア、ダイン、ガルシアが今思いついてる候補ですね」


「ちなみにその名前に理由とかあるの?俺の居た所だと何かの意味を込めて名前を付けてたからさ」


「こちらでは、女の子には可愛らしい名前を男の子には勇ましい名前をって感じですね。よく、過去にいた英雄の名前を付けるという事もあります」


「なるほど。じゃあ、アリーが考えた名前もそんな感じなんだ」


「はい。ちなみに、女の子だった場合の名前で1番付けたいのはユリシアです!」


「なんだかアリーに似てるね」


「やっぱりそう思います?アリシアを意識して考えたのですが、親と似た名前って嫌がられますかね?」


「俺は可愛らしい名前だと思うよ。もし、愛称で呼ぶとしたらユリになるのかな?俺の居た所でもそんな名前の人が居たし呼びやすいかも」


「そう言って貰えると嬉しいです。ワタルさんは何かいい名前、思いつきます?」


「う〜ん・・・こっちに馴染む名前って考えると、パッとは思いつかないかなぁ」


「まぁ、まだ時間はありますのでゆっくり考えていきましょう」


「でも、ユリシアって名前は結構気に入ったし、それ良いかも」


「では、第一候補にしましょう」


「男の子の方はクロノアかな?」


「私はダインですね」


「あらら、分かれちゃったか」


「これは話し合いになりそうですね」


と笑い合っていると、


「お主ら、さっきから何の話をしておるんじゃ?」


ティーがヒョコッと現れた。


「生まれてくる子の名前の候補を決めてたんだ」


「ほぉ〜名前の〜。では、ラーブルクを名乗る事を許可するのじゃ!」


などといきなり言い出す。


「いやいや、それは流石に駄目でしょ。テンメルスさん達が困っちゃうよ」


「別に妾が許可するんじゃから良いじゃろ」


「流石に王家の名を使うのは・・・」


とアリーも困り顔だ。


「よいよい、1人目じゃなくても2人目以降ができたら使っても良いぞ」


「まぁ、その時になったら考えておくよ」


ひとまずそう返答して、先延ばしにしておく。


そんなやり取りをしていたら、いつの間にか他の人達も集まって来ており、


「名前を決めてるそうだ」


「私と同じ、オルフェにしておきなよ!」


「ママずるーい。アリシアお姉ちゃん、ベルって使って」


「ルインって名前良いですよね?ね?」


そんな感じで、何故か各々が自分の名前を付けて良いよなんて言い出し、名前が決まるまでまだ暫くは時間がかかりそうだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ