登場人物紹介③
103話〜161話の登場人物です。
メア・ストラウド
獣人の国ストラウド王国の第3王女。
狼の耳と尻尾を生やした黒髪の女性。
大使としてウッドフォード公爵家に訪れた際に、エレオノーラと模擬戦をした末に負けて、その強さに惹かれて求婚をする。
本人は強さがあれば性別関係なく結婚したいと考えているが、いきなりの求婚にエレオノーラには断られるが、友人としてという提案をされて喜んで受け入れた。
剣の才能があり、国内でもトップクラスの強さ。
獣人は自身よりも強い者に惹かれる性質があり、エレオノーラにあった瞬間に強者特有の匂いを感じたと言う。
主人公達の家に訪れた際に魔物達の襲撃に遭ったが、その強さを遺憾無く発揮して活躍している。
兄弟が5人、姉妹が4人おり、兄弟との仲は良くも悪くもないが、姉妹は全員が王位継承権を放棄している事で仲は良い。
メア自身も王位を継ぐつもりは無いので継承権を持っていないが、国の為になる事には積極的に参加している。
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ヴォグル
ドワーフの男。
とある街で鍛治士を営んでおり、エレオノーラの武器も手入れしている。
腕は確かだが、客を選んでいる為、店はあまり繁盛していない。
主人公が持って来た錆びついた剣に封印が施されている事を見抜いてくれた。
その後、剣が聖剣だったと分かり大興奮した。
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エニス
魔の森の近くにて親族とヒッソリと暮らしていたが、魔物の襲撃に遭い死亡するが、幽霊となりその土地にから出られなくなった。
偶然訪れたルインとは友達となり、主人公や大賢者の助けもあって、縛られていた土地から解放され、世界各地を見て回っている。
ルインとは定期的手紙でやり取りをしているらしい。
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シエル
白い髪に、背中から膝まで伸びた真っ白な大きな翼を生やした翼人族の女性。
秘境にある翼人族の里から飛び出して来たが、途中人間に捕まり奴隷として売られそうになっていた所を必死に逃げ出し、魔の森の上空で力尽きて落下して来た所を主人公達に保護される。
背中から生えた翼で空を飛ぶ事も出来て、人1人であれば抱えて飛ぶ事も出来る。
また、他者の心を少しだけ読む力も有しており、主人公達が本気で自分の身の安全を心配している事が分かり心を許した。
翼人族の寿命は平均1000年と長く、シエル自身は200年は生きていると言うが、見た目は20代前半と若々しい。
助けてくれたお礼として1度里へと戻り、里で栽培していると言う怪我や病気の回復を促進する桃を持って帰って来た。
翼人族はこれを主食としている為、自然治癒の力に長けている。
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ヒノウラ・シオリ
和服を着た黒髪の女性。
和風の建物が立ち並ぶ国ヒノウラの国王の孫でもある。
魔力欠乏症と言う治療が困難な病気で寝たきりとなるが、助ける為に訪れた聖女シャロンと主人公達の助けによって、無事完治する。
その際、聖女の献身的な姿に感銘を受けて弟子入りをする。
真面目で物覚えも良く、シャロンからは高評価を受けている。
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ヒノウラ・ダンゾウ
白髪の男性で、ヒノウラを治める王様。
シオリの祖父でもあり、小さい頃に両親を失ったシオリを大切に育ててきた。
シオリが病に侵された際には、様々な手段を尽くしたが一向に良くならず、聖国の力を借りる事にした。
シオリを助けてくれた主人公達には心から感謝しており、お礼として主人公の欲していたヒノウラ産の米を定期的に送る事になった。
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クイーンアント
黒い髪に黒いドレスを纏い、頭には蟻の触覚を生やしている人間の姿をした女性。
正体は体長3mを超える蟻達の女王。
産卵の役目を終えて人間の姿に進化したと言う。
巣の近くに住み着いた、体長2m程の蜘蛛により仲間を捕まえられて疲弊していた所にやって来た主人公達に助けを求める。
無事に仲間を助けて貰い、主人公達とは協力関係を結ぶ。
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パラス・レイ・ゾーラ
アリシアが通っていた学園アルカナデラの学園長。
その姿を見た学生は居ない事から、存在していないのではと噂される程、謎に包まれている人物。
主人公達と話した際には、老婆の声や男性の声とそれぞれに別の声で話しかけており、どれが本当の声かは分からない。
主人公達が勝手に学園に入った罰としてマンドラゴラの採取を命じた。
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ドラちゃん
体長20cmの金色の丸い体に短い手足を生やして自由に動くマンドラゴラ。
通常のマンドラゴラは茶色で細長く動く事は無い。
人間の言葉も理解しており、主人公達の問いかけに身振り手振りで意思疎通をしている。
思いつきで主人公達に付いて行く事にして一緒に暮らす事となった。
クロ達とも意思疎通が出来ているらしく、すぐに仲良くなっている。
初めて会う他人に、主人公達の友人と言われて一緒に付いて行ってしまう程、警戒心が足りていない所もある。
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ロス・バレンシア
黒髪に赤い瞳の人間の女性。
リッヒの師匠であり、伝説暗殺者とも呼ばれている。
リッヒに会う為に、ドラちゃんを誘拐した。
実力はかなりの物で、完全に気配を消す事で誰にも察知される事なく忍び込みターゲットを暗殺する。
龍王であるティーでも、気配を感じ取れない程だと言う。
リッヒが復讐を果たして自身の元を去った後、暗殺者ギルドを抜けて自分も暗殺者を辞めて世界を放浪している。
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メアリー・ホーネスト
赤い髪と瞳をした少女の姿をした人物。
2000年前に滅んだとされていたヴァンパイアの生き残り。
ヴァンパイアの国で、かつて存在したと言う始祖の力を引き継いだ者として崇められていたが、ある日空に浮かんだ赤い月を見た事で暴走し、ヴァンパイア族を滅ぼし周辺国によって封印される。
長い年月を経て封印に綻びが生じて、赤い月と共に暴走しながら復活したが、主人公の聖剣とティーのお陰で気絶させられて事なき終えた。
これ以上周りを傷付けない為に、自分を殺して欲しいと願うが、暴走を止める出立てを探そうと主人公達に説得されて一緒に暮らす事となる。
ヴァンパイアは魔法を使う事は出来ないが、自身や他者の血を操る事が出来て、血を固めて槍にしたりシールドにしたりと攻守に優れており、血を吸う事で瞬時に傷を癒す事も出来る。
また、ヴァンパイアは日光を浴びる事で本来の力の半分以下しか出せなくなるが、始祖の力を強く引き継いだ者はその影響を受けない。
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聖剣アルタドゥイン
剣身に赤い文字が刻まれた銀色の剣。
3000年前の勇者が使っていた、どんな物質をも切り裂くという聖剣。
選ばれた者にしか引き抜く事も持ち上げる事も出来ない。
魔王を倒した後、勇者の希望により大賢者が封印を施したが、主人公が聖剣を持ち上げる事が出来た知り封印を解除した。
過去に勇者が使った際には、山をいとも容易く真っ二つにした程、秘められた力があると言う。




