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新たな人生

ある日、目を覚ますとあたり一面真っ白な世界で変な老人の前に立っていた。


小武こたけ わたるよ、お主はつい先程、今世の人生を終えたのじゃ」


 小武 渡(27歳)こと俺の目の前に立っていた老人は唐突にそう告げた。

 俺は小さい時から、病弱な体だったが一時は回復して普通の人生を送れていた。しかし、2年ほど前に体を壊してそれからずっと病院で暮らすハメになった。


(ここ最近は調子が良かったはずなんだけどなぁ〜)


と考えていた俺に目の前の老人は続けて衝撃の言葉を放った。


「小武 渡よ唐突だがお主には今から別の世界へと旅立ってもらう」


「は?今なんて?」


「じゃから、別の世界に旅立つんじゃ」


「いやいやちょっと待って何言ってるのか、良く分からないし、ていうかアンタ誰だよ」


「む、そういえばまだ名乗っておらぬな。わしはこの世界を管轄しておる神様じゃ!」


「神様?」


「そうじゃ」


(俺は頭がおかしくなったのか?)


「お主、頭がおかしくなったとか思ったじゃろ」


(なんでバレてるんだ)


「わしは頭の中で思ったことは、ある程度わかるんじゃ」


「そうなのか・・・」


「まぁ、そんな事はさておき、どうじゃ別の世界に旅立ちたくはないか?」


「いや、急にそんな事言われても訳わからないし、そもそも別の世界って言ってもどんな所なんだよ」


「手短に言えば魔法やモンスターが存在する中世ヨーロッパな世界かの」


「なんか、ありきたりだな」


「でも、男はそういうの好きじゃろ」


「まぁ別に嫌いでは無いけど・・・ていうか、そんな世界に行って何するんだ?魔王討伐とか?」


「いや、別に何もしなくて良いぞ」


「なんだそれ?俺が行く必要あるのか?」


「まぁ、人が行くことでコチラにメリットがあるんじゃよ。この話はもう良いから、ほれどうじゃ行かんか?今なら最強の剣とか、どんな特典でもくれてやるぞ。」


「え〜、戦って暮らすのはなぁロマンはあるけど・・・農具とかないの?せっかく暮らすのならスローライフ送りたいんだけど」


「農具かぁ、あったかのぉ・・・おぉ、たしかアレが使えるな。ほれ、コレじゃ」


と言われて手渡されたのは腕輪だった。


「腕輪?」


「その腕輪は、お主が思い浮かべた道具に形を変化させるのじゃ。試しにクワを思い浮かべてみよ」


半信半疑で俺がクワの形を想像すると、なんと腕輪がクワに変形したのだ!


「うわっ!なんだコレ!」


「ふっふっ、凄いじゃろ?クワ以外にも、オノ・ピッケルなんでも御座れじゃ!なんなら剣とか槍にも変形可能じゃぞ。まぁせいぜい鉄製止まりで、伝説の武器みたいなのには流石に変形できないのじゃがな」


「へぇ〜それでも凄い便利じゃん」


「どうじゃコレ持って異世界に行かんかの?」


(まぁ、今までの人生に未練がある訳では無いし別に良いか)


「うむ、どうやら心に決めたようじゃの。では、早速転移じゃ、いくぞー」


「そういえば、どんな所に飛ばされるんだ?」


「うむ、お主自体はそこまで強く無いからのどかな平原に送ろうと思う」


(まぁ、それなら安全そうだ)


「それと、その腕輪はお主とお主が認めた者以外は使えないようになっておる」


(防犯対策もバッチリだな)


「最後にお主のその病弱な体では生き残れそうにないから、健康な体にしてやったぞ」


(そうなのか・・・)


「わざわざ、ありがとうございます。しっかり第二の人生歩んでいこうと思います」


「うむ、ではゆくぞ転移開始ー」


そういうと、俺の視界は光に包まれた。

そして次に目を開けるとそこは、うっそうとした森の中だった・・・

みなさん初めまして!

今回この作品を読んで下さりありがとうございます!

小説の投稿に初挑戦してみました。初投稿という事で拙い文章ではありますが、ご指摘等頂けると今後の糧にしていきたいと思います。

投稿頻度はまだ未確定ですが、面白そうと思って下さった方は是非今後ともよろしくお願いします!

それと今回は初投稿なので、2話目も投稿してあります。引き続きお楽しみください。

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