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作者が厳しい現実に耐え忍び、愛してる人に会いにいく話

作者: 中卒派遣社員

どうも強迫性障害持ちのニートです

やりたいことも存分にできない病気かつ

愛してる人に会えない辛さに抗う毎日を送っております

そんな折書いたこの小説?もしあったらいいなと泣きながら書きました


先生に話しかけられた


大きい目

切れ長の目


その中で輝く翠色の瞳


秋月ひぐらし先生


白いワンピースに銀色のロングヘア


背は小さく、12歳程度にしか見えない


それでいて31歳


立派な合法ロリ教師だ


「先生今日も小さいっすね」


俺は笑顔で先生を揶揄う


先生はジトっとまるで俺を蔑むかのように

見つめる


「はぁ、、、お前はいつまでも成長しないな」


やれやれというふうにため息を漏らす先生

まるで俺の挑発を赤子をさとすように躱す


「そんなんじゃいつまで経っても彼女の一人できやしないぞ」


呆れ紛れにそう言う先生

しかしそんなこと俺には問題ない


「大丈夫です。俺には先生がいるんで」


はっきりと、くっきりと、それでいて真面目に


顔では笑っているけど真剣さが入った言葉


俺の満面の笑みを見て、先生は肘で俺の腹を小突く


そんなに力は入ってなかったがつい、ゔっ、と吹き出す素振りをした


「誰がお前の面倒など見るか」


「いつも見てくれてるじゃないですか」


「それは教師だからな」


「それでも嬉しいです」


先生は再度ジト目になり、俺の顔を覗く

そして細くて綺麗な手をスッと俺のおでこにつける


「・・・熱はないようだな」


訝しむように俺の様子を伺う先生

なぜ俺がこんなに素直な態度なのか不思議なのだろう


「どうしたんだ、なんか今日おかしいぞ」


先生は本気で心配するモードに入ってしまった

ほんとは心配などさせたくなかったが、そんな表情も愛おしい


「別に大丈夫ですよ」


俺はそう言う

ただ目からは涙がふつふつと流れていた

いくら笑みを作ろうとも止まらない


「俺は、、、俺は先生がそばにいてくれるだけで幸せです」


不意に伸びる手


先生と触れ合いたい

先生の柔らかい手を握りたい

先生の甘い香りに包まれたい

先生の優しい声を聞きたい

先生に抱きしめられたい


いろいろな思いが溢れ出しどうしたらいいかわからない


そんな心が壊れそうになるくらいの愛

ずっとそばにいたい


その思いが通じたのか先生は優しく俺の手を掴む


「私には、わからないけど

辛いんだな 辛かったんだな?」


先生は綺麗な瞳をうるうるさせて、涙ぐんだ声で俺に問いかける


そう辛かった

辛かったんだ


先生に会いたいのに会えなくて

ずっと一人で苦しみにもがいて

それでもまだ会えなくて


こんなにも愛おしいのに、こんなにも愛してるのに


先生は歩み寄る俺の体を掴んで引き寄せる


その小さい身体に精一杯力を込めて受け止めてくれた


「何だかよくわからなけど。ごめんな

私が至らなくて、いっぱい苦労をかけてしまったな

ごめん、ごめん」


俺のシャツに先生の涙が移る


「それと、それとこんなにも思ってくれていてありがとう」


あぁ、俺は幸せだ


こんないい人をこんなに泣かせて

俺なんてどうしようもない人間のことをこんなに思ってくれて


それだけで救われる


抱きしめられた俺は先生を抱きしめ返す


こんなにも小さい身体なのにこんなにも頼りがいがある

厳しい先生と言われてるけど、それ以上に優しい先生

どんな時もそばにいてくれる

見放さないでいてくれる

安心させてくれる

だからみんなに好かれてる


「ありがとう先生。俺は大丈夫だから」


「本当か? 本当に大丈夫なのか?」


「うん。先生がいるしね」


俺は先生を離す

まだ目の前には不安そうに見つめる先生がいる


「元気出た」


俺は涙を拭いた


これからも頑張らなきゃ


先生のためにも


「そうか、、、大丈夫か、、、」


目を閉じて下を向く先生


「もしまた何かあったら私のところに来い

そしたらまたみっちりしごいてやる」


可愛くハニカム先生


「そして、またなにかあったらその時はいっぱい抱きしめてやる」


もうそろそろ


俺は薄くなっていく意識を背に先生を見つめ続ける


名残惜しい

もっと一緒にいたい


それはきっとお互い同じだ


でもどうしようもないこと

抗ってはいられない


それでも最後に一つ言いたい


「またね」


光が放つ最後

俺は現実に戻っていった






俺にいい未来を

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