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妖狐と祓い屋  作者: 狐珀
2/18

〜嘗ての記憶〜

キャラ説明

珠鈴・(たつみ) 珠鈴(みすず)紀の1番弟子で性格は真っ直ぐで

責任感が強く、何事にも全力で取り組み行動力が高い

性別は男の子、年齢は19歳

紀 ・(たつみ) (かなめ)巽家現当主性格は普段はおちゃらて

いるがやる時はやる。祓い屋の中では一目置

かれている存在。希に影があるような素振りを見せる事が

ある性格は男性、年齢は 24歳

鐘雲・鐘雲(かねぐも)紀の唯一の式。紀の命令は絶対…らしい

性格は紀と近い関係の人には親切だが、敵

は容赦はしない…冷徹な1面も持っている

性格は一応男性、年齢は不明

第2話「〜嘗て(かつて)の記憶〜」


妖狐が発した言葉に珠鈴は耳を疑った


珠鈴「っ!?お前が師匠の式?」


???「あぁ…」


珠鈴「でも私が稽古(けいこ)を付けてもらっている時は式なんて居なかったはず…」


???「それもそのはずだ…我は主様の命である穢れ(けがれ)が封じられている(やしろ)を護って(まもって)いたのだ…」


と体の自由を奪われながら妖狐は語った


珠鈴「社?お前は…」


珠鈴が喋ろうとした瞬間(しゅんかん)妖狐が声を重ねるように喋り始めた


鐘雲「我はお前ではない…主様より鐘雲(かねぐも)という名を頂いているのだ…」


珠鈴「ごめん…なさい…」


鐘雲「別に良いがな…そなたの名前は…?」


そう鐘雲が珠鈴に尋ねた


珠鈴「私の名前は珠鈴、(たつみ) 珠鈴(みすず)と言います。」


鐘雲「珠鈴…そうか…そなたが…」


鐘雲は一人小さな声で呟いていた、すると鐘雲が珠鈴に聞いた


鐘雲「珠鈴…そなたは師匠である我が主様を探しに来たのだな?」


珠鈴「っ!そうです…鐘雲…貴方は師匠の居場所(いばしょ)を知っているんですか!?」


そう珠鈴は食い気味(ぎみ)に尋ねる(たずねる)


鐘雲「ふむ…すまないが我は主様の居場所は分からぬ…だが…」


珠鈴「何ですか?」


鐘雲「主様から弟子が探しに来たら伝えて欲しいと言われている事があるのだ…」


珠鈴「っ!そうなんですか!?それは一体…?」


鐘雲は主である紀に弟子である珠鈴に伝えて欲しいという事があると言い出した…それは紀が嘗て体験した悲惨な物語だった。何故それを珠鈴に伝えようとしたのか…?


鐘雲「ふむ…しかしこれは言葉で説明するのは少し難しい…それ故に我の妖術(ようじゅつ)で過去の記憶を見せてやろう…」


鐘雲がそう言うと体の自由が効かないなか珠鈴の目をじっと見つめた…


鐘雲「では…我の嘗ての記憶(きおく)を見せるぞ…」


珠鈴「はい…お願いします…」


すると辺りの景色(けしき)が一気に変わった…すると


巽家(たつみけ)屋敷にて〜


紀「鐘雲〜どこだい?」


珠鈴の師匠である紀の明るくおちゃらけた声が辺りに響いた(ひびいた)…ここは巽家…祓い屋の中でも指折り(ゆびおり)の名家(めいか)


鐘雲「っ!主様!お帰りなさいませ…どうされたんですか?」


紀「おっ!居た居た!」


そう言うと紀は鐘雲の近くに駆け寄った(かけよった)


紀「あれ?鐘雲今は屋敷の中だから狐の姿になっても良いんだよ?」


と紀が鐘雲に問いかけた…その鐘雲の姿は少し金色がかった長髪の美しい青年の姿だった…しかしフサフサとした尻尾と可愛らしい耳は出ていたままだった


鐘雲「そうなんですが…この姿の方が落ち着くというか…なんと言うか…」


と少し恥ずかしそうに鐘雲は言った


紀「そっかそっか!それなら良いんだ!ふふ」


鐘雲「して…何故私を探して居たんですか?」


紀「そうそう!それなんだけどね!」


紀が少し気分が良いのか楽しそうな声で話し始めた


紀「なんと!この度!私!(たつみ)(かなめ)は!祓い屋業界(はらいやぎょうか

い)の(おさ)である天羽様(あまはさま)から特別依頼(とくべついらい)をを賜りました!」


天羽とは祓い屋業界を取仕切る(しきる)言わばボス的存在の人物だ


鐘雲「それは本当ですか!?」


鐘雲は驚きを隠せない様子で紀に尋ねる(たずねる)


紀「本当だよ!!これで僕達の家もまた一段と知名度(ちめいど)が上がっていくね!うーん…最高!!」


と紀は喜びを隠せない様だった…その証拠(しょうこ)に紀は1人小さな振り付けを付けながら踊っていた…すると鐘雲が尋ねる


鐘雲「主様…そのご依頼の内容はどの様な物なのでしょうか?」


すると紀は踊るのを辞め鐘雲方に体を向けると依頼の内容を静かに話し始めた


紀「天羽様から賜った依頼はね…東の村に野狐が現れたらしいんだけど…その野狐が結構曲者(くせもの)らしくてね…近くの祓い屋では手に負えないからって僕にご依頼をなさったんだ。」


鐘雲「野狐(やこ)が…それはまた厄介(やっかい)なご依頼ですね」


と少し表情を曇らせながら鐘雲は言った


紀「まぁまぁ…それ(ほど)僕達が信頼されてるって事だよ!」


励ますように紀が鐘雲に言った。


鐘雲「そうですかね…でも東の村までは結構な距離がありますよ?移動手段はどうするのですか?」


紀「そう!だからね!」


と紀は鐘雲にぐいっと寄った(よった)

この度はこの作品に目を止めていただき、ありがとうございます!小説は書くのは初めてで至らない点がありますが、暖かい目で見守って下さると嬉しいです。これからよろしくお願いします!

m(_ _)m

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