2-11 シャイルとタルトの計画
シャイルは休日中に作っておいた指輪を、タイミングを見てシフォン。ショコラ、ヴェリーに渡しておいた。
この3人に先に渡したのは、まだ指輪は3個しかなく、最初にティラにあげたという理由からである。
もちろん、プディンやタルトに文句を言われたのは言うまでもない。
しかもそれだけでなく、スフレールから無言の圧力や、クーヘンバウムから直接ねだられる、指輪を貰ったショコラがある種の爆弾を投入するなど、シャイルがさらに精神的ダメージを受ける事となった。
・・・・・・・
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・・・
その日の夜中。
シャイルとスコティーが寝てからしばらくたった頃。
「・・・ん?」
スコティーは、ふと人の気配を感じて目が覚めた。
まだ暗闇に慣れていない目をこすりながら、なんとか目を凝らす。
しかし、うっすらと見えてきた目には人の姿を捉えられない。
「・・・シャイル君?」
感じた気配がシャイルなのかなと思い、確認するようにシャイルの名を呟く。
しかし、返事はない。
トイレに誰かいるような気配はないし、部屋の鍵もかけているはずだ。
もし鍵以外の何らかの手段で鍵を開けたのなら、魔法装置が働き警報が鳴るはずである。
と言う事は、誰かが侵入したわけでは無い。。
上で寝ていたはずのシャイルが、どこかに行ったのかとも思ったのだが、こんな時間に出ていくはずもないと考える。
一応シャイルがいるかどうかを確認しようとも考えたのだが、さっきシャイルの名前を呟いても返事がなかったし、寝ていたら悪いと考え直す。
スコティーは、おそらく自分の勘違いだろうと、気にせずに再び寝る事にした。
・・・・・・・
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翌朝。
スコティーが、いつもの日課である早朝トレーニングを終え、シャワーで汗を流してから部屋へ戻る。
そしてこれも日課となっているのが、シャイルを起こす事である。
とはいえ、実はシャイルは起きているのだが、隠れて努力しているスコティーに気づかないフリをしているだけだ。
その為、スコティーが部屋に戻ってきた時には、寝た状態でいないといけないというのが実情である。
そして、いつものようにスコティーはシャイルを起こす。
「シャイル君、朝だよ!起きて」
「・・・あ、ああ・・・今、起きる」
もそもそしながら、シャイルは身体を起こしベッドを降りる。
あくびをしながら、眠たそうにしているシャイルにスコティーは話しかけた。
「おはよう。・・・シャイル君、ちょっと聞きたいんだけど、夜中に部屋を出たりした?」
「ふわぁ~・・・いや、ずっと寝てたけど?つーか、夜中に部屋を出たりしたら、すぐばれるだろ」
そう、シャイルの言う通り、寮は魔力による監視をされており、寮から抜け出せばすぐにばれて連れ戻されるのはもちろんの事、部屋から出ただけでもばれてしまい部屋に戻される。
基本的に、就寝時間を過ぎてから部屋を出る事を禁じられているのだ。
それは余計なトラブルを防ぐ事と、規律を守る事を徹底させるという名目である。
「そっか、そうだよね・・・」
「・・・何か気になる事でもあったのか?」
シャイルは、まさかなと思いつつスコティーに尋ねる。
「う~ん、いや、夜中に人の気配を感じた様な気がして、目が覚めたから」
「ふ~ん、でも、その時は誰もいなかったんだろう?」
「うん、まあね。シャイル君に確認しようかとも思ったんだけど、寝てたら悪いと思って声をかけるのを止めて、気にせず寝る事にしたんだよね」
「そりゃ、正解だな」
シャイルの言った意味と、スコティーが捉えた意味は違うのだが、それにスコティーが気づく事はない。
「うん、そうだよね。無理に起こしてたら、僕は絶対に怒られるよね」
「まあ、怒りはしないが、機嫌は悪くなるかもな」
別に無理に起こされたからと言って、怒ったり機嫌が悪くなったりするようなシャイルではないが、冗談めかしてニヤッとした笑みをスコティーに向けていた。。
・・・・・・・
・・・・・
・・・
訓練授業の時間となり、今回シャイルはスコティーと手合わせをしている。
シャイルは予め、もしかしたらこの場を離れる事があるかもしれないと、スコティーに伝えている。
特に詳しい説明はせずに、「杞憂になるかもしれないけどな」と一言だけ付け加えておいた。
スコティーは気にはなるものの、シャイルが何も言わない以上、深く聞く事が出来ないため、今は何も考えずにシャイルと剣を交えている。
その2人の近くでは、シフォンとタルトが手合わせをしていた。
シフォンは双剣士とは戦った事が無い為、現段階で本気で戦えばタルトには勝てないだろうと感じている。
そのため、双剣士との戦い方に慣れる為に、タルトに無理を言って戦い方を学ばせて欲しいと頼んだ。
タルトはその事に、特に嫌がる事もなく了承していた。
魔族は基本的には好戦的な種族である。
それが故に、誤解されがちな部分もあるのだが、殺戮を好むというわけではない。
中にはそういう者もいないわけではないが、大半の者は強い者と戦う事が彼らの楽しみなのである。
その魔族であるタルトも、もちろん好戦的な性格である。
であれば、本当ならそんな中途半端な事をせずに本気で戦う事を願うはず。
そんな彼女が、シフォンの頼みを引き受けたのには訳がある。
今のまま戦っても、シフォンは双剣に対応する事は出来ずに、あっという間に終ってしまう。
それこそつまらない。
であれば、シフォンが自分に対抗できるくらいになってもらえば、戦いが面白くなると考えた。
というのが1つ。
他にも理由があるのだが・・・
ガキィーン!!
タルトとシフォンが斬り結んでいた時、急にタルトの真後ろで金属が弾かれた音がした。
シフォンは音のした方を見ると、そこにはなぜかシャイルがいる。
そして、彼の足下には刃渡り20cm程の短剣が落ちていた。
おそらくシャイルが、持っていた模擬剣で短剣を弾き落としたと考えられる。
シフォンとタルトは一旦手を止め、シフォンがシャイルに何が起ったのかを問い詰めようとしたのだが、先にタルトがシャイルに話しかけていた。
「やはり、シャイルの言う通りだったな」
「ああ、まあ思っていたよりは早く動いてくれたけどな」
シャイルは短剣を拾い、その短剣を細かく確認しながら応える。
「ねえ、ちょっと、どういう事なんだい?」
未だに状況が掴めないシフォンが、2人に問いかける。
「別に対した事じゃない。ただ、タルトが狙われたってだけだ」
と、シャイルが事も無げにさらっと応える。
「ふ~ん、なんだそんな事か・・・って、ええええええ!?」
シャイルにつられて、さらっと流しそうになったシフォンは、シャイルの言葉を頭の中でもう一度確認し直して驚きに声を上げた。
「ちょ、ちょっと!全然大した事あるよ、それ!!」
「大した事ないっての。それより、シフォンうるさいぞ。少し声を落とせ」
「いや、シフォンの言う事は最もだ。私もシャイルの言葉には物言いがある」
シャイルは味方だと思っていたタルトが、シフォンの味方をする事に怪訝の表情を浮かべる。
「私だって、か弱き乙女だ。そこは、タルトの様な乙女を狙うなんて許せん!くらい言って然るべきだ」
堂々と言い張るタルトに、シャイルは開いた口が塞がらない。
「か弱き乙女って・・・お前・・・言ってて、恥ずかしくないか?」
「バッ、バカ!何を言っている!は、恥ずかしいわけが・・あるか!」
シャイルに冷静に突っ込まれ、タルトは急に気恥ずかしさが込み上げてきたが、なんとか取り繕う。
タルトが自分の事を乙女と言うとは夢にも思わず、さらにはか弱きという単語ほど似合わない言葉はないだろうと考えての、シャイルの突っ込みである。
「ねえ、タルトがか弱いかどうかは置いといて、タルトが狙われるってのは問題だよね?いい加減、その辺を説明してほしいんだけど?」
シフォンの前半の言葉に「なんで、誰も私がか弱いとは思わないんだ・・・」と、タルトはムスッとしていたが、そんなタルトを無視してシャイルはシフォンの質問に応えてやる事にする。
「まあ、入学式からずっと、タルトに敵意を持っている奴がいたからな」
と、簡単に説明をする。
「それって・・・タルトがその人に何かしたとか?」
「いや、そうではないだろうな。敵意をむき出しにしたのは、タルトがクラスの自己紹介で魔族と名乗ってからだ」
シフォンはもしかしたら、自分の知らない所でタルトが何かしてしまったのだろうかと思ったのだが、シャイルはそれを完全に否定する。
タルト本人というよりも、種族に対してだろうと暗に告げる。
「・・・それは、ボクが強く言える事ではないけど、タルトは完全なとばっちりを受けているって事かい?」
「まあ、そうだな」
シフォンは、自身とタルトとの最初の出会いの時を思い出して恥じながらも、タルトが何もしていないのに敵意を向けるのはおかしいと考える。
「それに、敵意と柔らかく言ったが、完全な殺意を魔族に向ける程、何か深い恨みでもあるようだな」
シャイルはそう言いながら、先程拾った短剣をシフォンに投げて渡す。
「わっ、ちょっ・・・って、これ!真剣じゃないか!」
弧を描いて投げられた短剣の柄を、急に投げられた事で慌てながらも上手く掴み取り、刃を確認したシフォンが驚く。
そう、その短剣は模擬武器ではなく、この訓練所にはあるはずのない真剣だったのだ。
その短剣が急所に当たっていれば、死んでいたとしてもおかしくはない。
というよりも、完全に殺す気で投げられていたと考えられる。
なぜなら、シャイルが防がなければタルトの心臓に刺さっていたのだから。
「というか、真剣のナイフを投げて寄こすって、ボクに刺さったらどうするんだい!?」
いや、お前がそう簡単に刺さるわけないだろ、とシャイルは溜息を吐く。
シャイルはそれを無視して、話を続けようとしたのだが・・・
「ボクを傷物にしようとした責任を取ってくれるんだよね!?」
と、事もあろうに、シフォンが大声でそんな事を言う始末。
そのシフォンの言葉に、周りではザワッと声が上がる。
もちろん、シフォンは深く考えて言っているわけではなく、せいぜい何かを奢らせようくらいで考えている。
シャイルはシャイルで、シフォンが言っている意味も、周りがザワッとなる意味も全くわからない。
周りがザワッとなっているのと同じ意味で捉え、やはり黙っていられないのはタルト。
「ちょっと待てシフォン!それは聞き捨てならないぞ!!乙女を傷物にした責任を取らせるって事は・・・お前はそういう目的でシャイルに近づいたのか!?」
「はっ?えっ?えっ?・・・ん~・・・・・」
タルトに詰め寄られ驚いたシフォンだが、タルトの言っている事があまりにも抽象的すぎてわからないため、自分の言ったセリフをもう一度吟味している。
「・・・あっ・・・えっ?・・・あっ、ああああああああ」
いくら恋愛に無頓着なシフォンといえども、一瞬何かに思い当たり、一度は (まさか)と疑問を抱いたのだが、やはり行き着く先はそれしかない事に気がついてしまった。
「ち、ちがっ!違くてっ!そ。そうじゃない、そうじゃないんだよ!!」
焦って弁解しようとするシフォンを尻目に、シャイルは溜息を吐く。
「はあ・・・なあ、そんな事はどうでもいいんだが・・・説明はいらないんだな?」
「そんな事とかどうでもいいって・・・いや、ごめん。説明してもらえるかな?」
シャイルが呆れた様に言うと、シフォンは若干ショックを受けたが、先程シャイルとタルトとのやり取りの時に、自分も言った事だと思い出し、話の続きを促す事にした。
「ああ。わかった。・・・っと、どこまで話したかな?・・ああ、タルトに殺意を持っていると言う所だな」
シャイルは一端途切れた話を、思い出しながら整理していく。
「その短剣を見てわかったと思うが、確実にタルトを殺す気で投げている」
「うん、それはわかったけど、それをシャイルが防ぐ意味はあるのかい?」
シフォンはシャイルが防がなくても、タルトが自分で防ぐ事が出来るだろうと考えての発言だ。
事実タルトは、短剣が自分に向かって投げられている事がわかっていた。
「ああ、それにはちゃんと訳がある。タルトが自分で防がず、他の人が防ぐ事でタルト自身に大した実力がないと思わせる為だ。特にこの場の誰よりも弱い俺がそれをやる事で、さらにその思いは増すだろうな」
シフォンはその説明を聞いても、色々と釈然としない所がある。
特に、シャイルがいたはずの場所は自分達と離れていたはず。
その距離を、自分が察知するより早く気づき、一瞬で防ぎに来る事が出来るというだけで、十分実力があるのではと思う。
ただそれはシフォンに実力があり、更にシャイルの事を少しずつ理解してきているから思える事であって、他の者からしたら意に介さない。
実際、単純な実力だけで言えば、シャイルはクラスメイトには敵わないというのも、紛れもない事実ではある。
とりあえず、シフォンもそこに触れる事はせずに、シャイルに問いかける。
「それで、タルトに実力がないと思わせる理由は?」
「どれほど深い恨みがあろうと、その対象である相手は魔族だ。魔族を直接知らない者でも、魔族が高い戦闘能力を有していると考えられているだろう?そんな相手の実力も知らずに、いきなり真正面から向かうなど、バカのする事だからな」
確かにそうだけど、それならタルトの本気を見せた方が、狙われにくいのでは?とシフォンは考えている。
「多分シフォンが考えている事も、別に悪くはない。ただ、それをすると、常にタルトは陰から狙われ続ける事になる。それに対応する事も出来るだろうが、ずっととなると鬱陶しい事この上ない。もちろん、相手を撃退しようと思えば出来るが、見事に証拠を残さずにやっているから、撃退すれば立場を悪くするのはタルトになる訳だ」
シャイルはそう言いながら、シフォンの持つ短剣を指差す。
シフォンは指された短剣を見て思う。
確かに、普通であれば投げた相手の魔力の痕跡が残るはずだが、それを感じられない。
さらに、シャイルが短剣を防いだとき、短剣の軌道上を確認したのだが、上手く人の間を縫って投げていたようで、その特定も難しかった。
これではシャイルの言うように、相手を特定し撃退したとしても、他の人からしてみれば証拠がないのだから、魔族が人間を襲ったという構図が出来上がってしまうと考えた。
だからといって、相手を撃退する事も出来ず、常に狙われ続けるのも面倒だ。
それを考えると、シャイルの言わんとしている事が少しわかってきた。
「なるほどね。相手を正面に燻り出す事が目的って事だね?それと、さっきの言い方だと、その相手はわかっているんだね?」
タルトが、自分では死角への遠距離攻撃を防ぐ事が出来ない程度の実力であると思わせる。
では次に、接近戦ではどうなのか。
タルトはシフォンとの手合わせにより、手を抜いた実力を本気の様に見せている。
一度、騎士との手合わせで、華麗な剣技を見せてはいるが、それは騎士が全てを捌いているため特に問題はない。
遠距離攻撃も防げず、接近戦に持ち込んだとしても大した技量はない。
そう思わせる事。
これが、タルトがシフォンの頼みを引き受ける事にした、他の理由でもある。
ただ、これに関してはタルトが望んだ事ではなく、シャイルからの入れ知恵だ。
正直に言えば、タルトからしてみれば面倒であり、実力を見せつけて近寄ってこないようにした方が良いのではないかとは思うのだが、シャイルからそうしろと言われてしまえば無下にも出来ない。
そんなシャイルの狙いとして・・・
「まあな。相手は最初からわかっているけど、敵意を向けているだけで何もしてこないのなら、問い詰めても相手からしてみれば、ただの言いがかりだ。それに今回の様に、証拠を残さないで狙われても同じ事だ。だったら、直接狙っても大丈夫だと思わせればいい。そのためにもう一つ、仕掛けておいたし」
「もう一つの仕掛け?」
「魔法授業で、タルトが詠唱魔法を使えない状況を見せている。これで、相手からしたらタルトの実力が出そろったはずだ。だからおそらくだが、そろそろ直接仕掛けてくるんじゃないか?」
シャイルが無詠唱魔法を使う事が出来るなら、タルトだって出来ないわけがない。
だから別に、彼女は魔法自体が使えないわけではないのだろう。
しかし、それを知る者は限られている。
そのため、シフォンは (なるほど)とは思うものの、思考はタルトと似ているが故に、それでもやはり実力を見せつけた方が楽なんじゃないかな?と思ってしまう。
これがもし、赤の他人の事であれば、シャイルも彼女達のやり方を止めはしないだろう。
というよりも、シャイル自身が関わるつもりがないと言う方が正解だ。
しかし、それが知り合いとなれば、シャイルもただ傍観しているつもりはないし、その場凌ぎで解決しようとは思わない。
多少は面倒なやり方をしても、最終的に面倒事がなくなるのであればその方がいいと考えている。
そこが短絡的なシフォンやタルトと、先も見据えたシャイルとの考え方の違いである。
そんなシャイルにとっては、タルトを直接狙ってくれる事が望ましい。
それには、相手を咎めるとか退学にさせようとする考えは一切無い。
もっと単純な事で、タルトを狙う理由を知る為である。
まず、そこがわからない事にはどうしようもない。
今の状態だと、ずっとその理由を知る事は出来ないだろう。
もちろん、直接正面に立たせる事が出来たとしても相手が素直に話すとは限らない。
しかし、シャイルとしては、それはそれで構わないと考えている。
何にしても、直接対峙する事が出来てからの問題である。
「ま、いいけど・・・だけど、君がそう言うのなら、タルトや他の人の安全は保証出来るって事だよね?」
シフォンは自分が余計な口出す事ではないだろうと納得させる。
そして、相手がタルトよりも強い可能性や、他の人が巻き添えになる危険を考慮して、シャイルに念を押すように問いかける。
「ああ、タルトに怪我をさせるつもりはないし、この件で他の誰かに迷惑をかけるつもりもないさ」
「ふ~ん、そっか。それならいいけどね」
何よりも無駄な血を流す事を由としないシフォンにとって、シャイルが大丈夫だというのならそれ以上言う事はない。
ただ、その言葉が守られなかった時は、シフォンはシャイルの事を許しはしないだろうと心に誓うのだった。
登場人物
◆シャイル:謎多き主人公
◆スコティー:シャイルと寮が同室のクラスメイトの少年。剣士
◆シフォン:勇者を志すクラスメイトの少女。剣士
◆ティラ (名前のみ):シフォンとシャイルに助けられたクラスメイトの少女。治癒魔法士
◆ショコラ (名前のみ):ティラの双子の姉でクラスメイト魔道士
◆ヴェリー (名前のみ):シフォンと同室でクラスメイトの少女槍士
◆タルト:シャイルと知り合いの魔族でクラスメイトの少女。双剣士
◆プディン (名前のみ):シャイルと知り合いの天人族でクラスメイトの少女。武器職無し
◆スフレール (名前のみ):入学式の自己紹介時にシャイルが気にしたクラスメイトでエルフの少女。人間と偽っている。狩人
◆クーヘンバウム (名前のみ):入学式の自己紹介時にシャイルが気にしたクラスメイトの少女。隠密者
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