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2-1 授業初日



 


 入学式の翌日。

 今日から本格的に授業が始まる。


 まず1,2時限目は座学。


 勇者養成学園とは言え、ずっと戦闘訓練ばかりをしているわけではない。

 当たり前だが座学もきちんとある。


 座学の内容は、一般教養や歴史、魔法学、世界中に住む種族の事、魔物の知識、世界情勢など。

 その中で重要度の高いもの程、多くの授業に割り当てられる事になる。


 特に一般教養と魔物の授業は多く設けられる。

 それに付随して、魔法や歴史なんかも習う場合もある。


 この世界では学校に入る事自体珍しい事なので、一般教養の無い者も少なくない。


 そして魔物については、これから前線に出て戦う事になるかもしれない為、戦う魔物の種類・性質・攻撃などを知っておく事は重要だと考えられている為だ。

 もちろん魔物について、授業で習う事が全て正しいと一概には言えないのは確かだ。

 しかし、対峙した時にその魔物を知っているのと知らないのでは大きく違ってくる。

 その知識の差が、生死を分ける事に繋がると言っても過言ではない。


 その為、座学もそれなりに重要とされているのだ。


 だがその重要性をまだ認識していない、戦う事を主と考えている入学したての彼らにとって座学は苦痛でしかない。

 シフォンは苦痛を感じているという面では、その中の一人である。



「うへぇ~、ようやく終わったよ~・・・」

「お疲れ様です、シフォン」

「シフォン、まだたったの2時間が終わったばかりよ?」


 座学が終わったと同時に、机の上に突っ伏して伸びをしながら呟いたシフォンに、ティラとショコラが応える。


「そうは言っても、ボクは頭を使うよりも早く体を動かしたいんだよ~・・・」

「ふふっ、シフォンらしいですね」

「でも、さすがに脳筋のアナタでも、座学の重要性をわかっているんでしょ?」


「それはわかってるんだけどさあ。同じ頭を使うにしても、動きのある事を考えるのはいいんだけど、ただ覚えるだけっていうのが苦手なんだよ」

「なるほど。では、座学でも戦術とかであれば、シフォンもそれほど問題無いという事ですね?」

「まあ、確かにそっちの方がシフォンっぽいわね」


 座学よりも早く訓練をしたいと言っているシフォンに、ティラはフォローするような発言をするのに対して、ショコラはさりげなくシフォンを脳筋と馬鹿にする発言をする。

 しかし、シフォンはそれがショコラなりの励ましであるという事がわかっている為、特に掘り返す事は無く流している。


「ねえ、話しているのはいいのだけど、この後はシフォンの望んでいる訓練よ?早く着替えなくていいの?」


 話を聞きながら、授業の道具を片付け終えたヴェリーが3人に、特にシフォンに向って言葉を投げかける。


「はっ!そうだった!こうしている場合じゃないよ!早く行こう!ほらほら、ティラにショコラ、ヴェリーも!だらだらしてないで!」

「あ、アナタねぇ!アナタがだらだらしてたんでしょうが!」

「ふふっ、シフォンは仕方がないですね」

「私は最初からだらだらしてないんだけど・・・」


 ヴェリーに促されたシフォンは、次の授業を思い出し3人を急かせる。

 その言葉に抗議するショコラと、楽しそうにしているティラ、若干呆れ気味のヴェリーがシフォンに続いて教室を後にした。



 シャイルは、彼女達が教室を出て行ったのを確認してから腰を上げる。

 それを見たスコティーやプディン、タルトも席を立つ。


「別に、お前達も俺に合わせる必要はないんだぞ?」


 後ろに続いてくる3人に振り返りながらシャイルが声をかける。


「うん、まあそうなんだけどね」


 スコティーは、「ははっ」と笑いながらついて来る。

 まだ初日だし、心細いのもあるのだろうとシャイルは考える。


「私は~、シャイルがこの学園に来るって言うから~、興味を持っただけだし~。他に知り合いが居るわけでもないしね~」

「右に同じだ」


 プディンとタルトは、元々この学園に興味があるわけではないからと告げる。


「いや、なんでそんなに俺にこだわるのかはこの際置いておくとして、折角来たんだから俺以外とも接しておけよ」

「え~、でも~、なんか奇異な視線を向けられているっていうか~」

「プディンの言う通りだな。この視線はあまり気持ちのいいものではない」


 まあ、それもそうかとシャイルは思う。

 それにその視線に混じって、特にタルトに対しての気になる視線 も感じている。


「確かに、今の段階では仕方ないか。それとタルト・・・」

「ああ、わかっている」


 シャイルが言うまでもなく、タルトには気づいていたようだ。


「わかっているならいいが、もし何かあっても無茶(・・)はするなよ?」

「ああ、もちろんだ。実際、事が起こっても、恐らくシャイルが心配しているような事はしないと約束しよう」


 シャイルが言う無茶とは二つの意味を込めてなのだが、それもタルトにはちゃんと理解しているようだった。

 それを確認したシャイルは軽く頷き、そのまま教室を後にするのだった。





 そして3,4時限目。

 ようやくシフォンが待ち望んでいた訓練が始まる。


 といっても、まだ最初の段階なので基礎体力作りが基本となる。

 この2時間は最初からずっと8割以上の力で走り、さらに体力が付きようとも延々と走らされる。

 体力が尽きてからでも、行動できるという事が大事だからである。


 なぜなら戦闘時において、体力がなくなったから動けません等という言い訳はきかない。

 それは即、死に繋がる事を意味するからだ。


 この訓練にて、シャイルやシフォン、その他の近接戦闘に特化した者は比較的こなしているが、魔法に特化したものにとっては辛いものであった。



 訓練が終わり、昼休憩の学食にて。


「うええ・・・初日から走りすぎだよ~・・・全然食事が喉を通らないよねえ・・・」


 というシフォンの嘆きが聞こえる。

 嘆きとは裏腹に、持ってきた大盛の丼をバクバク食べている。


「うう・・ちょ、ちょっとシフォン・・・アナタ、そういいながらバクバク食べてるじゃない。こっちは気持ち悪いんだから、あんまり見せないで・・・」

「はあ、はあ・・そ、そうですよ。よく、あんなに動いて・・・そんなに食べられますね・・・」


 未だに授業の疲れが抜けきらないショコラとティラが、シフォンの食いっぷりに胸焼けを起こしそうになっている。

 それでも、少しはお腹の中に入れないと持たない事がわかっている二人は、サンドウィッチ等の軽い物を選び口に運んでいる。


「確かにシフォンの体力は異常ね。あれだけ全力疾走に近い走りをしながら、まだ余裕があるみたいだし」

「そう言うヴェリーも、まだ余裕がありそうじゃない」


 シフォンを異常と言いながらも、ヴェリーもまた余裕があるというか涼しい顔をしている。

 ショコラはそれに突っ込む。


「私はシフォンと違って、ペース配分を考えながら走っていたからよ」


 そう、本来であれば、別に全力疾走をしないといけないわけではない。

 にも関わらず、シフォンは2時間ぶっ続けで、ほぼ全力疾走をしていたのだ。

 しかも、一回も足が止まる事も無く・・・


 他に余裕がありそうな者でも、ある程度は抑えて走っていて、それでも足が止まる時があったというのに。

 ヴェリーがシフォンの猪突猛進ぶりに呆れてしまうのも無理は無い。

 しかもそれでも、まだ余裕が見て取れるのだから。


 未だに大盛の丼をバクバク食べているシフォンを横目に、3人は顔を合わせてフッと笑っていた。



「所でだ・・・なんでシフォン達が俺達と一緒に飯を食ってるんだ?」


 そう、彼女達が話をしていたのは、シャイル達の目の前でだった。

 シャイル達、タルト・シャイル・プディン・スコティーと並んで座っているテーブルの目の前には、ショコラ・ティラ・シフォン・ヴェリーが座っている。


 シャイルは最初、スコティーと二人で食事をするはずだったが、気づけばいつの間にかプディンとタルトが加わり、仕方なくそのまま席に着こうとするなり、今度は対面に彼女達がナチュラルに座ってきたのである。


「ええ~?別にいいよね?」

「全然よくない」


 居るのが当たり前くらいの感覚で居るシフォンに対し、シャイルは即答で否定する。


「シャイルさん、私達が御一緒ではご迷惑でしたか?」


 それに対して、ティラは自分達が迷惑だったのではと遠慮がちに聞いた。


「いや、全然。・・・それと、俺の事はシャイルと呼び捨てで構わない」

「ちょっと!ボクとティラへの対応が違い過ぎないかい!?」


「それはきっと、日頃の行いのせいだろう?」

「ちょっ、日頃の行いって!清く正しく美しくがモットーなボクに対して、それはどういう事だい!?」


「それ、一つも合って無いよな・・・?かけ離れているような気が・・・」

「ひどっ!酷くないかい!?そもそもボクの日頃の行いを知るほど、出会ってからそんなに経ってないよね!?」


「まあ、冗談はさておき、あれだ。シフォンの奇行はこの際置いといて、強引なシフォンと奥ゆかしいティラの違いじゃないか?」

「なんだ、冗談か・・・って!いつボクが奇行をしたっていうんだよ!?」


 シャイルがシフォンをからかっている間、他の面々はそれを楽しそうに見ている。

 しかしその中で、シャイルがさらっと発言したティラに対する言葉を聞いた本人だけは、驚いた表情を浮かべ薄っすらと顔を赤くさせていた。


 それに気づいたショコラは、にやけ顔ですかさずからかう。


「お、よかったじゃない。うりうり~!」

「・・・・・姉さん!!」


 と、例の如くティラの怒りに油を注ぎ、ショコラがビクッっとなった時。


「しかし、ティラとショコラ。双子にしては簡単に見分けられるほど、全然似てないよな?」


 未だに一人喚いているシフォンを無視して、二人を見ていたシャイルがそう言い出した。


「「「え??」」」


 あまりに予想外の発言に、その場に居た何人かの疑問の声が重なった。



「・・・初めて言われたわね」


 そしてシャイルの発言に対し、最初に口にしたのはショコラである。

 実際の所、ティラとショコラが似てないといわれる事もあったのだが、それでもショコラは初めて(・・・)だと告げた。


「ああ、悪い。気に障ったか?変な意味ではなかったんだが」

「いえ、アナタに悪意があったわけじゃ無い事くらいわかるわよ。確かに、アタシ達の話し方や性格が全然似てないという人もいるけど・・・でも、アナタが言うのはそう言う事ではないのよね?」


 ショコラの普段の言動からあまり想像しにくい事なのだが、ショコラは勘がするどい。

 と言うよりも感覚的なものが、非常に優れているといった方がいいだろうか。

 であるならば、勘よりも感。


 普段、姉であるショコラを叱りつけているティラですら、彼女の感を疑う事はありえない。

 なぜなら、彼女の感が外れる事はなかったからだ。

 慎重派であるティラにとって、姉の超感覚は羨ましく、そして誇らしい事でもあった。


 そのショコラが、シャイルが他の人と同じ視点で自分達の事を言ったのではないと感じとった。

 それが故に初めて(・・・)言われたと言ったのだ。


「まあ・・・な。・・・いや、悪かったよ。ついポロッと出ただけなんだ。あんまり気にしないでくれ」


 シャイルにとっては、何気なく素直に口から出た言葉だったのだが、確かにショコラの言うように見た目や話し方・性格だけをさした言葉ではない。

 もちろんそれも要素の一つではあるが、どちらかと言うと別の要素 の方が大きい。

 ただそれを言う事は、彼女達にとっても見透かされている気分になり不快感を味わうだろうし、シャイルにとっても色々と(・・・)面倒くさい事になりそうだと考え、口にする事はしなかった。



(なるほどね・・ティラが気になる、というか気に掛けるわけね)


 ショコラも言葉には表しにくい何かを感じ取り、そう考えていた。


「ま、ティラが気に入るわけね。いいわ、褒め言葉として受け取っておくわよ」

「ああ、助かるよ」


 ショコラの言葉に素直に感謝するシャイル。

 しかし、それだけでは終わらなかったのはショコラの方だった。


「・・・ね・え・さ・ん?」


 余計な事を言うのをやめないショコラが、ティラの笑顔による圧力を受けるはめとなる事は言うまでもない。



 その一連のやり取りを、頭に「??」を浮かべながら見ていたスコティーとヴェリーは・・・


「なんだろうね・・・」

「なんでしょう・・・」


 と互いに目を合わせながら口にしていた。

 そして、ふと互いが見詰め合っている事に気が付き・・・


「あ、あははっ・・・」

「ふ、ふふっ・・・」


 と照れ笑いを浮かべるのであった。




 シフォンがティラ達と話し出した事で、シャイルはスコティーに話しかけた。


「スコティーも、思っていた以上に体力あるな」

「いやあ、シャイル君ほどじゃないよ。それにシフォンさんやタルトさんには、まだ遠く及ばないし」


 シャイルは素直な感想をスコティーに向けた。

 しかしスコティーからしてみれば、シャイルも余裕がありそうだし、全力疾走していたシフォンは言うに及ばず、タルトも自分よりも多く走っていたので、自分は全然大したこと無いように思えた。

 他にも、自分以上に体力がある人はいたのだが、まだ知り合いというわけでもないので、名前を挙げる事はしなかった。


「まあ、俺は常に自分の足で各地を周っていたからな。タルトも種族的に体力がある方だし、異常なのはシフォンだけだろうな」


 ここでも、シフォンが異常認定を受けるはめになっていた。

 幸いにもシフォンは自分達の話に夢中で聞こえなかったのだが、これがシフォンに聞こえていたら、また騒ぎ出していたことだろう。


「でも、意外といえば意外だし、意外ではないといえば意外ではないのは・・・プディンか」


 考えてみれば、確かに納得できる事ではある。


「うう~・・・だって~・・・どうして飛んじゃいけないの~?・・・どうして走らないといけないの~?」


 皆が話している間もずっとテーブルに、くてっとなったプディンが訴える。


 そう、基本的にプディン含め天人族は移動の際には羽を使って飛ぶ。

 歩く事はあっても、走る事がほとんどない。


 羽で空を飛び続けるにも体力が必要なのは言うまでも無い事だが、走る時とは使う体力がまるで違う。

 幾ら何時間も飛んでいられるプディンといえども、走り続ける事は苦難でしかなかった。


「まあ万が一、羽を使えなくならないとも限らない。その時を想定したと思えばいいだろう」

「うう~・・・走るの嫌い~」


 シャイルが訓練の意義を唱えた所で、嫌いなものは嫌いでしかない。


「仕方ないな・・・じゃあ、訓練中にプディンが一度でも俺に追いつく 事が出来たら、何か一つプディンの要求を聞いてやるよ」


 シャイルは、これを言っても意味があるだろうかと思いつつも、プディンのやる気を出させる為には他に思いつかない。


 が、その言葉を聞いたプディンが、ガバッと身を起こした。


「ほ、ほんとう~?本当だね~!?嘘じゃないよね~?」

「あ、ああ、本当だ」


 身を起こしたプディンの顔が、シャイルの目の前まで差し迫ってきた為に若干焦り、少し早まったか?と思いつつも引き返せないと考え肯定した。


「やった~!じゃあ、絶対に追いついてみせるよ~!」


 やる気になっているプディンを見て、まあいいかとシャイルは思った。


「・・・なあ、それは私には適用されないのか?」


 そのやり取りを聞いていたタルトまで、自分にも何か無いのかと催促してきた。


「いや、お前は最初から俺よりも体力があるだろうが・・・」


 というシャイルの言葉に、若干しょんぼりしていたようだった。


 そして、そういう時だけ都合よく聞き逃す事をしなかったシフォン達と、一悶着あったとかなかったとか・・・



 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・



 午後の授業が始まり、最初の授業も基礎訓練。

 この1時間は、筋トレや体幹トレーニングがメインとなる。


 そして最後の1時間は座学であり、これで一日全ての授業が終了。


 このカリキュラムが1週間続き、翌週からは基礎体力作りの時間が減り、代わりに武器や魔法を使った訓練も始まっていく事になる。



 今日の授業が終り、特に何事もなく終わった事にシャイルは安堵していた。

 めんどくさい事は起こらないに限る。

 そう思いながらも、ずっとこんな日が続く事などありえないだろうとも考えている。

 現に、すぐ近くでは・・・


「シフォン!」

「ん?何かな、エクレイア?」


「あ、貴方に呼び捨てで呼ばれる筋合いはありません!」

「そうは言っても、クラスメイトだし、君も僕のこと呼び捨てで呼んでいるよね?まあ、別にボクの事は構わないんだけど」


「ふ、ふん!ま、まあ、それは百歩譲って目を閉じるとしましょう」

「ねえ、何が言いたいのかな?ボクは早く帰って、トレーニングがしたいんだけど?」


「堪え性もないなんて・・・これだから脳筋の方は嫌ですわ」

「ねえ、話がそれだけなら、もう行っていいかな?」


 多少の嫌味程度なら怒るようなシフォンではない。

 ただ、話が中々本題に入らないため、早く剣の稽古をしたいシフォンは帰ろうと席を立ち上がる。


「ちょ、ちょっと待ちなさい!・・・シフォン、貴方・・・口だけではないようですね・・・」

「・・・え?」


「で、でも、今日は体力だけだからですわ!脳筋の貴方なら当たり前の事でしたわね!来週から武器を使えるようになったとき、その時には泣いて実家に帰りたくなるようにして差し上げますわ!」

「――!! ああ、そういう事か。・・・大丈夫だよ!ボクは泣いて帰りたくなることなんて、絶対にないからね」


 シフォンはエクレイアの言いたい事を理解したが、それを直接言ってしまうと、またへそ曲げるだろうと考えた。

 そこで負けないよという意味を込めて、笑顔を向けながらエクレイアの言葉をやんわりと否定することにした。



 そんなやり取りを見ていたシャイルは、自分にも面倒な事が起こる前にさっさと寮に戻ろうと足早に去っていくのであった。




シャイル:主人公

スコティー:シャイルと寮が同室のクラスメイト。

シフォン:勇者を志す少女でクラスメイト。

ティラ:シフォンに助けられた少女でクラスメイト。

ショコラ:ティラの双子の姉でクラスメイト。

ヴェリー:シフォンと寮が同室の少女でクラスメイト。

プディン:天人族の少女でクラスメイト。

タルト:魔族の少女でクラスメイト

エクレイア・フィナンジェ:剣術の名門フィナンジェ家の長女。シフォンをライバル視しているクラスメイト




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