崇めよ!地球救世主!〜オマケ編〜
ジャンル:コメディ
キーワード:厨二
(第1部の続編)
我は宇野尊。
今日は、我が妹、美嚢が、近々幼稚園ですることになった演劇の練習に付き合っておるのである。
ふっふっふっ、我は妹にも優しい兄なのだ。
……別に、練習に付き合わなきゃ殺すとか、脅されたから仕方なくというわけじゃ無いのだぞ?
渡された台本のセリフをチラリと見て、我は自信満々に諳んじる。
「なぁーっはっはっはっは! 我は悪の大明神である……ある?(……あれ? 我が妹よ、我は悪ではなく正義であるぞ?)」
ふむ、おかしいな、我はこの地球の救世主なのだが、どうして悪の大明神になっているのだ?
「さ〜ぁ、皆の者! この悪の大明神を思いっきり踏み潰すがいい!」
「それは酷くないか我が妹よ?!」
しかも、そんなこと台本に載ってないぞ?!
「怨念込めてソォーイッッッ♡」
「ぎょぁああああ?!」
ボキャァァァァッッッ!!
か、壁にまた盛大な穴が空いたぞ……これはまた父さんが溜息つくやつだぞ……。
「妹よ、何でも語尾に♡付けて可愛く言えば許されるとか思ってはならんぞっっ?!」
「あらやだ悪の大明神さま、ワタクシは貴方の妹ではありませんですことよ?」
「いや我の妹よな?!」
「さぁ皆の者! あたしに続けぇぇぇええ!」
「や、やめ、やめろ我が妹……ぎゃぁぁぁああああっっ?!!」
ぐきゃごきゃぁぁぁっっっ!!
……その後、我と妹は、壁とドアに大きな穴を見つけた母さんにこっぴどく叱られたのである。
……でも、我は全く、悪く無いと思うのだぞ……?
ちなみにこれは校正して貰ってはいません。
私が独自に書いたものです。
……さすがに何度も頼むのは申し訳ないよなぁとか思いまして……( ̄▽ ̄;)