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徒然枕物語 壱  作者: 緋和皐月
15/15

君へ


 遠い 遠い 遥かに遠い存在


 まさに 高嶺の花だよ


 凛としてて 俺より漢らしくて


 でも たまに1人で泣いてたり


 俺は男だしさ


 君が何で傷ついて 何に脅かせられてるのか


 全然わからないけど


 でもきっと 君のためにできることが


 俺にも あるだろうって信じてる


 その為に 今の俺は君に


 何をすればいいんだろう



 情けない話だけど


 今の俺は多分 君より弱い


 君を守れる程の 力も無い


 身体は君より 大きいくせに


 ……ホント 情けねぇな



 まあ そんな俺だけどさ


 頑張れる時は頑張って 思いっきり強がって


 君が目を丸くするくらい努力して


 君に追いつきたい


 あわよくば


 君の隣にいても おかしくないような


 君に釣り合う男に なりてぇなって思う


 ま 釣り合わなくても


 離れてなんか やらねぇけどな



 もしも君が どこかで泣いてたら


 泣かせた奴をぶん殴れるくらいは


 強くなって 君の隣で笑ってたい



 ……なんでそんな笑うんだよ


 人が珍しく真面目に言ってんのに


 あ その顔は信じてないな?


 なんだよ 俺は本気だぞ?


 ……あーもう わかったよ


 俺らしくないって 言うんだろ


 笑えよ 笑いやがれ



 ……そんでそのまま俺の隣で ずっと笑っとけ


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