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徒然枕物語 壱  作者: 緋和皐月
12/15

星とか月とか雨とか海とか……?


「なぁなぁ誠」


「なんだ、涼」


「お前ってさ、星とか好き?」


「え? 好きだけど?」


「じゃあ、青い満月は?」


「好きだよ」


「海は?」


「好き」


「雨が止まない時間とか」


「それも良いな」


 誠の言葉に、一瞬だけ口を噤んで、そっと呟く。



「……今日も寒いな」


「そうか? 温いと思うよ」

 

「察しやがれこの野郎っ!」


「え何を?!」


  ぐっと唇を噛む、僕の友人。

  何が言いたいんだ、涼は?



「星も海も、月だって綺麗だ」


「ん? うん」


「雨は止まないし」


「……雨降ってないよ、今?」


(あった)かいけど寒いんだよ!」


「え、大丈夫? 風邪か?」



 くそ、鈍い奴!



  なんなんだ、本当に?



「星、綺麗だな!」


「うん、手を伸ばしたら届きそうな感じだよな」


「……なんなのお前? それ無自覚で言ってんの? 自覚してんなら手伸ばすけどいいのかよ?」


「は?」


「月が綺麗だな!」


「うん、綺麗だよな」


「……もうやだこいつっ!」


「なんだよ? お前も綺麗だよ」


「そういうことが聞きたいんじゃな……は?」


「いや、だから、お前も綺麗だよ、涼華」





リア充爆発しろー! そして幸せになりやがれぇぇえ!←

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