step6貧乏ヒマなし
今回は、美人OLだった新繰ネイさんの話です。
あと1話で個人の話が終わり、閑話を挟んで一人集中して話を進め、別の主人公に変わる形になります。ポイント共有の為初めが遅くなりましたが、出来るだけ頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。
私は新繰ネイ、上の下位のそれなりに美しい二十歳だと思う。いや、思い込みじゃなく、それなりにモテるオンナだ。告白されたのも、一度や二度じゃない。何が言いたいかって言うと私は自分の顔や身体に自信を持ってる、いや、持ってた。
なんで私蜘蛛になってるのよ!こういうのは美少女に転生するのがテンプレでしょ!せめて人型にしなさいよ!
まあここはランダムで決めたらしいからいい。生まれた場所が蜘蛛だらけで喰われかけたのも、周りが、国に近い森なのもいい。
でもダンジョン作れないダンジョンマスターはないわ。神様酷い。まさに外道!
取り敢えず巣を木々の間に張り巡らせる。円状に張った巣に更に糸を全ての巣に付けて中心に集め振動を感知する。
一応安全を確保した所で、神様に直訴する。かわいい系神様の質問コーナー(ハート)とかふざけた名前をタッチして、準備が整った。
「ハァイかわいい系神様の確率の神様よ~」
「ねぇ、ダンジョン作れないダンジョンマスターはいらないと思わない?」
「いきなりなぁに?もしかしてスランプ?とりあえず部屋並べるといいわ。あと、罠を適当に仕掛ければいいわ」
「部屋作れないけど(暗黒微笑)」
「え、ヘルプ見ながら作れば・・・DPが無い!?」
「一体どういう事かしら?私珍しく怒ってるけど」
「待って!私2,000,000,000Pも出したわよ!全財産だったのよ!」
「つまり、どういう事かしら?」
「DPは共有してたから使われたのかしら?」
「ちゃんと分けなさいよ!お蔭様で大ピンチよ!どう責任取るの!」
「うっ!少し借りてくるから、それまで自分で敵を倒してDP貯めといて!ダンジョン無くても出来るから!ゴメンなさい多分同じ事で後2人呼んでるから!」それきり反応が無くなった。
生まれたての私に戦えと申すか!しかし、それしか無いので殺ってみる。まあどうにかなるっしよ。
私は巣に捕まった敵を視る。
鑑定
バタバタフライレベル7
スキル飛行、毒
格上なのに巣で捕獲できてる。種族レベルでもあるのかもしれない。
ついでに私は、
ハントスパイダー
レベル1
スキル?????
鑑定、糸使い、毒、水耐性、毒耐性、捕食、天井知らず、翻訳、魅了、索敵、真似上手、
称号、《可哀想な子》《不幸》《m9(^Д^)プギャー!!》《罠師》《冷静沈着》《捕食者》《索敵者》《威圧》《待ち望む者》
うん、色々酷い。とりあえずスキルを試してみる。
翻訳がレベルMAXで、どんな生物でも話ができるので、捕まった蝶を助ける。そして、
「ねぇ、私の為にご飯を連れてきてくれない? 」ニコッと、魅了する。別種なのにかなり効いてるらしく、毒をまき散らしながら飛んでいった。
しばらくして、大量の虫が巣に突っ込んでくる。ご飯沢山だけど、私今から虫食べないといけないのよね・・・格上の虫を毒で殺して食べる。
むしゃむしゃ、むしゃむしゃり。
・・・美味しくないけど食べられなくはない、そして、思っていたより躊躇わない事がショックだ。
もうすっかり蜘蛛だなと思いつつ、食べ切れない奴を縛っていく、暇つぶしに亀甲縛りなど、試してみる。自然と出来るのは糸使いの効果かな?
さて、本日のメインイベントDPの交換です!
とはいえ、まだPは20しか溜まってないので、71Pしか無いから部屋を作れない。しばらくの間巣で過ごすとして、何かお助けアイテムを探す。
このPで交換出来るのは、
兎舞ご飯1食70P
皮膚鎧70P
ショゴス70P
深層進化水70P
兎舞ご飯は兎が舞った後火に飛び込みご飯になる胸が苦しくなるご飯。皮膚鎧は人の皮膚が鎧になった紙防御で、ショゴスはSAN値が減るので無かった事にする。深層進化水は進化の泉の深層から組んだ水で、進化する確率が上がるらしい。これしか買えないじゃない・・・
一気に飲み干したらもう進化するらしい。サバイバルスパイダーになりますか?にyesを選ぶ。でもハンタースパイダーもサバイバルスパイダーも普通蜘蛛ならそうだろとツッコミを入れると眠くなっていく。進化する時は眠くなるらしい。
サバイバルスパイダー
レベル1
スキル?????
鑑定、糸使い、毒、水耐性、毒耐性、捕食、天井知らず、翻訳、魅了、索敵、真似上手、ツッコミ、暗黒微笑、切り替え、ギャンブル、変態、操り人形、交渉
称号、《可哀想な子》《不幸》《m9(^Д^)プギャー!!》《罠師》《冷静沈着》《捕食者》《索敵者》《威圧》《待ち望む者》《楽観主義》《紳士》《名状し難い蜘蛛のような探索者》《神を怖がらせし者》《交渉上手》《スキルホルダー》《称号多き者》《いやらしい生物》《謎性能》《異常》
おかしな称号に私が驚くのは次の話で・・・
ネイさんは元から不幸体質でした。
そして少し歯止めが効かないタイプです。
(主人公全員に当てはまる)
明るく前向きな彼女はそれなりにモテるオンナだったのは本当です。(容姿は中の上)