step2ダンジョン作成は計画的に
主人公入れ替わり式なので進み具合おそらく遅いです。暖かく見守って貰えたら幸いです。
今回は中二病の少女蛇腹龍樹さんの話です。
我の名は蛇腹龍樹。先程まで確かに神と対話していたのにいつの間にか別の場所に転移していた。
つまり私に自由に生きろという事か。利用されるのは嫌いだが退屈しのぎを持ってきたのだから許してやろう。
さて、体に異常は・・・何っ!
私ドラゴンになってる〜!
ヤッター!やっぱ自称は辛くて、っと我は何を言っているのだ、人に合わせてやってただけだろう。
それはともかく、腕時計のような物があるな。もしかしてこれがヘルプなのだろうか?
「ヘルプ」「ヘルプ起動しました」
やはり音声入力か、この手の物は大体これだからな。
チュートリアル
1ステータス確認をしよう
ステータスと唱える又は思い浮かべて下さい。
おお!無詠唱はロマンだ!早速やってみよう。
古代龍
レベル1
スキル?????
ブレス、クロー、飛行 、属性魔法全種類、龍鱗、
ダンジョン作成、人化
2ダンジョンを作ってみよう
DP2,000,000,000P※特殊
部屋100,000,000P※現在必要P
早速山の中に作ってみよう。
山の中に部屋の幻が写し出される。指定して作成しますか?と出ているウインドウのyesを押す。
勝手に通路が伸びて、部屋に繋がる。早速入ってみる。・・・狭い。立った状態でギリギリ当たらない位しかない。
もう少し広ければと思っていたら、拡張しますか?とウインドウに出てきた、流石我の力だ!
元の部屋より高さ2倍、縦2倍、横2倍まで広げた。走る事も飛ぶ事も出来る。
使ったポイントは100,000,000×8で800,000,000Pだった。残り1,200,000,000P
他に必要なのは・・・玉座だな。後、王冠。
玉冠1,000,000,000P玉座(龍専用)190,000,000Pで残り10,000,000Pだな。
3スキルを使ってみよう
人化というスキルが光っている。早速やってみよう。頭に思い浮かべてみる。
ボフン!と音が鳴ると同時に目線が小さくなる。
手鏡100Pで見てみると、ストレートな金髪、整った顔、鋭い眼と少し出た犬歯のような牙がドラゴンの特徴を残している。手や足の爪が少し長く、手首足首が少量の鱗があった。まごうと無き美少女である。
「ドラゴンはどちらの姿も美しいからの」
しかし、人になれるなら、この大きさの部屋はいらなかったような・・・いや!ドラゴンにもなるのだから大丈夫だ問題ない!
ならば、居住用の部屋を作らねば、早速部屋を・・・あれ?部屋のポイントが1,000P※現在、になってる。※を触ったら新しいウインドウが出てきた。
※大きさは設定されてない場合、身体が入る最小の大きさになります。とあった。
せっかくなので玉座の中に部屋を作り、家具など諸々を置いて、DP10,000,000Pになった。
最高級天蓋付きベッド500,000Pに横になってくつろぎながら眺めていると、現在DPにも※特殊と付いている事に気がついた。
何気なく触ってみると、ウインドウには※全ての転生者と共有している。と書かれている。
知らない、わからない、見間違いかなにかだ、現実逃避して今日はもう寝ることにする。
その日、世界中の占いが大事件を予測した。龍の覇者がまた現れてしまったという事だ、五千年前に龍を率いて,人口を三分の一にまで減らした悪の権化、世界は大騒ぎになり、占い師が自殺を図る件が多数起こり、国は調査隊をダンジョンに派遣した。
この噂は間違いなく世界を揺るがし、一日目にして、《人類滅亡のカウントダウン》《恐怖の源》《龍の覇者》《世界の敵》《行き当たりばったり》《浪費家》《中二病》と、七つも称号を手に入れるのであった。