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step9情報を発信しよう

なかなかの難産でした。

おふぁようふぉふぁいまふ。

早速朝風呂ならぬ朝読書をしよう。図書館に通じるドアをあけ、あれ?扉が開かない!?なんで!?もしかして閉じ込められた!?


まあそれならそれでいいや、NEETしよう。開けるまで攻撃できないし。


《図書館の主があれば図書館のどこにでも移動できます》


うわっ!びっくりした!!ヘルプがいつの間にか起動してた。いきなり話しかけるな!いや、それだと困るか?

《疑問に思ったら勝手に答えます》

優秀な部下を持って私は幸せだなあ、うむ、良きにはからえ。


扉の上空に転移する。あ、男と女が草の上で寝てる。冒険者を泊めたんだった。


「起きて起きて」

「アーネあと五分だけ・・・」「私も・・・」


ネボスケだなあ、私は起きて一時間で覚醒するのに、まあしょうがない。


「ウォーター」

「「ガババババ!?」」


水を掛けたら起きた。いやぁいい事すると気持ちがいいね。と、私は地面に叩き付けられた。


「何すんの!?バカ妖精!!」


そう言ったみたいだけど、私は何も言えない。


「お姉ちゃん妖精さん気絶してるから!死にかけてるから!」

「ええ!!」


HP1/70


ギリギリ助かったけど、普通に気絶ものだ。意識はあるけど何も出来ない。


光の妖精助けて・・・


すると光が指して気持ちよくなる。HPが回復していく。ありがとう光の妖精。


「酷い・・・起こしただけで殺されかけた・・・」

「うっ!わ、私は悪くない!」

「いや、お姉ちゃんやり過ぎたよ。ちゃんと謝りなよ。」

「私は酷く傷ついた。訴訟も辞さない」


はよ、謝罪はよ。涙目のイケメン女子に謝られて悪い気はしないだろう。


「わ、悪かったわよ!」


ぐふぁ!結構な破壊力だ!まあ許す。


「で、これ配ってきてね」

「ナニコレ?」

「この図書室の宣伝のチラシ」


ダンジョンマスターの妖精さんは優しいの!

だからダンジョンを図書館にしました!

皆さんぜひ来て下さいね!

入場料一日大銅貨三枚※入場時にお支払い

場所キレーナ泉の辺り

※妖精さんに手を出したり、マナー違反は叩きだします!図書館ではお静かにー!

by図書館の主(妖精さん)


なかなかいい出来だと思う。作り方は一枚書いてDPでコピーしただけだ。100Pで50000も作れた。


「紙で宣伝とか、バカじゃないの!?」

「紙は高くてお店の人が帳簿に使うぐらいで一般人は使わないよ妖精さん!」

「まだ作れるから問題ない」

「「・・・」」


信じられないみたいな顔しないで。


「もういい、それ配ればいいのね?」

「そう、紙で作ったからそれなりに人が来るはず、私大儲け」

「たしかにそれはちょっと期待できるかもね」


さっきの後付けで納得して良かった。後は働け広告塔。


「そういえば男の娘、名前は?」

「止めて下さいよその呼び方、僕はオトトです」

「私はアーネ、ちゃんと報酬寄越しなさいよ!」

「働きが良かったらちゃんと出す」


しっかり釘を刺しとく。働かざるもの食うべからず、あ、私は働かなくても稼げるから問題ない。NEETではなくネオNEETなのだ。


「ちっ!ちゃんとやるわよ!見てなさい!」

「お姉ちゃん待ってよ!」


二人で走り去っていく。それを私は本を読みながら見送った。いや、本から目を離す訳にはいかないし。


風の妖精に二人を助けるよう言ったから襲った魔物が真っ二つになった。

まあ無事に着くだろう。私は怠惰な生活に戻っていった。


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