プロローグ前 現実逃避したっていいじゃないか
はじめまして零条です、読者の皆さんは忙しい人も暇な人もいるかもしれませんが、見てくださってありがとうございます、ではでは「黒旅」スタートです!
どうしてこんなことになったんだろう?
なんで俺たちは異世界に飛ばされているんだろうか?
そんでもって何で俺だけ城を追い出されたのだろうか?
あいつは、まぁ何とかなるだろう。
それにしてもこれからどうしようか。
とりあえずここまでの経緯を回想しようか。
あれは学校から帰っている途中のことだ。
俺はいつも通り学校を出て下校中、俺の通っていた学校は制服指定がなく校章さえつけていれば何でもいいといういい加減な学校、校長曰く、「みんながおんなじ服とかつまんないじゃないか!」とのこと、何を考えているのやら。
まぁ話を戻して、そんなわけで俺の服装は黒のズボンに青のシャツ、白のベストに赤いコートといういい加減な格好、周りから色があってないといわれるが、暖かさを選んでいるだけなので問題はない。
「よぉ、今帰りか?」
そんなことを考えていると後ろから声をかけられた。
「やぁ、薫も?」
こいつの名前は神城薫、いわゆる爽やかの男だ。
しかしそれは表向きでの姿であり、裏では汚いことをしまくっている最低の野郎だ・・・ごめん嘘
今だって整った顔立ちを最大限に使った笑顔で俺に笑いかけているがこれだってやつにとっては当たり前のことだ。
今だってその笑顔を見て鼻血を出したり倒れたりしている女子がいる、古典的過ぎじゃね?
まぁいいや、とりあえず俺たちはいつも一緒に帰っている家が近いとかそういうのではないが途中までは一緒に帰っている。
今日もいつも通りくだらない話をして別れて帰る、そのはずだった。
俺たちの足元になんかでっかい穴が出現するまでは・・・。
というわけで、
「「・・・はっ!?」」
落下開始。
「「はあああぁぁぁああああぁぁぁあ!?」」
いや~人って混乱するとまともな思考ができなくなるって言うけど本当だね、叫ぶことしかできなかったぜ!
次の話では異世界で二人を召喚した人の話です