第3話
中学受験を考えている私は、それに関する情報を集めていた。その中で、私にとって凄く魅力的な学校に出会う。そして、野外で想定外の事態が起きるのであった。
私はかねてより、中学受験を考えていた。希望は、道内の女子中学校である。進学理由は2つある。
①公立中学校よりも学習スピード・ペースが自由だから。
②女子だけの世界に飛び込みたかったから。
そんなわけで、自宅のパソコンで中学受験に関するサイトを漁っていた。その中で、1つの中学校が目に入った。気になって詳細を調べていく。すると、衝撃の文言を見つけた。
本校はお漏らしをモットーにしています!
そう、この愛姫女子大学附属中学校は世界で唯一、おもらしに関するアルバイトが存在するのだ。その事実をあった瞬間、私は度肝を抜かれた。こんな学校があるなんて、知らなかった。私はすぐさまホームページにいき、夏休み中頃にある学校説明会に応募した。それに伴い、札幌に行く必要性が出てくる。「親の送迎で行く」という方法もあるが、そうには行かない。なぜなら、この学校がお漏らしをモットーにしている事を両親が知れば、変態だと思われるからだ。私は南苫小牧駅に電車で行き、当日分の札幌行きの特急のチケットを購入した。帰りは少し遅くなたが、なんとか帰って来れた。
自宅の最寄駅に着き、ホームに降りた瞬間である。
「え?!待って、ヤバい!」
私はすぐに股を抑えた。しかし、それも無駄だった。尿意が無いにも関わらず、お漏らしが始まってしまったのだ。予期したいなかった分、私は焦った。周りに人がいなかった事が、不幸中の幸いである。
「まって、最悪なんだけど。まさか漏らすなんて・・・。漏らすまで尿意は全く無かったのに、何で?」
「またこうなるのも嫌だし、オムツ・・・買おうかな。」
そう考えながら、帰路へとついた。




