第20話
初めての期末テストから2週間後、ついに全科目のテストが返却された。結果は以下のとおりである。
体育100点
保健100点
美術100点
音楽100点
書道100点
国語95点
数学100点
理科100点
社会100点
英語97点
全体的に思った以上に点数が高かったのは驚いたが、感じた手ごたえがそのまま反映されていたのは良かったと思う。芸体が全部満点なのを見た時は流石にびっくりした。国語は2ミス、英語は1ミスだった。このわずかなミスをしてしまったのは悔しいが、まあ高い点数は取れたので良しとしよう。私は別件で考えている事があった。旭川に1泊2日で旅行に行こうと思っているのだ。旭川を選んだ理由はほかでもない、旭川に行く専用の特急列車「夜桜」に乗りたいからである。入学した時から乗ってみたいという憧れのようなものはあったのだが、バタバタしていたためまだ乗れていなかった。7月25日から夏休みに入るので、それ以降に乗るという計画である。必要な資金はアルバイトの方で稼いでいたのでここは問題は無い。問題は日程についてである。アルバイトは夏休み中は行われていないのでそこは良いものの、私はまだ中学生なので1人でホテルに泊まる事が出来ないのである。そこをどうするか悩んでいた。しかし、そんな私に天啓が舞い降りる。
「そうだ!3人いる家政婦の1人と一緒に行けば良いんだ!」
この瞬間、自分のことを天才だと思った。そうすれば大人が一緒にいる事になるので何ら問題は無くなる。夕食後に目を付けた1人と交渉した結果、わずか数秒で了承してくれた。そして、すぐにホテルの予約や特急券の購入などの作業を行った。旅行は8月1日に行く事にした。翌日、私は支払いをする為にコンビニに行った。旅行当日が楽しみだ。




