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お漏らしの魔力に取り憑かれて  作者: 渡辺栞里
第1章
10/11

第10話

ついに入試が近づくなか、出願の用意を始める。志望理由はただ一つ、「お漏らしバイト」に参加したいからである。それをアピールしようと必死になるのであった。

あの日以降、その緊張状態を保ったまま日常を過ごした。私は今までの6年間、(一般的に言えば)優秀な日々を過ごしてきた。ここまで欠席・早退・遅刻をしたことは全く無いし、授業中に寝たことも無い。宿題や提出物は出されたその日中に終わらせて来たし、夏休みや冬休みの宿題だってそうだ。大事な書類は親が帰宅した瞬間に渡した。上記の全てを完璧に、かつ迅速にやってきた。これを続ければ余裕だ。あとは志望動機と面接の作法、そして当日の実技試験(オシッコお漏らし)さえ何とかなれば受かる。そう信じてやまなかった。12月に入り、ついに願書を書く時が来た。自宅で、両親の監修の元で書いた。机を汚れ無い、きれいな状態した。今日は土曜日なので、午前中に始めた。緊張感のせいか、自然と力が入る。1時間後、緊張感の中でボールペンを下ろした。目をこすり願書全体を見渡す。両親にもチェックしてもらう。誤字脱字は0だ。

「ふ〜、良かった」

全身から力が抜け、胸を撫で下ろす。願書については、本人用写真(A4サイズ)と検定料振込証明書を貼り付ければ終わりだ。だが、これで終わりではない。

推薦入試専用の志望理由書もこちらもボールペンで書く。あらかじめ内容をまとめたものを用意しておいたので、それを見ながら丁寧に書く。再び緊張感が増してくる。理由はたった1つ、お漏らしバイトをやりたいからだ。とにかく、自分はどれだけお漏らしが好きであるかをひたすらにアピールしようと必死だった。それを文章化した。1時間半後、ようやく書き終わった。両親がチェックした結果、こちらも誤字脱字は0であった。

「終わった〜、とりあえずお昼ごはんを食ーべよ。」

昼食はチャーハンである。私はとてつもない勢いで食べ進める。少し休憩したあと、証明写真を取りに行った。親から渡された1000円を手に、近くの施設に行く。ものの5分くらいで終わった。願書や志望理由書の作成に比べれば、遥かに楽な作業だったように思う。帰宅後、願書の枠内に貼り付けた。撮りに行っている間に父親が検定料の振込に行っていたので、それも一緒に貼り付ける。とりあえず一段落ついた。汚れないように、2重3重でファイルに入れる。翌週、そのファイルと封筒を持って登校した。すぐに担任に呼ばれた。調査書が出来上がったらしい。それと願書・志望理由書を封筒にいれる。宛先は既に書き終わっており、切手も貼っていた。要項には「簡易書留の速達」で送るように書かれていた。出願期間は1月7日〜10日である。7日は母親が午後が半休なので、そこで行ってもらうという形になった。先述の実技試験だが、服装はスカート・ジャージ・下着・オムツの中から出願時に2つ選ぶ仕組みとなっている。私は下着とオムツを選んだ。

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