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この甘くない世界でこれからやっていくわけなんだけど  作者: 破廉恥
キング・ヌートリアのいる川
22/60

中入ー②「日常のSSー愛の形は人それぞれ編」

こんにちは。おまけその②です。今回は地の文がない関係上、キャラクターが分かるようセリフの前に名前を入れてあります。いよいよ本当にSSみたいな感じになっていますね。内容に関しましても、小ネタのようなものを6作上げただけでとても短いです。かる~く読んであげてください。

                     


                      1


黒川「星畑ってさぁ………マジで誰とも付き合ったことないの?」


星畑「うん、モテねえもん……別に好きになる女なんかもいねえし」


黒川「…………………今だから言うけど、お前高校の時、結構な量からゲイだって思われてたぜ」


星畑「俺がゲイだとして………相手は誰だよ、お前か?それとも斎藤か?」


黒川「いたな~斎藤……いや、アイツは教室にLO持ってくるレベルのロリコンだし……俺じゃない?」


星畑「…………お前、もし仮に俺が女だったら付き合える?」


黒川「…………………………………お前、ゲイなの?」


星畑「たーらーれーば!IFの話に決まってんじゃん!」


黒川「………マジで聞いてる?」


星畑「うん。冗談抜きで答えて見ろよ」


黒川「多分余裕……いや!あれよ!性的な問題じゃなくって、性が合ってるっていうか…気心的なアレだよ!?」


星畑「んな一生懸命否定しなくても分かるっつうの」


黒川「………じゃあお前は俺が女になったら付き合えるのかよ!?」


星畑「絶対無理」


黒川「………………………………」



                     2



陽菜「………今日、私、友達から好きな男子いる?って聞かれたの」


姫月「ガキ臭い質問ね」


陽菜「私………いないって答えたら…じゃあ誰かカッコイイ人っている?って聞かれて……」


姫月「何が何でも恋バナしたいみたいね」


陽菜「それで………ちょっと考えたんだけど………私…星ちゃんが一番カッコイイって思うの」


姫月「ま、顔は悪くないわよ」


陽菜「エミちゃんはこの家の中だと……誰が一番タイプ?」


姫月「天知」


陽菜「へえ~……何で?」


姫月「一番大人だからよ」


陽菜「じゃあ……天知さんに告白されたら付き合う?」


姫月「付き合わない」


陽菜「え………どうして?」


姫月「親父臭いから」



                       3


天知「須田さん?……今いいかな?今下で……」


凛「は、はい!………すいません天知さん!今開けます!」


天知「おっと……そんな急がなくてもいいのに………おや、凄いクマだね…お取込み中かな?」


凛「えへへっへ…………ちょっとオール中でして……」


天知「ふうん……何にそんな精を出してるの?」


凛「実は昨日、つべに上がってたガキ使を見てたんですが(大違法)その時にやってた昔のCMにヒナちゃんが出てるのを見つけちゃいまして……今、その時代のCMを片っ端から調べてヒナちゃん探しを…」


天知「そ、そうなんだ……今下で……陽菜ちゃんたちと人生ゲームをしてるんだけど…須田さんもどうかな?」


凛「いえ!せっかくですが……今ちょっと手が離せないです!もうじき……まだ見ぬヒナちゃんに出会えそうなので!」


天知「あ………そうなんだ……頑張ってね……」


凛「はい!ヒナちゃんにまた明日って伝えといてください!それでは!」




                       4


陽菜「これ……お母さんが昔使ってたソファ……いらないからよかったらって……みんなの中で欲しい人がいれば……」


黒川「低反発の奴じゃん!俺最近腰が痛くてさぁ!」


星畑「ええ~……俺も欲しいんですけどぉ!お前はギターケースにでも座ってろよ!」


黒川「お前の部屋においてもどうせ物置になるのが終いだろうが!」


陽菜「け、喧嘩ちゃダメだよ……」


姫月「何騒いでんのよ……」


陽菜「あ……ソファ……お母さんが使ってたやつ……良かったらって……」


星畑「お前にはやんねえぞ!」


黒川「あの後、結局ソファも経費で買ってたの知ってんだからな俺!」


姫月「黙れ糞雄ども………何でここ手形があるの?」


陽菜「てーはんぱつだからしばらく跡が残るんだよ…ホラ、グニュグニュしてて気持ちいいでしょ?」


姫月「フーン…………凛の太ももみたいで嫌………私いらない」


黒川「………………………………」


星畑「………………………………………」


陽菜「結局、どっちが持っていくの?」


星畑「………黒川、お前……どうだ?腰痛いんだろ?」


黒川「いや………いい…………お前だって欲しがってたじゃん……譲るよ」


陽菜「?」




                     5



黒川「この芸人………若手の癖に娑婆りすぎだろ……全然面白くねえ……」


星畑「そうか?」


黒川「………露骨にコンビ仲の良さをアピールするのも女に媚びてる気がして鼻につくわ~……」


黒川「大体、ソウル猫まんまってコンビ名もセンスがねえわ」


星畑「………でもテレビに出てるわけだしよ」


凛「あ………星君!お、お勉強中ですか?」


黒川「お前、お笑い番組見ること勉強って言ってんのか?」


星畑「須田が勝手に言ってるだけだよ……分かるだろ?……須田も一緒に見ようぜ……もうじきお前の好きなコンビも出てくるから」


凛「あ、えへへへ……録画済みですけど……せっかくですしプロの横で拝見させていただきますね…へへへへ……」


凛「って……あ!……ソウル猫まんまだ!この人たちって確か……星君の同期さんですよね!」


黒川「あ!………同期だったの!? そりゃ失礼」


星畑「良いよ別に……仲良くねえし……」


凛「な、何かお二人の間であったんですか?」


黒川「いや……俺がこのコンビつまらねえって愚痴ってて……」


凛「あ………でも実際問題!面白いのは星君の方ですから!」


星畑「そりゃどうも……まあ、俺も内心はそう思ってんだけどな」


黒川「俺は、お前よりも猫まんまの方がまだおもしれえよ」


星畑「…………………………………」




                      6



大地(陽菜ママ)「ヒナさん?お迎えに来ましたよ?そろそろ帰りましょうか」


陽菜「うん……じゃあね……天知さん……また明日来るから」


天知「すいません………本来なら僕が送るべきところを………」


大地「いいんですよ。お買い物も兼ねてますから……じゃ、またぜひ家にもいらしてください」


天知「はい………。じゃあね、おやすみ陽菜ちゃん」


陽菜「うん。おやすみなさい………」


大地「では行きましょうか。ヒナさん」


陽菜「うん。あのね……今日、凛ちゃんとオリジナル妖怪を考えてたの」


大地「それは良かったですね。天知さんは何をしてましたか?」


陽菜「それでね……凛ちゃんが考えたのが天使と吸血鬼のハーフのドランジェルっていう妖怪で」


大地「それは強そうですね。ところで天知さんは何をしてましたか?」


陽菜「ドランジェルは危篤の人の生き血を吸って、逆に元気にしちゃうの」


大地「それは凄いアンチエイジングですね。それはそうと天知さんは何をしてましたか?」


陽菜「だからいい妖怪として信仰の対象なんだけど、反面、人間の摂理に反してるから天界から追放されちゃうんだって」


大地「えらいこっちゃですね。その一方で天知さんは何をしてましたか?」




















言うまでもないことですが、途中で出てきたお笑いコンビは架空のものです。作中で出てくるバンドや漫画が現実にあるかどうかは実際に調べていただくのが一番ですが、本筋に多く関わったり、作中で悪く扱ったりするものがあればそれはまず、オリジナルのものだと判断していただきたいです。本当に存在しているものは、私の好みにかかわらず、決して批判的だったり侮辱的だったりには書かないようにしています。(ネタ的な物は除きますが、それでもあまりに失礼なことは控えるつもりです)

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