シュガーズの音盤パンフレット~第四章~
前回忘れてた分と合わせて3章、4章は同時に掲載します。
1.「ENDRESS SUMMER NUDE」…『I will Survive』真心ブラザーズ
真心ブラザーズの代表曲「サマーヌード」をCHOKKAKUの編曲でディスコ風にアレンジした楽曲。漫画家のすぎむらしんいちがデザインしたジャケットでお馴染みの7枚目のアルバムに収録されている。メンバーが神とあがめていたらしいCHOKKAKUによる編曲は彼らにとって願ってもない話だったのだろうが、個人的にはオリジナルの方が歌詞の雰囲気に合っていて風情を感じる。本当に個人的にだが…。
その①「待ち合わせたレストランはもうつぶれてなかったコト」
1.『ヒゲとボイン』ユニコーン
ユニコーンの7枚目のアルバム。タイトルは小島功の同名漫画から。各地のスタジオを転々としながらレコーディングしており、中にはメンバーがサバゲ―衣装に扮して録音した楽曲もある。ユニコーンらしい遊び心に溢れたアルバムである。また表題曲はシングルカットされ、その際のジャケットは小島功が担当している。
2.「朝がまた来る」…『the Monster』DREAMS COME TRUE
ドリカム23枚目のシングルで、10作目のアルバム『the Monster』に収録されている。シングルはドラマ『救命病棟24時』の為に描き下ろされたもので、70万枚を超えるセールスを記録した。シングルカップリング曲である「三日月」も同ドラマの為に制作された挿入歌である。こちらも上記アルバムに収録されている。作中でラーメン屋の名前として拝借したのは作者の通っていた大学の近くにあるラーメン屋の名前に似ていたからであり、他意はない。ただすこぶる好きな曲ではある。
3.「東京は夜の七時」…『オーヴァードーズ』ピチカート・ファイブ
小西康陽率いるシティポップ集団ピチカート・ファイブの8枚目のアルバム。矢野顕子のライブアルバムから取られた上記シングル曲に加え「陽の当たる大通り」「ハッピー・サッド」などの人気曲が多数収録されている名盤。
その②「わたしはわたしのラーメンたべるコト」
1.「E.T.I」…『タロットの呪い』ブルー・オイスター・カルト
アメリカの大御所ハードロックバンド、ブルー・オイスター・カルトの4枚目のアルバム。オカルト色の強かったバンドだったが、本作からメロディックな曲調になり、バンドにおける展開期ともいえるアルバムで「死神」などの人気曲も収録されている。BOCとは関係ないが、黒川に揶揄されたお返しに凛が指摘した「KISSのアルバム」という発言は彼らのアルバム邦題が「地獄の○〇」とつけられていたことに由来する。
2.「ラーメンたべたい」…『オーエス オーエス』矢野顕子
矢野顕子の9枚目のシングルで7枚目のアルバムに収録されている楽曲。坂本龍一との結婚、出産を経て多忙な矢野が深夜にポツリと湧いた欲求をそのままダイレクトに歌詞にしたためた楽曲であり、明星食品のCMソングでもある。その自由かつ飾り気のない詩は高く評価され、小学校の国語の教科書にも載ったほどである。