3・勇者転生その2
勇者とは最強にして孤高の存在、世界で圧倒的に強い者。 として考えてます。
では今回は勇者アフターその2の考察をしてみたい。
国王に成れない場合、状況は大きく変わると予想出来る。
まずは国王の側近になるとしよう。
宰相や騎士団長に就任しても長くは続かないだろう。
人気があり過ぎるのだ。
世界的英雄である救世の勇者を、国王は持て余してくると思う。
何せ王である自分より求心力もその発言力もあるのだから。
救世の勇者に「王、それは違います」等と言われたら、最早対立の道しか残されてないと言っても過言では無い。
国王に気に入られても、今度は側近や貴族が似たように対立してくるだろう。
要するに、世界を救ってしまった後の勇者は大抵疎まれる傾向にあるということ。
この辺はなんだか現世チックでイヤんな感じだが、まぁ王様とか側近から見れば目の上のタンコブなのだから、仕方ない所なのである。
ではどうするのか。
放浪の旅に出るのが王道だと思う。
魔王を倒し、まだ熱冷めやらぬ時分に報酬を金銭で貰い、その夜に手紙でも認めてコッソリ旅に出るのが一番良いと思う。
報酬を金銭で貰うのは重要なので拘りたい所。
金銭であれば変に野心は疑われないし、小物感から存在の大きさが小さく感じられ、出立後に追っ手を差し向けられる事も無いだろう。
旅の目的だが、新天地を目指すか山奥に隠棲出来る場所を探すか、あるいは国や街を巡り小さい悪党を倒して世直し行脚するか悩ましい。
とはいえ再び旅をするという事から、持っておきたいスキルを考察してみよう。
迷わない為のマッピング、道中の食料確保の鑑定、食事の為に調理、火系統と水系統の魔法、その1でも触れた観察・分析、魔物発見の察知、水源や地形を見通す千里眼、歩行の健脚。
挙げだしたらキリが無いが、個人的におススメなのが、鑑定と調理で決まり!
何故か、勇者の能力に無さそうだからだ。
魔王を倒す旅に出ているのであれば、地図作成はスキルを所持して居なくても何とか出来るのでは無かろうか。
魔法も水系がもしかすると所持して居ないかも知れないが、火系は基本的な魔法として所持している可能性が高い。
観察・分析は万能とも言える使えるスキルではあるが、初見の敵や魔法に対して有効な物。
のほほんとした旅にそう出番は無いのでは無いかと。まぁ使い方で如何様にも出来るチートスキルかとは思うが。
察知も戦闘の最高峰として勇者を位置付けると、敢えて獲得する利点は無いのかな。
千里眼もあれば楽だが、という感じ。
健脚も同じ、しかも魔王より強い奴の足腰が弱いとは思えない。
という事で、放浪の旅部門では鑑定と調理という2つにしたい。
2つ何とか手にしたいが、どちらかならば調理かな。。
調理のスキルレベルによるかも知れないが、例えば木の皮なんかも調理したら美味しく頂けるのではなかろうか。
鑑定で毒の良し悪しや旨みなんかも知りたいが、スキル調理でどんな食材でも料理のトリコ、という訳だ。
何が言いたいのかは解って頂きたい。
以上をもって、勇者の放浪の旅に出るエンドの考察としたい。
旅をして不老不死になったり、若い肉体に転生したりとあるかもしれないが、長い旅を続けるという事に重点を置き考慮した。
では次回は勇者を選べない、若しくは魔王討伐なんて怖いわーという方に他職業を考察したいと思う。
では、また。
なるべく楽観視しないようにしていますが、勇者ってチート職だと思っているので、特別には要らないかもしれない。
それでも勇者を選べた時、参考にしたください。
参考ですよ?