表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

社長 with 研究室の愉快な仲間たち 1

俺らの社長は、高校卒業と同時に高専の幼馴染と共に会社を立ち上げ、たった数年で世界をまたにかける大企業にまでに成長させたスーパーマンだ。

おまけに顔もスタイルもよく、人望も厚い。

俺の顔もそんな悪くはないと思っているが、社長のように人間離れした美しい顔立ちではない。

まあ、あまり人間離れしすぎているとそれはそれで大変らしいが・・・

俺らの社長も例外ではなく、たった今ある危機に直面している。

「・・・」

「いつまでここに居るんすか・・・?」

社長は今、研究室で俺の向かい側に座っている。

体育座りで

「っていうか、いいんすか?仕事は」

今日は休み明けの月曜日、特に忙しい日だったはずだ。

「・・・だってさ、宮くん。-

詩織さんが可愛すぎてお仕事できないんだもん。」

「・・・」

詩織さんというのは社長の秘書をしている人だ。

いつも長い髪を一つにまとめ、黒のパンツスーツを着ている。

美人ではあるが無表情で有名で、俺が見るにいかにも恋愛に興味のかけらもありませんといった感じの女性だ。

そんな女性に俺らの社長は・・・

恋をしている

「なにがそんなにいいんすか?」

「背が低いことを気にして3cmのヒールを履いているところとか、実はぐんまちゃんが大好きだけどそれを必死に隠しているところとか、小学生の時に左利きなのをからかわれて頑張って右利きにしたところとか、弟のことが大好きで週1のペースで帰省しているところとか、友達がくれたストラップは全部大切に保管してるところとか、料理が苦手なところとか、寝癖を直すのがめんどくさくて一つ縛りにしているとことか、難しい本を読んでいそうで実はジャンプを読んでいるところとか・・・以下略

詩織さんの良さがわからないなんて!!宮くん、病院に行くかい?」

「あんたは、警察に行けっ!!」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ