表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼクター・タワー  作者: 國枝明日香
2/8

第三倉庫

目的地を目指して早10時間、俺はとうとうその住所にたどり着いた。


場所はそこまで遠くなかったがここは今では使われていない地区で入る手続きだとかなんとかで余計に時間をくってしまった。


見たところ人の姿はなく、廃墟や倉庫が建ち並んでいる。


大都市にもこんな場所があるんだな、、。


えーっと、海岸沿いと言うとあの辺だが、、あ!


そこには大きな倉庫がいくつもありそれぞれの壁に数字が書かれていた。


俺は迷わずに3と書かれている倉庫に向かった。


ここだよな、、。


どうやって中に入ろうか迷っていると、倉庫のシャッターが重い音をたてながらゆっくり開きだした。


コツッコツッ


足音をたてながら1人の男が出てきた。


目から上にかけて仮面をつけているので顔はよくわからないが結構若そうだ。


「お待ちしておりました。ルーラー様でお間違えないでしょうか?」


「あ、あぁ、、」


俺の行動が筒抜けってことだな。


「さあ中へ、あの方がお待ちです。」


そう言われて俺はスーツの男と一緒に中へ入っていった。


倉庫の中はとても広く、ところどころ光っている灯りのせいで不気味に感じる。


最深部に着くと奥から笑い声が聞こえてきた。


「フハハハハハハ、君がルーラー君かね?

待ちわびたよ。」


声が響く。


俺は顔写真とそこにいる男の顔を見比べた。


「あんたが今回の依頼主で間違いないか?」


男はニヤニヤしながら答えた。


「ああ、そうだ。君に依頼をするのはとっても大変だったよ。

なんたって、、、」


次の言葉を発するまでに時間をおいた。


「あの超有名探偵組織『ラメル』のメンバーだからねぇ。」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ