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徒然超短編集

確定申告がゆく2(四百文字小説)

作者: 神村 律子

またしても、いつものスチャラカさんです。

 律子はスチャラカなOLである。


 医療費控除は受けられなかったが、諦め切れない律子である。


「医療費控除できなかったあ!」


 律子は飲んだくれて恋人の藤崎にからんだ。


「りったん、病院に通った交通費とかも含まれるらしいよ」


 藤崎は律子の酒乱ぶりに困り果て、国税庁のホームページにアクセスして調べたのだ。


「領収書がないよお」


 さらに絡む律子。


「病院に通った事が証明できれば大丈夫だよ。どこからどこまで乗っていくらだったのか表にしてまとめるといいらしいよ」


 藤崎の言葉で元気を取り戻す単純な律子である。


「さっすが藤崎君、お礼にチュウしてあげる」


 更に絡み酒が酷くなる律子であった。


「そこまでしてくれなくていいよ」


 照れる藤崎である。


「但し、複数路線がある場合には、一番安い経路でないと認められない事もあるらしいよ」


 藤崎は更に豆知識を披露した。


「そうなんですか」


 律子は笑顔全開で応じたが、藤崎にはどういう事なのかわからなかった。

意外と知らない還付申告でした。

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