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ANOTHERSTORY-Ver.A4 月(略)の迷惑

「何いってんだお前」


言われたクー君も困惑顔

というか、叫んだウェイター以外みな困惑顔・・・


「オレ、小さいときにあなたに助けられてから、ずっと憧れてたんです!あれは十年前・・・(略)・・・楽しいんですよ!!」


どういう経過を経たら楽しいんですよで終われるのかな・・・


「おい、お前何いってんだよ」

「お前じゃ勝てねぇよ」


仲間が止めに入る

なにやら四人ほどでヒソヒソ話してるみたい

会議が終わり、こちらに振り向く


「じゃあ、俺たち四人と勝負してください!」


増えた・・・


「なぜふえるんだ?」

一対一(サシ)でやって敵わないのは分かっているので、ならば四人ではどうかと」

「ならばからの発展がおかしいだろ」


クー君のツッコミをスルーし、四人は上着を脱いで投げ捨てる


「いざ、勝負!!」


ここでいいの!?


「待ちなさい!」

「あ、あなたは・・・総料理長!!」

「こんなところで争ったら、他のお客様に迷惑だ」

「支配人!!すいません・・・でも、俺たち、勝ちたいんです!!」


どこのスポコン漫画なの?


「だったら、場所を変えましょう。そうだな、屋上なら広くて良いだろう」

「場所の問題じゃねぇだろ」


クー君のツッコミは衰えず、だね


「では、こちらのエレベーターで」

「なんなんだよ、おまえらは・・・アル、どうする?」

「う〜ん・・・クー君のカッコいいトコ、見てみたいなぁ」

「はいはい、やればいいんでしょ・・・殺れば」


クー君、なんかすごいオーラが・・・


〜〜〜〜〜〜〜〜


そして屋上!

四人組はなにやら装備を悩んでるみたい

クー君は何か武器とかいらないのかな、って思ってきいたら、


「いいよ。素手で叩きのめして格の違いを見せつけてやるから・・・」


って・・・

なんかクー君怒ってるみたい

大丈夫かなぁ


「い」

「ざ」

「勝」

「負」

「!」

「!」

「1人一文字!?てか最後の二人はどう表現したの!?」


ていうか、敵は四人では?

と思ったら、意外な人物が・・・


「何を言うか、気合いだ気合い」

「勢いが肝心なのだ」


料理長と支配人、ただ者じゃない・・・


「ま、気合いや勢いで勝てるオレじゃないって事を教えてやるよ」


銀髪をなびかせ微笑

キャー、クー君カッコいい!!

おっといけないいけない

私がこの戦いの解説しなきゃならないのに

ひいきは、よくない

ひいきは・・・よくない


「行きますよ元帥!!」

「こい」


相手は二刀流と棒術使いとトンファと・・・鎌?


「へぇ、死神(オレ)相手に鎌を使うか・・・」

「当然です!僕は元帥に憧れて修行を受講したんですから!」

「受講?」

「はいっ!ユーキ○ンです!!できるシリーズと迷いましたが・・・」


通信教育!!


「その鎌は?」

「修了記念でもらいました!」


クオリティ高っ!!


「まぁいい、まとめてかかってこい」


本気で構えるクー君

深呼吸し、瞳を閉じる


「うぉらぁぁ〜!!喰らえぇ!!」


四方からの攻撃

一応死角はない・・・

でも、クー君が戦う際に視覚なんて必要ない


「遅い」


眼で見るのではない

彼は万物が有する根本的な力を体で感じる


「オレの高速二刀流が・・・」

「なんだこの重い蹴りは・・・」

「なんであたらない?」

「リーチの差がなんの意味もない・・・」


つ、強い・・・

多分、クー君は全然本気を出してない

武器を使わないことに不安だった私が馬鹿みたいだ

心のどこかで、クー君を見くびっていたのかもしれない


「これが、史上最凶の神の力、なのか?」


だって彼は・・・


「ん?なんだ、もう終わりか」


今、眼を開けたのだから・・・


「独学にしちゃよく頑張ったな。だがこれじゃ不合格だ」


何が起きたのか、本人たちは分かっていない


「オレに勝ちたきゃ音を越えな」


クー君のマックススピードは光に匹敵する

つまり、どれだけ息があっていようと、攻撃を複数で行う場合にできる極わずかなヒビを彼は見えている

ヒビを突けば、どんなに硬い物質であろうともろくなる

クー君は、そこを討つ

だから彼は対複数戦に強い

いや、彼ではなく

「死神」が


「強ぇ・・・」

「ヤバすぎだろ」

「見えねぇよ」


圧倒的な力の差を前に愕然・・・

クー君はというと・・・


「さーて、はらへったな」


完全に脱力モードみたい・・・


「もういいだろう?オレは飯食いに来たんだ。用意しろ」

「はっ!!」

「承知致しました!!」


さ、流石支配人と総料理長・・・

反応が速い・・・


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


色々あって、私たちは今やっと席に案内されている


「いらっしゃいませ〜」


と、みんな笑顔で声をかけてくれるんだけどぉ・・・


「ドンペリ入りました〜!」

「一気!一気!一気!イェー!!」


ホストですかここ・・・


「ハハハ、アルちゃん、ビックリした?」

「少し、というかかなり・・・」

「ホストみたいだろ?ノリとか店員とか」


なんでクー君は個性的なお店に詳しいのかなぁ


「どこで知ったの?このお店」

「部下に拉致されてな。優秀な女性狙撃手で真面目だと思っていたから相手したらすごい大変だったんだ」

「どれくらい?」

「奴は一番安い酒(約四百円)しか飲みませんから安心してくださいとか宣言したくせに酒代だけで万を越えやがった」

「宣言を破ったの?」

「いや、破らないで忠実に飲みまくったんだ。一番安い酒は五種類くらいしかないのによく飽きないなぁと思ってみてたら止まらないんだよ」

「ホストさんに奢ったりは?」

「あいつは男いるから貢ぐようなことはしないって言ってた」

「お会計はどれくらいに?」

「三人で六十七万八千二百円だ」

「三人?」

「そ。オレが前いたトコの神様」


クー君の前の管轄地域の担当は・・・

アポロンさん!?

あの人そんなに大食いだったっけ?


「誰が一番会計に貢献した??」

「狙撃手さん」


お酒だけで!?


「クー君たちは何を食べてたの?」

「かなり高いやつを幾つか」


この店の高いのって・・・万単位だよ!?

それを、お酒だけで・・・


「オレとアポロンが競いあってダウンしてるうちに休まず飲み続けたらしい」

「一人で?」

「そ」


寂っ!!


「あ、そろそろだな」

「え?何が?」

「あそこみててみ」


そう言ってクー君が指した方を見てみると・・・


「どっこいしょ〜どっこいしょ〜!!」

『どっこいしょ〜どっこいしょ〜!!』

「ソーランソーラン!!!」

『ソーランソーラン!!!』


ソーラン節!?


「あれ、オレのクラスなんだ。夜練するって言ってたから」


ふと時計を見ると・・・

十一時・・・

ここはビルの・・・数十階だよね

ここまで聞こえるって事は・・・


「近所迷惑だよっ!!」

「あぁ、その点は大丈夫。周り見てみ」


周り?

っていうのは踊ってる周り、だよね?

この高さからだと神の私でも見辛い・・・

よぉく眼をこらしてみると・・・


「いいぞぉ!!」

「やれやれ〜!!」

「もっと声出せ〜!!」


野次馬多っ!

近所の理解得てるの!?


「恒例らしいんだ。深夜ソーラン。略してシーラン」

「人面魚?」

「おい、そのハードはもう幻だぞ」


ドリキ○スだったかな

って、そういう話じゃなくて・・・


「いつから?」

「昨日」

「たった一日でなんで恒例になるの!?」

「昨日の夕方五時から、夜通し頑張ったそうだ。それでは自治会と一悶着あった後、和解したそうだ」

「でも恒例にはならないのでは?」

「いや、今年から恒例にしんだ」


無理矢理ね・・・

気を取り直し、食事にありつこうとすると・・・


「イストリア様、たった今お手紙が」

「おりょ?誰から?」

「伝書鳩です」

「いや、方法は聞いてねえ。誰から来たんだ?」

「『日本ソーラン節協会』からです」

「・・・在籍した覚えはないが・・・読んでくれ」

「はい・・・『三秒で降りてこい、さもなくば貴様の命はない』と」

「いくの?」

「いかないよ。死神だもの」


あい○みつお・・・

更新遅れてホントにスイマセン・・・塾が増えて延びたので土日に書くのができなくなってしまったので・・・できる限りの頑張りますので今後とも『死神のKISS』『夢魔との生活』をよろしくお願いします

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