Scene 4:翌朝
朝のオフィス。
水城はいつも通り、静かに自分のデスクに座る。
窓から差し込む柔らかな光が、机の上をほんのり照らしていた。
彼女の目に、一枚の付箋が映る。
『昨日は助かりました。資料、すごく整理されてましたね。——風見』
水城はその文字をじっと見つめ、ふっと息を吐く。自然と目尻が少し緩む。
「静かに離れようとしてたけど……」
小さく独り言。
「静かに見守ってくれる人もいるんだな」
手元の資料に目を落とすと、ページの隅に小さなメモ書きが残っている。
昨日の残業の跡が、少しだけ彼との距離を縮めた気がした。
深呼吸して、心を落ち着かせる。
「また今日も、無駄なく、でも丁寧に」
水城は再びキーボードを静かに叩き始める。
画面に映る文字は、淡々としているけれど、どこか温かみを帯びているように見えた。
――END
あとがき
働き方にはいろいろあります。
好きなことに本気で打ち込む人もいれば、みんなで一緒に頑張る人もいる。
一人黙々と努力する人もいれば、ワークライフバランスを重視して、仕事以外の時間を大切にする人もいます。
水城はそのうちの一つ――淡々と自分のペースを守る働き方を選びました。
さて、あなたは、自分の働き方や生活の比率をどう考えますか?




