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クワイエットクイッティング  作者: MMPP.Key-_-bou


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Scene 2:休憩スペース

「課長、あの、水城さんって、最近ちょっとドライですよね……前はもっと話してたのに」


「うん?土井くんか。そうだな、前までは頼めば夜でも付き合ってくれたんだけどな。最近は“時間外は対応しません”ってはっきり言う」


 土井は眉を寄せる。


「それって……やる気がないってことですよね?」


 課長は少し目を伏せた。


「どうだろうな。たぶん、“やる気を削られた”んじゃないか」


 コーヒーメーカーの音が、遠くでボコボコ鳴る。

 土井はマグカップを握りながら、机の向こうで笑う水城を思い出す。


「俺たちは昔、“仕事がすべて”みたいに思ってた。でも今の子たちは、たぶん、“仕事は生活の一部”なんだ」


「……“静かなる退職”ってやつですか?」


「よく知ってるな」


「SNSで見ました。“辞めないけど、心を出さない働き方”って。なんか、格好いいような、寂しいような……」


 土井は自分の心の中で、少し寂しさを感じた。



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