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あおぞら物語  作者: 風楽
1/2

ういこころ

登場人物

主人公(佐藤勝 さとうまさる) 高校二年生。少しドジ(犬系ぽい感じ)

初恋の人 (花草春 はなくさはる)天然。恋がよく分かってない。少し離れた席にいる。

男トッモ (小柳翔 こやなぎしょう)主人公に初恋をきづかせてくれたひと


学生の恋模様をテーマに書いてみました

日常系とかで書いていくかもしれません

この作品はこんな恋あったらいいなぁって思って書きました

続きはのんびりとお待ちください

(2話目は作ってあるので明日か1週間後目安に投稿します!)



セミがよくなく夏のあくる日のこと

勝 「…やばい」

今俺は超緊急事態。緊急事態宣言中すぎる。なんでかって?

スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

((こいをしているからだよ!!!!!))

そう俺は今クラスの女の子に恋をしているらしい。

それも初恋。

いやいやいやいやまじか俺が?いつも外で遊んだり男友達と馬鹿やったりしてるしかない俺が?恋?こい?コイ?

勝 「あ〜鯉か!いやぁ美味しいよな!あれって!」

ゴツン

勝 「いって!」

翔 「あほかおめぇわ。食ったことねえだろうし現実逃避すな。(呆れ顔)」

パニックになってた俺を叩いたのは恋というのを気づかしてきた張本人 翔だ。

勝 「じゃあどうしたらいいんだよ!」

翔 「しらんがな!」

勝 「お前が気づかしてきたのに!?」

翔 「恋してるってモロみえなのに気づ かねぇおめぇが悪ぃよ!」

そんなことを言われ俺は赤面になってるとおもう。

〈俺モロバレだったの?〉

それを知った俺は急いで初恋の相手を見てしまう。彼女は…春さんは友達とスマホを見ながら何かを話してるようだった。春さんの方を見て俺はポーっと見つめてしまうだろう。〈何話してんだろ?あっ笑ったかわいいなぁ〉

ドカッ

勝 「いってぇ!何しやがる翔!」

翔 「こっちのセリフやわ!なぁに赤面しながら見つめてんねん!これでもお前は恋してないって言えるんか!?」

勝 「……恋してるでええんかなぁ?(小声)」

翔 「それ以外に見えへんけどなあ」

ストンっと椅子に座った俺を翔は手に顔を着いて先程よりも呆れてる顔をしてくる。

勝 「でも俺恋わかんないんだけど」

翔 「は?まじ?」

勝 「これ初恋なんやけど」

翔 「、、、、お前ほんとに高二?小学生のうぶさなんだけど」

勝 「しょうがねえだろ。男としか絡んだことねえんだから」

顔をうずめながら春さんのことを考える。2年生になって同じクラスになった人。最初の頃は全く話してなかったけどよく怪我とかドジとかをすると「「大丈夫?」」「「これ全部?一緒持ってくよ」」とかよく手伝いをしてくれた。いつも助けられてばかりの俺は春さんの助けになりたいって思って無意識のうちに彼女の近くにいるようにしてた。無意識のうちに彼女を見てた。俺よりずっと小さな背。黒髪でボブで眼鏡をかけてて授業のキリッとした姿がかっこよくて彼女が友達と話してる時に見せる笑顔が可愛くて…

そんなことを考えてるうちに顔が真っ赤になっていたのだろう翔が

翔 「おぉ。茹でダコになってら水いるかい?」と笑ってからかってきた。

俺は言葉の代わりに翔の肩をガシッと掴みこういった。

勝 「翔!俺に恋愛を教えてくれ!」

翔はびっくりして戸惑っていたが

翔 「お、おう(困惑)」と返してくれた。


夏休みに入った。

そっからの俺たちは凄かった。

まずは翔による俺を服とかメイクとかの外見的なものを教え次に女の子に接する態度やマナーなどの内面的な物そして細かいものまで教えてくれた。

覚えるものは多いし珍回答をしツッコミされることも多かった約1ヶ月。暑いが少し秋の面影を感じる頃には翔も「まあ、教えられることは終わった。あとはお前次第だぞ。」と及第点をもらった。まじであの時の嬉しさと言ったら(嬉し泣き)


学校が始まった初日俺は彼女をデートに誘うことにした。久々に会うから緊張しまくった。友達と話してる彼女を廊下によびだして

勝 「は、は、春っさん!あの!えっと…よっ、よかったら次の休み俺とデートに行きませんか!?(大声)」

翔 (声でっか!?あとあいつド直球すぎねぇか!?)

クラスの人も話を止めるほど響いたその声は彼女にもしっかり届いており

春 「デート?つまり2人で出かけたいと?」

勝 「そ、そうです!!」

翔 (ダメそうかな)

春 「いいですよ」

翔 、クラスの全員(いいんかい!!)

心の中でツッコミを入れる人を置いて2人は遊びに行く場所を決めた。少し話しただけだが土曜日、11時、水族館とに決まってすぐに解散した。

勝はすぐに翔の元へ駆け寄り

勝 「やったぜ翔!俺デート誘えたよ!」

翔 「おうそりゃよかったな(笑)」

勝 「夏休みに頑張ったもの全部活かしてくるぜ!」

翔 「おう!頑張ってこい!」

そんな話をしてると授業が始まりいつも通りの1日を過ごしあっという間に土曜日になった。


土曜日

この日は少し涼しくなっていたが人が多く混んでいた。最寄りの駅で集合の待ち合わせをしており勝は約束の時間より30分も早くついていた。翔と2人で話し合ったコーディネートと頑張ったメイクやヘアセットをして腕時計をチラチラ確認しており((1ヶ月前の自分では出来なかったなまじありがとう翔!))と思っていた。

15分後

春 「お待たせしました。」

勝 「あっ!おはよ、、ぅ、、」

勝はおもわず言葉を止めてしまった。いつもはメガネの彼女がをかけておらず髪型はボブはそのままなのだが三つ編みがされており白のワンピースと可愛いヒールほサンダルといういつもとは違う姿を見て

勝((え?かわいすぎない?え?てんし?すき))っとずっと頭の中がぐるぐるしており春は不思議そうに「あの?どうかしましたか?」っと聞いてきた。

勝 「え?あっ!ううん!なんでもない!」

春 「そうですか?」

勝 「うん!」

勝、春 「…」

勝、春「「あの」」、「「あっ」」

勝 「ど、どうぞ!」

春 「あっでは。佐藤くん今日はお誘いありがとうございます。遅くなってしまってごめんなさい」

勝 「い、いやいや!俺が早くつきすぎちゃっただけだし!春さんも早いから大丈夫だよ!」

春 「そう言って貰えると幸いです。あっそろそろ時間ですね。行きましょうか?」

勝 「え!?あっそんな時間!?それじゃあいっ、いこっか!」(うわぁ服の感想とか伝えられなかったぁ。女の子褒めるの大事って翔と一緒にやったのに!)

そんな反省をしながら2人は水族館へ行きスムーズに館内へ入っていった。

勝 「おお!やっぱ広い!魚いっぱい!」

春 「ここは初めてイルカを飼育し始めたところらしいですね。」

勝 「え!?そうなの!?」

春 「あそこに置いてあったパンフに書いてありました。これどうぞ(パンフ渡す)」

勝 「ありがとう!」

彼女から受け取ろうとした時手が少し触れてしまった

勝 「わあ!あっ!ごめん!!俺いま汗っぽいっしょ?」

春 「?大丈夫ですよ?」

勝 「そ、それなら良かった!あっ春さん!これ一緒見に行かない!?」

春 「いいですよ。行きましょう。」

そんな感じで夕方まで水族館で過ごしそのか後近くの海の見える公園に行きベンチで休んでいた。春は飲み物を買いに行っておりその間

勝 (うわぁぁぁ俺今日全然ダメだったじゃぁん!全然笑顔に出来なかったしなにあの反応自分キモすぎるでしょ!あとあそこもっといいこと出来たのにぃ…もっと楽しませたかったぁぁぁぁあうわぁ記憶消したいぃぃぃぃ)っの自己嫌悪でいっぱいになっていた。

そんなどんよりとした空気が勝にまとっている中春がジュース2本を買って帰ってきた。

春 「お待たせしました佐藤くん。これどうぞ。」

勝 「え!?ありがとう!あっお金っ」

春 「いいですよ私の奢りです」

勝 「ありがとう。」

2人は海の音を聴きながら夕焼けを見ていた。それでも勝の心はずっとバクバクとしていた。

勝 (うわぁやっぱ可愛いなぁ。でも俺は釣り合わないなぁ。ずっとヘマばっかしてたしアホみたいだ)

ネガティブなことをずっと考えていたら春が話しかけてきた。

春 「佐藤くん。今日楽しくなかったですか?」

勝 「え?なっなんで?」

春 「ここの公園来てから気分が落ち込んでいるようであとずっと緊張していたようなので」

勝 「うっそ…そんなバレバレ?」

春 「はい。その反応はやはりたのしく((」

勝 「楽しかったに決まってるよ!」

春の言葉を遮って勝が本音を言う。

勝 「俺実は今日のために翔と作戦とか立ててたんだ」

春 「作戦?小柳君と?」

勝 「うん。こんな時はこうした方がいいとかあとかっこいいアプローチとかしたかったのに上手くいかなくて」

言葉を並べていくうちに自分の不甲斐なさに潰されそうになっていた。その時

春 「私は楽しかったですよ?」

勝 「…え?」

予想外の言葉に驚きの顔を出す勝。春は言葉を続ける。

春 「私、異性と出かけるのは初めてよく分からなくて佐藤くんみたいに感情が顔に出せてなくて本当は笑顔出したかったんですけどね。とっても楽しかったので。実は自分も友達と作戦立ててたんです。服とかメイクとか気をつけることとか。」

勝 「(空いた口が塞がらない)」

春 「一緒にお話をしながら出かけてていつもとは違う様子とか見れたし私をよく見てきづかってくれるしお昼のときもいつもより美味しく食べれた気がするしあと一番びっくりしたのは手を繋いでくれたことですね」

勝 「ちょっ!ちょっと待って!?」

春 「はい?」

勝 「て?手つないでた?」

春 「?はい繋いでましたよ?」

勝 「いつから?」

春 「駅で会った時からです」

勝 「え?」

春 「もしかして無意識でしたか?あっでも確かにパンフ渡した時とかすごく焦ってましたね。なるほど謎が解けました。」

勝 「(口パクパク)」

春 「鯉ですか?」

勝 「まっまじかぁ(赤面)」プシュー

春 「でも私は嬉しかったですよ。でもおかしいことがありまして」

勝 「え?なに?」

春 「今日デート?をしているあいだ心臓がバクバクしていたんです。一体なんでしょうか?」

勝はその言葉に1ヶ月前の自分を思い出す。その正体を知ったあの日を。

勝 「そっ、それって」

春 「?なんですか?」

勝 「こっ」

春 「こ?」











勝 「恋じゃない?」











勝は春に伝えたその正体を。恋というものを。春は少し瞬きをし海の方を見て「そうか。そっか。」と繰り返し呟く。

そして勝の方を向きこういった。

春 「これが恋なんですね!」

それは勝がずっと見たかった笑顔いやそれ以上の一番の笑顔だった。

勝は嬉しさと今しかないと言う気持ちで勢いよく立ち上がり春の方を向いて

勝 「俺は!今日春さんをみて服装とか髪とかとてもかわいくて!てんしみたいって思って!水族館いる時もずっとたのしくて!でも緊張してて!それはいま春さんに!恋をしてて!大好きで!俺もっと一緒にいたいって思って!だから!」

そこには翔にからかわれた勝の時以上に真っ赤になった春。それでも気持ちは止まらない止められない

勝 「俺と付き合ってください!!!」

しばしの波の音。心からの愛の告白。

何秒、いや何分だったかもしれない。

春からのことばだった。

春 「……よろしくお願いします(赤面)」

勝 「……」

「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!」

夕焼けと海に響く嬉しさの叫び。これからも続いて欲しい恋模様。ここからは後日談だがふたりが付き合ったことはクラスに即バレし祝福され翔はいつの間にか彼女が出来ており。当の本人達は名前呼びしながらずっっっっっと幸せに暮らしたらしい。

初めて知る初いこころ。そこから生まれる生いこころ。

あぁ

ういこころ

おしまい


いやぁいかができたでしょうか

なんかアニメ世界で起きそうなことを書いてみましたが

こういうのあったらぜっっっったいニヤニヤして尊死したいと思っています

下に仮設定あります

自分が書いてる時にいつも書いてるやつを貼っときます見なくても大丈夫です!


(仮設定)

好きになったきっかけ……よく助けてくれる。何気ない助けが主人公にとっては嬉しかった。そこから彼女何か助けにならないかと考えて話したりしてたら好きになった。(なおあまり話してない)

気づいたきっかけ…友達に言われてから気づいた。

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