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【第6話】明るい彼女に出会う僕

6話目です。仲間回ですね。

「奥の部屋へ」




有坂に勧められるかままに篤人はスリッパを脱ぎ、冷たいフローリングに足をつける。




奥へ進むと床の軋みと奥から聞こえる会話の内容が鮮明に聞こえる。




有坂はドアを閉め、スリッパを下駄箱に丁寧に置き、篤人の後ろについていく。




篤人はドアの前に立つ。




声が聞こえるけど内容は僕のことだ




篤人は不安を感じ、息を呑む。




それを見た有坂は篤人の前にあるドアを勢いよく開けた。




中は縦に広く、中は暖房が効いているのか暖かい。奥にはソファーの下には古びた絨毯がある。




その前にはテレビ台と旧型のテレビが鎮座しており、テレビ台には少し古いゲームとゲーム機が置かれており、遊ばれているようだ。




左側には台所があり、綺麗に整頓されている。誰か綺麗好きな人でもいるのだろう。




天井は高く、二回まで突き抜けになっている。ぶら下がった照明にも多少埃がかかっているが綺麗だ。




右側には窓があるがカーテンが閉まっている。遮光カーテンで外からは完全に光が遮断されているようだ。外側からも見えるかどうかの光しか漏れ出ていなかったので結構な値段のするもののようだ。




その部屋の中には目視で確認できる範囲で高校生らしき人は8人。男女の割合は5:5だ。監督役は少し大人びており、ワイシャツに黒いズボンを履いていた。




皆、篤人を歓迎してくれるような雰囲気ではなかった。




有坂は皆に聞こえるように大きな声で篤人のことについて話し始める。




「霧ヶ峰 篤人さんです。今日から、『ハイエンド』クラスにて一緒に学ぶ仲間となります。皆、仲良くしてください」




どうみても…歓迎されるような雰囲気じゃ…




有坂が篤人の紹介を終えると、ガタイの良い高校生とは思えない巨大な体の持ち主が口を開く。




髪の毛が逆立っており、目つきはいい方ではないだろう、その目で篤人を睨みつけていた。




「てめぇか?…」




「…え?」




因縁をつけられることはしていないはず…




「鳴神 夕莉はテメェのせいで死んだんだろ?」




「鳴神 夕莉?…」




知らない名前だ。




「テメェのせいでどれだけの人間が苦しむと思ってんだ?国民守んのがアイツの仕事だ。テメェの命はアイツの命より軽いんだよ。わかってんのか?」




部屋の中に響く沈黙




有坂はすぐさま篤人を庇うように腕を篤人の前に置く。




「彼は何も知りません。朝霧さんが伝えないように事前に言ってました。電話でもとりあえずは彼のことを言及しないと」




「有坂姉さん、コイツがどれだけの損害を出したかわかってるよな?あんな超能力者そうそう生まれてこねぇって」




「…彼は被害者です。事故の時のことだって覚えていません。」




「じゃあ何か!?コイツは夕莉の代わりだってことか!?夕莉を殺した奴が代わりなんて上も判断鈍ってんじゃねぇか!?」




怒りを露わにする彼はひどく悲しそうな顔をしていた。




「アイツは…鳴神 夕莉は…」




嘆く彼の後ろから茶髪の少年が現れる。




目は黄色く、身長は160〜165センチ程度だろうか。見た目からしてチャラそうだが、彼も同じく悲しげな顔をしていた。




「落ち着きなよ、力也…少し頭冷やそうぜ?ほら、部屋行こうぜ」




彼は力也をなだめると、篤人の方を向き、笑顔を見せた。




「ごめんね、篤人クン。ちょっち外させてもらうね。ほら、力也、行こうぜ」




「…ああ」




「先に自己紹介するね、俺は岩館 春っていうんだ、よろしくね。コイツは桐谷 力也」




図体のデカイ彼の名前は桐谷 力也。そして茶髪の少年の名は岩館  春といった




篤人の横にあるドアを開け、寒い廊下に消えていく2人。




見ていた金髪ショートの女の子は2人が去るのを見ると口を開いた




「ごめんな〜篤人くん。私たちキミのことようしらんのや〜」




明るいテンションと甲高い声から発せられる訛りに篤人は少し驚いた。




「とりあえず一人一人自己紹介しましょう!」




彼女の言葉から、雰囲気が変わることはなかった。しかし、篤人は少しホッとした。

次の七話は苦手です。文章が途轍もなく下手だからです。

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