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決断



 自分の気持ちに正直になるか。


 1人で悩んでいたら、決して目を向けられなかったことなのは間違いないだろう。


 今日は日曜日なため、自室でベッドに座っている。


 昨日と異なり、夜はしっかり寝れた。


 だが、今の現状から解放されたわけではない。


 俺は決断しなければならない。誰を選ぶのか、それとも誰も選ばないのかを。


 朝本さん。名都さん。香恋。


 全員、魅力的な女の子だ。


 顔は整っており、性格も特段に悪い人間はいない。


 自分の心に正直か。


 朝本さんはまぶしい笑顔で積極的に俺に話しかけてくれる上優しい。


 名都さんは部活に入っていたときにはお世話になったし、部員でもないのに、以前と同じように接してくれた。


 香恋は素直じゃないけど、俺のことを大切に思ってくれていると思うし。


「う〜ん。俺はどうしたらいいんだー」


 俺は頭を抱える。


 「自分の心に正直になって、宏君が本当に好きなのは誰なのかを良く考えてねっか」


 お母さんが俺に伝えたかったことを声に出す。


 待てよ。

 

 俺はベッドから立ち上がる。


 自分の心に正直になったら、わかることがあるんじゃないか。それは、幼い頃に忘れ去ったものが。


 なにか重要なことに気づいた気がした。


 俺は頭をリラックスさせるために、ベットにもう1度座り直した。


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