“はぁ?”
「ポンーーじゃ、無かった。紺、陽藍は兎も角、兄貴達は?」
と、アスタってひとが言ってた。“コン”とやらは答えた。
「だーかーらー。僕は一人前なんです〜“許可”貰ったのに、態々古巣に付き添い連れて来ないでしょ。
海も忙しいんだよ。それとも何か用事だった?」ーーと、ね。…………フルス? フルスイング………フル…………ファンタジー、違うかw ないか、そんなのw ……………ふる……………。古巣?
「ま、連れ帰るだけだし、何より幻惑は僕の得意分野。何も問題無いよ。第一ね、陸兄ちゃんやお父さんはね。女神達に絡まれるのが、面倒臭いんだよ。あ、でも“ユリシア”の顔は見て帰ろうかな〜あと、優君の様子も、ね。うん。」
“コン”さんがとか何とか言ってマス。……………。ゲンワク? ……………幻………惑か?
と、
「お邪魔しま〜すっと、あ、いた。よっ、カーズィ君此の前振り〜」と。
「ん?」
「あっ! 和希っ!」と。
「おや、紺ちゃん。」
「ん? 何何〜和希っち。紺ちゃん居るの? おっ、本当だ。やっほ、紺ちゃん。お仕事?」と。
“イケメン”が。入って来た。つか、あいつ。…………………………、っ、ッ!ッッ!
「オマエッ! せのおっ、瀬野尾 紹ッ! このっ、このっ、こん“イケメン”がぁっ!なにしに来やがったッ?!」と、俺は叫んだのだ。
アイツはふしぎ顔しやがった。おのれ人類の敵め。滅べっ! 爆せろっ! 滅っせ! こんリア充が!
おそらく“カズキ”と呼ばれた、なんとも冴えない男が、セノオ ショウに質問してた。「友達か?紹?」と。
「んにゃ知らん。」と、瀬野尾は答えてた。
あ、“セノオ ショウ”とはな。近くの高校に通う三年で、な。………………我が校の女子共垂涎のイケメン君だよ。あ〜………………たしかにイケメンだけど、さあ。……………………………………………だからなんだよ?イケメン正義ってか?直接面識ねぇし、もちろん知り合っちゃいないけどな? ムカつくんですよっ。腹立つンですョっ。わかる?!わかります?!ムカつくよね?!だろ!
「カーズィ、面倒掛けたな。と、バーシル、ちょっと」と。ん?あれ?さらにハイパーなイケメン来た。ありゃりゃ、こりゃセノオ ショウ君、負けてるワw ウケるねw
■ ■ ■
「……………敦之〜? 和希〜、何かあったの??? 紹ちゃん迄、さ。」と、コンキチ君が。
美形のニイサンは“アツノ”というみたいだ。××××
■ ■ ■
「…………………、ちょっとな。…………」とアツノさんとやらが、言ったのだ。んで“セノオ ショウ”が。
「聞いてよ、紺ちゃん。うちの兄貴、馬鹿なのよ。え? 知ってた? だよね〜」と。は?なにこいつ………おどけてた。アニキがどうしたと? てかここさ? ニホン・エリア・デスカ??? デスヨネ???××××××××
「え〜そうなの? じゃあお迎えに来たの? 連絡くれたら僕一緒に連れ帰ったのに。」と、コンキチさんが、言ったよ?
うわ〜おれ、置いてきぼり。わ〜
さすがに言ったワ。“おれ、家帰ってイイか?”と。そして全員に“キョトン”とされたワ。なんでダヨッ!
「ん?」
「………は?」
「え、どうやって?……………」と。え、ミナサン、リアクション、ムカつくんデス・ケド?そしたらさ?
“コン・キチ”サン、が、さ?
「君、人間だよね? どうやって帰るつもりなの? 無理だし無茶だよ。一応此の星に来た経緯は君は悪く無いから、今回は救けて貰えるけどさ? 僕達だって“善意”でやってる事だからね? もうちょっと敬って欲しいよ。ああ…、ごめん………敬うは違うな?………、 “労う”辺りかな? まあ…………君が“居残りたい”なら、僕達は君を置き去りにしても、咎められる事じゃ、………無いんだよ? 特に僕や“紹ちゃん”は、ね。“神様”では無いんだから、ね? ーーーー
それからさ?
“カーズィ”や“バーシル”にはお礼は言うべきだよ? 君は。 二人が連絡くれてなかったら、
君が此の星に取り残されてた“事態”を見逃したままで在た筈だからね、僕達。
………そうなっちゃったら“失態”だったよ。有難う、バーシル。カーズィも有難うね。お父さんもお礼を言う様になって、言ってたっ。
……………ん……………ねえ? …………事態が理解って無いのかな? “市谷 三耶”君。
君は今、“名前の無い星”から誘拐をされた状態で、“他の星”に来てしまっています。此の星の“名前”は知る必要も無いけれど、
『酒星』ーーと云います。ーー
君が生まれ育った星とは、所謂“生活環境”が異なります。“大気”の状態、つまり性質が“違う存在”だと思って下さい。
ーーて詳しい事は面倒だし要らないし端折っちゃうけど、
『長く居過ぎると“体質”ーーつまり健康状態』に異質が生じ、帰る事が難しく為りますーーと云う事だけ、理解して欲しいーーかな?
あ、
補足するね。
僕や紹ちゃんや“和希”や“敦之”はね? 副作用が起きない特別な方法を知ってるから多少長居しても“平気”なんだ。 君は長居しちゃうと確実に“帰れない”けどさ。
ついでだからちゃんと自己紹介します。まだだった。“僕とした事がorz.”だっ。さておき、で、
僕の名前は、華月 紺ーーーー
“コンキチ”とかでは在りません。
“紺色”の“紺”だよ。名付けはお父さん。お父さんは“藍色”だから。まあそれは良いんだけど、
“名前の無い星”の管理者の息子です。ーー“星管理規定”に置いて、
“管理者”の名の元に、つまり“代行”で君のお迎えに来ました。理由無き“逃走”は“抹消”対象と為りますから、気を付けて下さいね。」ーーーー
て、さ。
………………………………………うん、なにいってんの???この小学生ボーイ。戯れ言かな???さっぱりわかんねwww