表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/12

“説明”をーーしよう。

 俺の名前は、市谷いちたに 三耶ミツヤ。れっきとした男の子だ。“娘”じゃねーよ。ふざけんな。ーーと、今はそんな場合ではない。大変なんだ。いや、大変な事態が、起きているーー“起きた”んだよ。この俺の身に、な。××××




 よく、あるやつじゃん? ほら、小説とかでおなじみの、さ。“転生”とか、“転移”とか。あれにあったんだよ。××××



 よく“道を歩いてた〜”とか、“事故にあった!”とか、いうじゃん?でも違ったんだな。俺にはその前後の記憶が無かったわけだよ。それどころか“最中”の記憶もおぼろげなんだな、これが。××××




 で。“気付くと”って、やつだな。“今”に至るわけよ。××××







 つまり? つまりはな。






 “知らない街”でふっと目ざめた“わけ”よ。な? やるせないだろ? ××××××






 ××××××××





 う〜ん。普通、さ? こうだな。“森の真ん中でピ〜ンチっ!でもチート!”とか。“召喚!”で、“お城キタ!”とか。ーーそんなじゃん?でも違うのよ。はやりの悪役キャラスタートでもなければ。マジで。ついさっきだよ。



 街の路の“ど真ん中”な、わけよ、これ。俺はどうしたらいーんだよ、これ。orz.






 ××××××




 ーーえ? どうせ中世ヨーロッパ風の街並みで、定番の“現代知識”で乗り越えたらえぇゃん。ーーだと?いや無理だから、それ。なんでって。…………なんかしらんけど、この街並みさ。………………







 めっちゃオシャレなんですよ、ダンナさん。あらいやだ。………………。うん、なんで???



 ××××××××




 ーーはい、とりあえずそゆことで。俺は腹が空きました。しかしお金はありません。稼ぐアテもゴザイマセン。え? そゆときこそ、“冒険者ギルド”ーーだと? いや無いもんよ、そんなもん。だいたい字が読めねーよ。××××






 ちなみにいうまでもないが、まわりの連中がしゃべってる言葉もわけ分かんねーよ? だからさー、俺言ったじゃん。あの時さ? “能力(チート)つけろ(よこせや)”って、さ。それを聞かずに放り出した“アイツ”が、全面的に悪いわけだよね?これさ?ーーーーッ、オボエテ•ヤガレ•ヨ? ーーッ ××××




 ーーとは言うが、実はさっき言ったように。“あの時”の事が。上手く“思い出せない”わけだよ。理由は分かんねーけどな。あれかね? 神様の“所業”的な? 記憶消されちゃったわけかね? これは???




 はあ。







 異世界転生、楽しく無いですよ、これ。あ、“転移”ーーか。この際どっちでもエエわ。はあ。××××これからどうするよっ?!へるぷっ、みいっ!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ