表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/5

No.2 異世界の魔法は案外、ショボかった!?

「俺が魔法を使えるようになってるってことはやっぱり此処は異世界なんだな…。[I]しか魔法はないからそこまで期待はできんな」


水魔法[I]でウォーター、土魔法[I]でアースが使用できるらしいけど、どうやって使えばいいんだろうか?


ランダムガチャみたいに考えればいいのか?

まぁ初めてだし声に出してみるかな?


手を前に出しながら言ってみる。


「ウォーター!」


俺の体から"何か"が抜けていく。


「うおっ?何だこれ!?変な感覚だなぁ、おい」


多分これが魔力とかいうやつなんだろうな。


魔力が抜けきると手を向けた方向へ水がチョロチョロとまるで蛇口をひねったかのように出た。


「…えっ?まさかやけど、こんだけ?ショボないかぁ?マジかぁー。絶対これ土魔法[I]も同じ感じになるやろうなぁー!使えねー!!!」


異世界の魔法は案外、ショボかった!?


「今のでMPはどれくらい使ったんだ?確認してみるかな?…ステータス」


異世界人…レベル1

HP…100/100

MP…99/100

攻…12

防…12

速…12

魔…10

運…10

スキルポイント…0(固定)


ギフトスキル

…ランダムガチャ[-]女神の呪い[-]

ユニークスキル

…倉庫[-]

スキル

…剣術[II]身体強化[II]槍術[I]水魔法[I]土魔法[I]魔力操作[I]自動MP回復[I]


「お?案外MP使わないんだな?…水を出す量が多くなるほどMPを多く使うのか?」


なら、モノは試しだ!

手を前に出しながら言う。


「ウォーター!」


すると、先程と同じような現象が起こる。


「これにMPをもっと注ぎ込む!」


体内の魔力を操作して更にMPを注ぐ。


先程までは水がチョロチョロと蛇口をひねったかのように出たがMPを注ぐとホースで出すかの如く出てきた。


「う?MPはここまでが限界か?なるほど?限界があるということが分かったし…ステータス」


異世界人…レベル1

HP…100/100

MP…94/100

攻…12

防…12

速…12

魔…10

運…10

スキルポイント…0(固定)


ギフトスキル

…ランダムガチャ[-]女神の呪い[-]

ユニークスキル

…倉庫[-]

スキル

…剣術[II]身体強化[II]槍術[I]水魔法[I]土魔法[I]魔力操作[I]自動MP回復[I]


「なるほどなるほど。ウォーターの使用MPは最低値が1で最高値が5か?あんまり使わないんだな」


俺のMPは100だし、魔法ではMPにそこまで困らんな。…もちろん、[I]の魔法までだがな。


「次はアースを試してみるかな?」


手を地面に向け、言ってみる。


「アース!」


手を向けた方向の地面に小さな穴ができる。


「あーやっぱ、ショボ。こんなの戦闘中に相手を転ばせるぐらいしか使えないぞ?ちなみに使ったMPはっと…ステータス」


異世界人…レベル1

HP…100/100

MP…98/100

攻…12

防…12

速…12

魔…10

運…10

スキルポイント…0(固定)


ギフトスキル

…ランダムガチャ[-]女神の呪い[-]

ユニークスキル

…倉庫[-]

スキル

…剣術[II]身体強化[II]槍術[I]水魔法[I]土魔法[I]魔力操作[I]自動MP回復[I]


「おっ?MP回復しとる。1分経ったのか?俺のMPは100だから5%は5か?つーことはアースもウォーターと同じく使用したMPは最低値が1なんだろうな?つーかもうすることがねぇな。暇んなってきたわー。だからといってあの通路には行きたくねぇーわ。怖いし。なんか出そうや…」


少しだけ覗いて見るか?


通路の方へ少しずつ近づいていく。


「なんもないじゃん。あー怖がって損したなー」


通路はTのような感じにわかれており、左の通路は行き止まりで右の通路は真っ直ぐに続いている。


「ん?行き止まりっつーことは…宝箱とかあるんじゃね?調べてみるかな」


左の通路の行き止まりの方へ歩いていく。


「おっ?やっぱあったー!」


ポツンと小さな宝箱があった。


「何々?何が入ってんのかなー!」


そう言いながらも小さな宝箱を右手で開く。


…中には石のような物が入っていた。


「なんじゃこれ?…ああっ!?これがファンタジーでお馴染みの魔石か?よくよく見てみると紫色で透けてみえるんだなぁ〜。綺麗ぇーだなー」


魔石(?)を手に持ってよく観察する。


「ん?なんだこれ?」


視界の隅の方にこんなのがあった。


【魔石をGPに変換しますか?】


…と。小さく透明なプレートが…。


「ランダムガチャのGPって魔石を変換して手に入れるんだなぁ〜。…変換よろで〜す」


すると、魔石が消え、視界の隅にあった小さく透明なプレートの文章が変化した。


【1GP獲得】


…と。


「へぇ〜。今ので1GPか。そう言えば…あの自称女神が此処のことを初心者ダンジョンって言ってたような…?なら1GPでも納得だな」


ランダムガチャについてはこれで大体分かったな。


「まぁ今後の方針としては…まずこの初心者ダンジョンを脱出する。んで、脱出までに手に入れたアイテムとかを売り、所持金を増やす。ある程度知識を蓄えるために図書館とかで勉強。図書館がなかったら誰か親切な人に教えてもらうって感じか?」


案外、簡単かもな?…そうと決まれば右の通路を進みますかぁ〜。怖いけど。


右の通路を少しずつ進んでいく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ