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くそ

作者: 赤石 桜

あらすじと同じこと書く。

バイト先で好きになったばっかりの女の子が急に休み始めてこのまま辞めるんじゃないかって噂された時の自分の心情。連絡先聞いてなかったからまじで終わると思った。まぁ辞めてなかったけど。

ちなみに「愛は世界の再構築」ってセリフは『海辺のカフカ』から。

愛は、世界の再構築だと、その通りだと思った。今まで聞こえもしなかった鳥のさえずり、陽光の暖かさ。春だ。不意に訪れた春。

でも、あくまで再構築。愛によりかかろうとするだけで、その形は変わり、やがて世界は作り直される。抱くのは、困惑と、やはり恋しさ。手を伸ばす度目まぐるしく移ろう世界の中にいては、そこに現実感など生まれるはずもなかった。

要するに、愛は夢だ。儚い記憶の香りだけを残して跡形もなく消え去る夢。いっそ香りすら残さなければ、きっとそれも受け入れられただろうに。

人生は、ただそれを繰り返す。一度知った香りを追いかけて、似た香りを見つけたらそれに縋って、また消える。感じた記憶だけが蓄積されて、最後に残るものは、一体何なのだろう。永遠のように繰り返される再構築の果てに至る世界には、何があるのだろう。

何もない。何も残らない。きっと最後の世界は、虚無だ。でもそれが人生なら、僕はなぜ、今も日常の振りを続けるのか。わからない。

何となくメモに残してたから、置いてみた。地雷臭パネェ

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