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流星の始まり伝説  作者: 風見国寿
23/31

解き放たれた暴走天使と龍族の王の過去

どうも!残念ながらFGO二周年イベントのチケットを買えずに事後販売を待つ風見先生です、


関係ないと思いますが転売は嫌いですっ(何処かの金髪少女」は置いておいて


さて今回は前回も予告した暴王の天使と呼ばれているアズエーラが目覚め龍は選択を迫られます、


そして龍がアズエーラに関する過去の記憶とはいったい何なのかをお楽しみに!


あの戦いから一週間、龍達は国の改修工事を行っていた


「気を付けてくださいーそこは設計図通り頼みますー」


瑞咲がタブレット端末を見ながら大工達に指示を出している


「あいよ!任せな!」


そして龍達は会議室で瑞咲と通話を繋ぎながら会議をしていた


「瑞咲…大丈夫か?」


「はい…大丈夫ですよ?」


「じゃあこれから次の襲撃に備え作戦を練るぞ」


「はい!うん!おう...!」


エミリアを除く仲間達が龍の言葉に反応する


因みにエミリアは暁の進軍の医務室で酸素マスクを付けて意識不明になっていた


「エミリア様…大丈夫でしょうか…」


「誰が見ても明らかですよ…大丈夫じゃないですよ」


「背骨が骨折してるし斬られた怪我は心臓にも届かずしかし意識不明の重体」


「龍様は女心を分かってません!私怒ってきます!」


「あ!白音様!もうー!龍様の事になるとすぐあぁなるんですから!」


「エミリアが目覚めたら少し落ち着いてから結界は張ろう今は俺が結界を張る」


次の瞬間、会議室の扉が開く


「龍様!エミリア様に無理させるとは!何事ですか!」


「無理はさせてないぞ?俺は!」


「また始まったぞ…はぁー」


「龍様!大変です!ご報告が!」


一人の天使が入って来た


「なんだ?どうした?そんな焦って」


「実はごにょごにょというわけで」


龍に耳打ちした瞬間龍の表情まるで世界の終わりかのように変わった


「アズ…エーラが…目覚めた…だと…」


「ふふふ!ふははははは!久しぶりの空気だ!!三百年!眠りから目覚めたぞ!神共!!」


「嘘…だろう…まさか…(ギブン・)が(ザー・)与え(・オールド・)し(アンド)(デス)を乗り越えたのか…」


(ギブン・)が(ザー・)与え(・オールド・)し(アンド)(デス)とは


三百年前にアズエーラが古の修行を受けた際古の12の魔物と13の神を相手にしそれを乗り越えた者に与えられた最後の試練、二度と目覚めることは無いと言われる、

この試練は誰も成功していない、

しかしアズエーラが三百年の時を越えて乗り越えたのだ、しかも狂気の力を得て戻って来たのだ


「いかがします?」


「いかがします?だ?勿論やることは力を借りる…決着付けないといけない相手だ…」


「お父さん~アズエーラって誰?」


「アズエーラ…そうだな…俺の…憧れた存在であり…俺の血縁上は兄だ…」


「兄!?お兄ちゃんなの!?」


「まぁ義の盃を交わしたそうだ…親父が」


そうそれはアズエーラが試練を受ける前つまり3か月前のお話だった


「なぁアズエーラ…試練を受ける前にお前に頼みたいことがある」


「何じゃ~改まって~お前らしくないな!龍一!」


「俺のせがれに修行付けてくれねぇか」


「あの餓鬼をか?」


「妹を守る力を手に入れて帰ってくるなんて馬鹿なことをぬかして出て行きやがった」


「ほーう?あの餓鬼がそんなことをぬかしたか!ガハハハハハハ!」


「どうやら風見の所に居るみたいでな、行ってくれ」


そしてアズエーラは風子の家、現在龍の家に向かう


「龍一がそんなことを言ってんだ~じゃあ私が留守の時頼もうかな~」


「任せよ!お前が留守になればあの餓鬼に修行を付けよう」


「呼んでくれるか?」


「うん~おーい龍~」


風子は後ろを向き龍を呼ぶ


「はい…何ですか?師匠?」


家の中から出て来た、当時、彼は7歳、まだ可愛い男の子だった


「ほーうあの龍一を押して出て行った餓鬼か、よう似ておるな」


アズエーラは心の中でそう思った、しかし龍には聞こえていたがあえて言わなかった


龍は風子から相手の考えていることを風で読む力を教わっていた


「餓鬼、わしと手合わせしてくれるか?」


「はい…いいですよ?師匠?いいですか?」


「うむ!よろしい!審判は私が担当するね」


「勝負は一本勝負!先に気絶したりした方の負け!」


龍とアズエーラは睨み合う


「よーい始め~!」


「はぁ!はぁ!」


先に攻撃したのは龍だった、龍は少しの風を拳に纏いアズエーラの下腹部に三発入れた


「その程度か!それでは!誰も守れんぞ!」


次の瞬間、龍の目の前にアズエーラが現れ龍に頭が割れるほどの頭突きを喰らわせる


「うっ!痛い…」


「負けるな!可愛い愛する私の弟子がそんな弱いはずがない!立って!力が欲しいなら」


「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


龍の体が少し風を纏い竜巻を起こす


「ほーう!向かってくるか!」


「いや、違うね、龍は…」


「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


竜巻の中で足を振り子のように振り風の斬撃をアズエーラに飛ばす


「ふっ!なかなかやるの!餓鬼!」


「龍がすごい成長してるね~やっぱり彼の子っていう素質があるのかな」


風子は心の中で思った、龍の聞こえないように


「ならわしも本気を出そう!ふんっっ!!!」


光を纏った拳で殴りかかる


「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


自分の纏える最大の風を拳に纏い殴りかかる


「ふんぬぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


まるで某ボクシングアニメの最終回みたいに二人はクロスカウンターを決めた


「はぁ…はぁ…」


龍はもうフラフラになっていた


一方アズエーラは


「残念じゃのう!餓鬼!お前の負けじゃ!」


龍の可愛い顔面を思いっきり拳で殴り龍は吹き飛び気絶した


「一本!勝者~アズエーラ!」


「まだまだじゃのう餓鬼よ」


「龍!しっかりして!龍!」


体を揺さぶっても龍が起きない


「やってしまったな…脳震盪と生死の境を彷徨っているな!」


「龍…」


風の力で龍の心臓も治療している


「戻ってきて…龍」


龍は暗闇を歩いていた


「お前の欲しいものは何だ」


龍の姿をした影に問われる


「僕が欲しいのは…力…誰かを守る力…大切な人を守る力が欲しい!」


「力…そうか…あえて言おう…お前には誰も守れない…あの男の言う通りだ」


「無能なお前などは…必要とされていない…お前の居場所は何処にもない」


「確かに僕は無能だ…妹も守れないお兄ちゃんは必要となんてされない…でも!」


「僕は音無龍として!誰かの役に立ちたい!そこをどいて!僕は守らなきゃいけないものがある!」


「愚かだ…お前のような臆病が守れる世界などあるはずがない」


「ううん…きっとそれが今なんだ…苦しいけど…これからの未来に僕は行きたいんだ」


「それが最悪な結末でもか?」


「うん…死にたくはないけど…でも何もしないで死ぬよりはいい…そう師匠に教えてもらったから諦めたくない!」


「僕は僕の道を進みたい!例えこの先に何があっても…笑顔で乗り越えるから!ニヒッ!」


とてもいい笑顔で影に笑いかける


「フフフハハハハハハハハ!!!俺もその笑顔を…すっかり忘れてたな…ありがとうな…」


「君も笑った方が楽しいよ!」


笑顔のまま首を曲げる


「だな…全く…変わるのは怖いものだな…」


「恐れず風と共に走れ!僕の師匠の言葉!」


「歩みを止めず…ただ風の吹くままその風を道しるべに走れ…俺の亡き師匠の言葉だ」


「じゃあな…この先辛いことが沢山あるだろうが…お前なら乗り越えられる…なんせ…なんせ…お前は俺の過去なんだからな!フッ」


笑顔になる


「え…まさか…君は…」


「ほら時間だ…じゃあな…生きろよ?過去の俺」


「そっちも未来ではどうか分からないけど諦めず頑張ってね!未来の僕!」


「フッ…仲間を大切にな」


「うん!ありがとう!」


次の瞬間、世界が真っ白になり龍はゆっくりと目を覚ました


「龍!もう!心配させないでよ~!」


龍を強く抱きしめ涙を流す


「ごめんなさい…師匠…僕…師匠に迷惑かけて…」


「そんなこと気にしなくていい!戻ってきてくれただけで私は幸せだよ!それ以外何もいらない!」


風子は龍を強く抱きしめる、本当に心配していた、このまま龍が帰って来なかったらどうしようと


「し…しょう…ごめんなさい…」


「謝るのは私の方だよ!ごめんね…君を危険に巻き込んで…暗闇は辛かったよね!」


「はい…でも僕分かった気がします…力は…求めるものじゃなくて…ゆっくり育ってていくものだって…」


「龍…私も一緒に見守るよ!育てていこう?龍が本当に欲しい力を…」


「はい!師匠!僕も頑張ります!いつか師匠に近付く為に!」


「うん!愛してるよ~龍」


「僕も愛してます…師匠…」


アズエーラは何をしているかというと龍一とまた飲んでいた


「龍一…いいせがれを産んだのう!」


「お前達の戦いは見せてもらった…全くだ…まだまだだか彼奴には無限の可能性がある…本当に誰に似たんだろうなあの馬鹿野郎はフッ…」


そして話は現在に戻る


「うっ…うっ…」


ナルセが珍しく涙を流しながら泣いていた


「龍さんにそんな過去があったんですね…知らなかったです」


次にシルが涙を流した


「龍…お前…本当につらかったよな…」


アルグも涙が流れる、瞼を閉じていたのに


「師匠から…ぐすっ!…そんな話聞いたこと…無かったでしゅ!」


桜夢も泣いていた


「お姉ちゃん…ぐすっ!呂律…回って…あれ涙が…」


白夢も泣き始めた


「いい話だ…とてもいい話だよ…龍…辛かったよね…龍」


凜も目を瞑っていたのに自然と涙が流れた


「あれ…いつもより涙の味が…しょっぱいな…何でだろう…」


瑞咲も眼鏡を外し涙を拭こうとすると止まらなくなる


実は白音が会議室の音声を医務室のエミリアに妖力で繋げていた


エミリアも意識不明の重体のはずなのに涙を流す


「全く…情けない奴らだな…こんな話で泣く…なんてよ…この馬鹿野郎共(最高の仲間達)が…」


龍も泣いていた


話は変わりシエラはどうなったかと言うと


「フフフ…随分と楽しめそうかな~さぁ~早く始めようか!始まりと終わりのその先の戦いを!アハハハハハ!!!未だ世界の見ぬ!殺し合いだ!!!アハハハハハハハ!!!!」


死神に催眠術をかけまるで軍隊のように綺麗に並べる


「私が…成さなければいけない目的の物は彼奴が持っているのか…神王…そして音無龍」


「ゼウス…少し面倒なことになりそうだ…彼奴らを潰すのは」


「そうだな…流石に…紅蓮の死神のお前でも…面倒か…」


「なめるなよ?俺には彼奴らと…俺達家族の最後の希望が居る」


「龍族の王か…果たして彼奴が倒せるかだな」


「悪いが彼奴をなめてもらったら困るぞ…彼奴がさっきも言ったはずだ…彼奴は俺達の最後(ラスト)希望(ホープ)だ…チェックメイトだ…ゼウス」


最高神とチェスをしていたその男は相手にニヤリと笑った


今回もご愛読ありがとうございます!いやあの22日土曜日の暑い中、

朝の十時から二時間コンビニをはしごした私の苦労は何だったのだろうか、でもきっと無駄ではないはず!


さて次回は龍がとうとうアズエーラと再会するために天界の封印の祭壇に行きます、


一方シエラサイドは遂に八咫狐が目標を見つけその殺害を企てようとします


そしてゼウスとチェスをしていたその男、誰だかわかるかというと龍一です、


少しFGO談義をしますと、呼符一枚で水着マリーが来てくれました、嬉しいです!


弓王当たった方おめでとうございます!私は清姫と玉藻が来てくれたので満足です!


それでは次回も乞うご期待!


PS.前回のお話が先生のアクセス数過去最高記録の94アクセスを達成しました!ありがとうございました!

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