表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
流星の始まり伝説  作者: 風見国寿
16/31

二人の狐女と狂気の一人の殺人劇後編

とうとう大嫌いの梅雨の時期に入りましたね心が暗くなりますね、早く夏が来て欲しいです、楽しいことが沢山ありますからね、さて今年はこの時期がいつ終わるか気になります、さぁ今回はリーナVSの戦いです

果たして勝つのはどっちだ、今回はグロさもあり、涙あり、感動あり、そして謎あり、


これが龍に託される物語!ということで皆さんも悲しいBGMを聞きながら見てください


「あー悪天王リーナだ~会いたかったよ~」


シエラはお気楽に話している、まるで状況を理解していない、ここは敵の縄張りだ、


その縄張りの主が目の前に居て平然としている方がおかしい、彼女は人間以前にも動物もやめているようだ


普通相手の縄張りに入って更に主まで来たとすると、逃げるはずなのに、


一切そんなそぶりを見せない、むしろ人の縄張りに入ることが当たり前のように思っている、非常識にも程がある、


「貴方達の目的は…龍ね…龍は渡さないわ…彼は私達の希望だもの」


はっきりと八咫狐とシエラに伝えた、シエラは動じず笑顔を見せる


「ふふふ…あははははは!龍は残念だけど殺させてもらうよ~?私に勝てるわけないんだからさ!」


まるで勝敗が見えている言い方をする、いや彼女は分かっている、龍を殺すための秘策を持っている為


「じゃあ!その根拠のない理屈を私が壊してあげるわ!」


「来なよ!悪天王!ひねりつぶしてあげる!」


ここから戦いが始まった、八咫狐は出ずシエラが相手をするようだ


「純白と漆黒の翼!」


鋭い悪魔の翼と天使の翼をシエラを四方八方囲むようにして突き刺す


「へぇ~なかなかやるね~」


一発も受けていなかった、


「そっちこそ!」


「じゃあ~次は私の番!」


邪剣を十字架の形に振ると十字架の形をした紫の斬撃が飛んでいく


「天使の壁!(エンジェルウォール」


白い翼で自分を包み守り跳ね返す


「あははははは!いいね!悪天王!たまらないよ~君は生かして返さないよ!」


狂気のオーラが強くなる、もはや地を揺るがすほどに強力だ、


「貴方…まさか…」


「ん~?」


「隙あり!悪魔の槍の雨!(デビルランサーレイン)終わりよ…お連れの人はね」


八咫狐に無数の黒い槍が刺さる


「ぶっ!くっ…おのれ…」


八咫狐は倒れた、損傷が激しかったのだろう、


「………やって…」


「なによ…」


リーナはまるで虫を見るような目でシエラを見る


「やって…やってくれたな!!!このくそアマ!!!!!!!!!うあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

シエラの狂気の力がさらに倍増しシエラをオーラが飲み込んだ、地面には亀裂が走る、


そしてシエラは姿が変わった、その姿は…全て服装見た目全てが黒く狂気の匂いと人を殺したいシエラの血の匂いがした、シエラは覚醒したのではない、暴走したのだ、


「ふふっ…貴方の負けよ…」


「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


リーナの目の前にすぐに現れリーナを斬った瞬間、シエラを強力なガラスの結界に閉じ込める、しかし


「負けはお前だ!!!!」


シエラは結界を斬り破壊した


「手ごわいわね!」


尖らせた悪魔の翼を飛ばす


「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


邪剣で尖った悪魔の翼を斬りながらリーナに近寄り一瞬でリーナの前に現れる


「しまっ!」


逃げようとしたが逃げれなかった…天使の羽と悪魔の翼を斬られていたのだ…そして


「死ね!!!!」


次の瞬間、グサッと音がする


「ぶはぁ!ふふふ…私の…負けのようね…ごはぁ!」


刺されたのはリーナだった、それも心臓だった


「大丈夫…龍も送ってやるから」


「冗談…ね…龍は…貴方には負けない…ふふふ…残念ね…私の力の半分はもう龍のところに届くはずよ」


「このくそアマ!!!!!」


「バーカ…貴方に渡すくらいなら…私の後も…未来に生きれる…奴に渡すわ」


「許さない!許さない!龍も殺してやる!」


「ふっ…まるで子供ね…いや…子供…以下よ!」


「いつか気付くわ!自分の…愚かさに…」


「うるさい…うるさい!うるさい!うるさーいぃぃ!!!!」


シエラは三回、リーナの心臓を刺す、周りには赤い血が沢山飛び散る


「ごはぁ!!ふっ…今は…精々…その快楽に…溺れて…な…さい…」


「でも…覚えて…おく…こ…とね…いつか…天…罰…が…下る…わ…」


「龍に…裁かれ…なさい…あ…な…た…も…その…お付きの奴も……」


「楽しみに…地…獄…から見て…るわ…」


「早く…殺せ…」


八咫狐が立ち上がりシエラに言った


「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


リーナの心臓を邪剣で深くまで刺す


「ぶはぁ!!!り…ゅ…う…ご…め…ん…な…さ…い…デ…ー…ト…い…け…な…く…て」


「す…き…よ…り…ゅ…う…さ…き…に…あ…っ…ち…に…い…っ…て…」


次の瞬間、邪剣をリーナの心臓から抜いた


「うっ………後は…ま…か…せ」


大量の血を流しながら倒れ…リーナは…ゆっくりと目を閉じた…死んだのだ…


己の愛する人を守るためにリーナの死は境界線に大きい影響を与えた…そして龍にも


「これは…まさか…」


龍は手紙を読む


拝啓龍へ、


「この手紙と本が届いている頃にはこの世に私は居ないわ」


「でも私は託したい事と伝えたいことがあるの」


「その本の中の200ページに私の悪天王の力の半分が入ってるわ」


「その力を使って未来を生きて欲しいの、私からのお願いよ」


「それと…いままで隠してきてごめんなさい、龍、私は貴方の事が好きなの、大好きなの」


「貴方が、週末、二人で出かけないかと言われたとき、私嬉しくて夜も眠れなかったの」


「でもごめんなさい、貴方の、願いを叶えられなくて、でも心配しないでいいわ、」


「ただ、私は死ぬ時は貴方に抱かれながら、キスとかしながら、死にたかったわ」


「その夢さえも叶わなかった、きっと貴方の事だから、私の死に際に立ち会おうとするわよね、」


「お願いだからそんなことはしないで、貴方を、悲しませたくないもの」


「側に居て、欲しかったわ、それが死ぬ前の私の願いだった、」


「貴方の手の中で、胸の中で、死にたかった、でもそれも叶わない」


「龍、覚えてるかしら?もし私が死んだときは、綺麗でとても素敵なお墓を作ってくれるって、」


「貴方はそう言ってくれた、ちゃんとその墓、作ってくれると嬉しいわ、」


「その方が貴方の側にも居れるしいつでも会えるのだから、貴方と暮らせるし」


「一度でも願いが叶うなら、貴方とやった、夫婦ごっこ、もう一回、」


「いや本当の夫婦になりたかったわ、」


「さよならじゃないわ、私は龍の側にいるわ、いつでもどんな時でも見守ってるわ、」


「お別れは悲しいわね、またね龍、待ってるわ、貴方という最高の夫の帰りを」


音無龍の愛する妻、リーナ・ヒストリア・音無



「リーナ…馬鹿野郎!!!!」


家を飛び出し走る


「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


数十分後


「リーナ!」


龍は言葉を失った…


「リー…ナ……」


その光景は絶望だった、真ん中にはリーナの死体と血が綺麗に飛び散っていた


「リーナ!デートの約束すっぽかして!死んでんじゃねぇ!!起きろよ!」


揺らしても目を覚まさない、その腕に抱きかかえていて分かった、


彼女の体が冷たい…完全に死んでいると


「リーナ…お前は強い女じゃ!無いのかよ!!ふざけんな!!!死んだふりはやめて目を覚ませ!」


いくらそう言いながらも目は覚めない…龍はリーナの死を理解したくないのだ


「美味しいお店行くんだろう!新しい洋服も買うんだろう!だったら俺が何処でも連れて行ってやる!だから!目を覚ませよ!リーナ!!!」


ずっと叫び続けた、そして一粒の涙がリーナの頬に落ちた時、奇跡が起きた、


「うるさい…わね…」


リーナが目を覚ました


「リーナ!待ってろ!今!神の力で!」


「や…め…て…り…ゅ…う…それ…より…お願いを…聞いて…」


「あぁ…!何でも叶えてやる!結婚だろうと!キスだろうと!抱きしめることも何でもしてやる!」


「ふふっ…てが…み…呼んで…くれた…のね…」


「勿論だ!読まなかったらお前に後で化けて出で来られてどやされそうだしな」


龍は涙を流している

「なか…ないの…貴方…」


リーナは苦しいのに笑顔を見せてくれた


「ごめんな…ごめんな!リーナ…」


「ほら…り…ゅ…う…抱き…しめて…」


苦しいのに必死に両手を伸ばし龍を求めた


「リーナ!!!」


抱きしめた


「全く…変わら…な…いわね」


「リーナ…お前が幸せになれるなら…願いを叶えてやる…」


「俺と結婚してくれ…リーナ…」


リーナは、龍をそっと抱きしめた、


「喜んで…私の最高の貴方(夫)」


龍はリーナの人差し指に指輪をはめる、とても綺麗な白と黒の宝石が入った、指輪を


「龍…誓いの…口づけを…」


「俺…音無龍は…この女性…リーナ・ヒストリアを愛することを誓います


「私、リーナ・ヒストリアは…この…男性…音無龍を…愛する…事を…誓い…ます…」


涙を流しながら必死に気持ちを伝えた


それはリーナと龍の別れでもあった


「龍…」


「リーナ…」


二人はそっとお互いの唇に口づけをした、そして龍はこの時、あと二つ叶えてしまったら、リーナは消えてしまう、でも彼女の最後の願いを汲んであげなきゃ彼女はちゃんと安心できない


「龍…いや…貴方…私の願い…叶えてくれて…ありがとう…」


その笑顔が龍にはまぶしく見えた、まるで一緒に居た時のあの頃に…


「何言ってんだよ…妻の願いを叶えてやるのが…夫として俺としての仕事だろう?」


「ふふっ…あと二つも…お願いできる?」


「勿論…お前の頼みなら…」


龍はリーナを抱きしめて横になる


「龍の体…あっ…たか…い…わね」


まるで主人に甘えている猫のように幸せな表情をしていた、


彼女は龍の起こした奇跡で願いを叶えたのだ


「そ、そうか…リーナがこの匂いを忘れずあっちに行けるならもっと匂い付けてやるよ」


頬を赤らめながらそう言った


「ふふっ…匂いもいいけど…この時間が…好き…龍…貴方と居る…この時間が…」


「もっと一緒に居たかったな」


「何言ってるのよ…これからもずっと一緒よ…どんな事があろうとも…貴方の側にいるわ」


「あぁ…リーナ」


強く抱きしめるとリーナの体が金色に光りだす、どうやら夜明けが来ているようだ


「リーナ!もうなのか…もう時間なのか!」


「そう…みたい…消えかけてるもの…」


リーナは消えかけていた、どうやら彼女の残留思念はだったようだ


「行くぞ!!!」


リーナをお姫様抱っこして龍は走り出す


「ちょっと…どこに…」


龍が空を飛び連れて来たのは龍がリーナと行った思い出の花畑だった


「龍…ここ…」


リーナはここで初めて龍と満天の夜空を見た場所だった


「ここにお前の墓を作ったんだ…ほら見てくれ」


リーナが見ると驚いた、その墓は、白と黒をで真ん中にはリーナの好きな花


真っ白なリリンカが置かれていた


それも全部周りは真っ白のリリンカの花が広がっていた


「龍…」


リーナは口を手で塞ぎながら涙を流して見ていた


「どうだ…リーナ…」



「最高よ…貴方…ありがとう龍…」


「じゃあな…リーナ」


「またね、龍」


再度、龍と口づけをしてリーナは笑顔で消えていった、


龍曰く今でも龍は命日にこの墓を訪れリリンカの花をたむけている、


その命日の日にはリーナも墓から出で来るそうだ


これが悲しくも嬉しい、ある男と女性の感動の物語


この二人が永遠に幸せでありますように


一方その頃シエラ達は、別世界の拠点、グランリースに戻った


グランリース、世界が決めた五世界の境界を破り新たな無の世界にシエラ達が建てた国


その他にもKKK(世界国王会議)に参加している王や姫12人もこの世界に国を持っている


「くっ!あのくそアマ!許さない!」


「龍を必ず殺してやる…彼の存在は要らないからね~ふふふふ!私が殺すんだ!」


八咫狐は近くのベットで休んでいた


「時は…来た…目覚めの時だ…」


八咫狐は白く光り次の瞬間まるで完璧なボディと顔をした、狐娘が現れた


「やぁ…やっと会えましたね…私を求めた…願望を抱く私さん」


「ふふふふこれでいい!」


八咫狐は二人になった、これが人格独立病、八咫狐の誕生、そして彼女はとんでもない名前を口にする


「私は貴方であり貴方ではありませんなので私の事は…風見狐とお呼びしてくださいね」


「ほーうハハハ!これは!傑作だ!ハハハ!あの者に憧れた…いや貴様は私はそのものだったのだな………風見……風子よ……」


今回ご愛読ありがとうございます、龍とリーナ、幸せになるといいですね、

そして最後は衝撃の事実が発覚!まさかあの人だったなんて!?「知ってます!」ということは!

まさか八咫狐!彼女は...と思う方が多いはず!いや絶対思います!次回は龍がリーナの仇を探しに行きます、そして、ついに動く五老神とアルビオ!アルビオはとうとう地球の最深部へと向かい地球の遺産を取りに行きます!はたしてこの世界はどうなるのか!そして!ついに!次回!あの元軍人が登場!乞うご期待!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ