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良い動きだ

「うぐふ……」



寝返りした時に世界樹の実を潰し、その痛みで目覚めるのが恒例になりました。オーリです☆



硬いよこの子、実とか言うけど水晶玉みたいな見た目に触り心地だよ。


そんな見た目に反し頑丈である。

寝惚けたエヴァーが踏んでも石畳の上に落としても壊れません。


確かに勝手に出てくるが、俺が寝返りして潰して地味に痛みを感じるかエヴァーがすっ転ぶくらいしか問題ありません。


エヴァーが真面目な顔で実に説教しだすくらいしか問題ありません。



80階をさくっとクリアし90階もクリアしたが、91階から迷宮が本性を現した!


何か迷宮内ジャングルになった(真顔)


いや、今までレンガ壁とか土壁とか灯りも階ごとに違ってたんだけど、その……


次元変化した?



通路の幅が今までの倍になり、木の根が絡まって壁や天井になってる、みたいな感じになっており更に、


通路には俺の胸元くらいまで草が伸びております☆


動きにくいよ……そして視界不良だぉ……


小部屋まで草ボーボーだぞ☆おうふ……


刈れるし燃やせるが、迷宮の特性を思い出そう……どれだけ壊れても一定時間経過すると自動修復されるという事を……



小部屋草刈りか〜ら〜の〜、起きたら一面草だらけ☆


わぉ!


いちいち草刈り面倒臭いね!


となり、まあ日帰り迷宮探索にする事にしたのであります。



そのため食堂で優雅に朝飯中です!

皆頑張って攻略してんだろうに……サーセン(キリッ)


「はよー」


「おはよう」


怠そうなクラウスと挨拶を交わす。

手の中で転がしている実を見て苦笑された。


「また出たか。」


「おう、また出たわ。」


勝手に出た日はしばらく手に持ってます。


ポケット?入るけど出しにくい事が判明したわ。


「中から何出るんだろうな〜?」


正面に座ったクラウスが手を差し出してきたので実を渡すと、指先でツンツンと突いた。


「文献によると剣とか鎧、あと狼やら何やらが出てるらしい。」


統一性が無いから何が出るか予測不可能である。


「はー……ここからねぇ……」


どう出るんだ、と不思議そうに転がしている。


さっぱり不明だが大体朝起きたら枕元に置いてあったとか居たとか……サンタ?


クラウスが実を差し出てきたので受け取ろうと手を伸ばしたら、横から掻っ攫われた。


「この憎き実がどうしたのだ。」


憎きって何だ。

この間すっ転ばされたのまだ恨んでんのか。


てかエヴァーおはよう。


「何が出てくんのかなーって話してたんだよ。」


「生き物!」


きっぱりとしたお答えですね、お嬢さん。


「その心は?」


「馬鹿にされてる気がする!」


どんな気だ、やっぱこの間すっこr(ry


両手で実を掴みギリギリと圧力を掛けるエヴァー。止めなさい。


あ、つるんって手の中から滑って飛んでエヴァーの額に激突しt


「っと、危ないなエヴァー。気を付けろよ。」


床に落ちる前にキャッチして足の間に置いておく。

テーブルに置くと転がって気になるからな。


「こ奴とは一度話し合わねばならんっ!!」


おお、額に見事な丸く赤い痣が……


てか物言わぬ実と話し合おうとすんな。

周りから見たら危ない人だ……あ、ごめんもう危ない人だったな!



しかしなかなか見事な動きをする実だな……

本当に生き物かもな。

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