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冒険者ギルドに登録しましょう

「オーリ、もうすぐ着くぞ。」


二番目の兄が御者席から馬車の中を覗いて声をかけた。


今までの回想が何処で行われてたかって?



隣町へ向かう馬車の中です☆



冒険者ギルドに登録出来るのは十歳から、なので登録するために隣町へ向かってます。

カッツェ村は小さいから冒険者ギルド無いので…


兄がお世話になってる商人さんと隣町へ行くと言うので、護衛という名目で乗せてもらった。



「一応護衛なんだろ〜黄昏んな〜」


ケラケラ笑う兄に苦笑する。


「今までのあれこれを思い出したら…つい…」


「…正直すまんかった」


俺の言葉に兄が青ざめながら謝った。


謝罪の理由?

俺の地獄の特訓を見たからじゃないかなっ!



家は理論より実技って感じだったため…


刀の使い方を覚えるため魔物を斬ってこい!とゴブリンの群れの中に放り込まれたり(※修行初日)


魔法の勉強な!と魔法しか効かない魔物の前に押し出されたり


気配を探れ!と森の奥深くに置いてかれたり(森の中を数日さ迷った)



うん、可笑しいな視界が滲んでるよ?


森から生還した俺に兄が差し出してくれた水は涙が出るほど美味かったです。



まあ、そんな地獄を経て今に至り……本日ギルド登録へ向かう事になりました〜イエーイ



商品仕入れに向かう兄と入り口で別れギルドに向かう。


途中の店とか気になるアイテムとか装備とかあったけど、まずは登録!

と、意気込んでギルドに入りました。


嘘です、こっそり入りました。


中に居た冒険者さんからチラ見されたけどそれだけでした。

物語みたいに絡まれるとかはありませんでした、当たり前か。



――――――――――




冒険者ギルドへの登録方法☆


まずインク(エルフさん特性魔法のインク)に自分の血を混ぜます。

次に青銅の板(ドワーフさん特製魔法の板)に上のインクで自分の情報を書き込みます。

その板を炎の中に放り込んで取り出せばあら不思議!

名刺サイズのギルドカードが出来上がり〜拍手〜!



名刺サイズになると板に書き込んだ情報のうち名前と年齢・性別、種族・ギルドランク(F級)だけが表示される。


これを水晶に翳すと、現在受けてるクエスト、自分が倒した魔物の数や情報が表示される。

これにより虚偽の報告を防げると言う事だ。


身分証の役割もあるので無くさないように(一応他人の手に渡っても悪用は出来ないらしいから問題は無いが)と、素敵な猫耳お姉さんに言われた。


そう、猫耳お姉さん!!




獣人は二足歩行してる獣タイプとこちらのお姉さんみたいに耳と尻尾だけの2タイプいるらしく…

うちの村や他の街で見たのは二足歩行の獣タイプだったんだよね…



だから超テンション上がりました、むしろ心ん中で




猫耳ひゃっふうううううう(中略)ううううううう!!!!!!!!!




とか叫びました、ポーカーフェイスで耐えました。






涎が出そうになったのは内緒です。

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