本題に戻ります
長兄の結婚式まであと3日ありますし、やる事も無いんで……
まあ最初の目的に戻りましょうか。
って事で森従ズと貞子を引き連れ世界樹の前にやって来ました。
「おー……御神木って感じだな。」
久々に来たらなんか……周囲を柵で囲ってあるってのは、まあ知ってたけど……何か注連縄巻き付けてあるんだけど……
うーん……世界樹に注連縄……和風ですね……?
世界樹って言うから違和感なのか?
普通に神社で見る御神木の感じになってて何とも不思議な雰囲気ですな!
そんな和風な世界樹の柵の周りではエルフさん達が警備中。
そして神徒さんが数名、祈りを捧げていて厳かな雰囲気です。
そんな雰囲気の中悪いんだが、
「アイナ、テトラ、交渉は頼んだ。」
「りょーかい!」
「お任せ下さい」
『おねがいします!』
二人の出番だよ!
ひょいっと柵を越えて世界樹に近付く二人、に神徒さんがギョッとして警備中のエルフさんと二人に視線を交互にやってますけど大丈夫だよ!
ちゃんと入って良いって許可はもろてるよ!安心してね!
交渉には店主も来たがってたけどエルフさんが数人がかりで食い止めてくれました。
自警団のメンツも手伝ってたし、店主なら殺しても死なないから大丈夫だ。
エヴァーはどうしたかって?
奴なら床と一体化してたよ。
床だから踏まれてたけど大丈夫だ。(二回目)
「あるじさまー」
何か身振り手振りで世界樹と会話?していたアイナとテトラがこちらに声をかける。
ん?早いな、どうした?
「いーよーだって!」
軽っ!
軽いよ世界樹!ノリ軽いよ!
本当にそんなノリ!?
「よりしろづくりがんばってねーだそうです。」
テトラも真面目に同じノリの言葉を……あっ、本当にそんなノリなのね……
心の中で突っ込んでいたら突然、わしゃわしゃと世界樹の枝が動いてベキバキッと、
っておおぉい!!?
世界樹自分で自分の体(?)割ってるてか裂いてるんだけどおぉ!!
大丈夫なの!?これ大丈夫なの!?
「これ大丈夫!?」
「だいじょうぶだ、もんだいない!との事です。」
大丈夫なんだ!
世界樹の一部欲しかったけどこんなワイルドな分け方されるとは思わなかったよ……
うん、君(世界樹)が大丈夫なら良いよ……良いよ……
まあ、そんなこんなで
世界樹(の一部)を手に入れた!
(パンパカパーン)
『ありがとー!』
ぴょんぴょん跳び跳ねながら両手を振って感謝する貞子に世界樹が枝を振って答える、という……シュールな構図じゃね?
ってか今更だが神徒さん達こんな異常事態、大丈……
「世界樹が……!!!」
「お動きになられただと……!!?」
「すば、素晴らしい……素晴らしい……!!!」
やべ、何か超感動していらっしゃる……
さらに全力で祈り捧げだしたし号泣してるし警備のエルフさんまで祈り捧げだしちゃったんだけど。
あの、感動する場面あった……??




