表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
118/138

別にヒーローじゃないんで良いかなって

対魔法使いの場合はですね、対戦相手はお札を身に付けるんです。


お札が魔法攻撃を無効化させつつ一発アウトレベルの攻撃を受けた場合破裂?っつーか赤い液体出すんだよね。

そうなったら負けですョって事なのだよ。


「紅蓮の神に創られし数多の炎よ、その強大なる破壊の力、最上で最強なる(ry



なげぇよ。



「串焼き肉いかがっすか〜」


「あ、一本…テトラも食う?じゃあ二本くださーい」

「俺も一本」

「あ、じゃあ私も一つ…」


「干しイカあるよー」


「お酒いかがですかー!ジュースもありまーす!」


売り子さんが活躍し始めた!!


いや、普通戦い中は皆そっちに夢中だから売らないんだけどな……

あ、呪文()詠唱中の時間潰しですか。


……アイナが羨ましそうにこちら(むしろ肉)を見ている……


「すいません、土産に一ぽn……十本ください。」


買ってあげるから集中しな……いや、まだ呪文()中だから良いか……


その呪文、じゃなくむしろ口上?的なの何時まで続くの?


串焼き肉食べてたらアイナと目が合った。


“やっていい?”


アイコンタクト……だと……!!?


やっていい?のやが殺に聞こえたんだが……あ、あってる?


さすがに殺っちゃだめだけどなー


うーん、さすがに口上中に攻撃ってのは……別に良いか。


口上中に攻撃しちゃいけないルール無いもんな、うん。


“ほどほどにな”


とアイコンタクトを送ってみた。


うんうん、了解してくれたみたいだがテンション上げ上げでちゃんとほどほどにしてくれんのか……不明だな。


てか周りの観客が頷いてるんだが……

アイナのアイコンタクトを理解しての頷きですかそうですか。


「真紅の「チェイストぉ!」ぐふぉ!」



……見事な右ストレートでした。



ギルバート は 吹っ飛んだ!!


場外ですね!


『……えーと……優勝!ゆーしょーぉう!優勝はアイナ・カッツェ選手です!!』


あ、良いんだ。


「ギルバートさまの口上中に攻撃するなんて!……別に良いか。」

「ギルバート様を殴るなんて!……まあ腹部だから良いわ。」

「顔じゃなきゃ問題無い」


良いんだ!?


おい、この人達ファンなの?本当にファンなの?

てか様付けてるからファンだと思ってたけどちゃうの??


『えー、敗因は何でしょうかね』


『やはり無駄な口上ですね、長すぎます』



でしょうね!



ところで彼は対魔物戦の時はどうしてるんだろうか……さすがに命懸けだから悠長に口上なんて言って……言ってないよね?よね?


あちらのヒーロー物なら敵やヒーローが呪文中や変身中でも待ってくれるだろうけど、こちらではそんな悠長なってか無駄な事しないと思うのだけれど。

対人?だけの口上なのか……いや、言葉の意味を理解できない魔物相手でもしてそうだな。


何か呆れを通り越して感心するわ。




ところでギルバートが痙攣してるんだが、ヤバくない?口から泡ふいてるよ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ