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大体エヴァーのせいでもういいんじゃないかな(どうでも)

「水龍様!何故このような場所にいるのですか!?」


ヴォオオオオオオオ!!


すいません、咆哮しか聞こえません。


ロディさんが結界してネロさん守り〜の周りを俺らが固め〜のしてます。


今回は説得だから、説得。


だからハンマー振り回すなエヴァー、刺激してどうするこのアホ。



エヴァーはアイナに説得(物理)しといてもらうとして……咆哮、耳に痛いっす。

何の話してるんだかなぁ……


『残念ながら会話は成立しておりませんね。』


ん?


「テトラ、龍さんの言葉分かんの?」


『私達は生物全般の言葉は分かります。』


マジか、スキルいらずか。


ってあれ?つまりテトラ達がいればネロさんって別に必要n……いやいや、気のせいだよねー!


てか生物全般ってさ、


『魔物がよく主様を見てヤバイやつ来た、と言ったりオレの命オワタ!と言っているのも理解しいております。』


何だと……てか、え?俺魔物からそんな評価されてんの?


『倒せば名が上がると言っているのもいますが。』


テトラさん教えてくれなくて良いのよ?


それよりも水龍ちゃんは何を言ってんの?


『来るな、とかそれ以上踏み込めば噛み殺す、とかですね。』


物騒やね。



でも何事なのかね。

ロディさんによると水龍はドラゴンの中でも穏やかなタイプらしいからそんなに気が立っているとは……


怪我でもしてんのか?


『血の匂いは感じませんね。その前にドラゴンを怪我させるなど容易ではありませんから、怪我の可能性は低いでしょう……普通。』


テトラ、何のチラ見や。



つーか、熱いなココ、じんわり汗が出てくるわ。


「鉄自体が40度前後の熱をもってるからな」


とはグランツさんの話です。

採掘すると冷えるんだってさ、こんな熱い中作業お疲れ様っす。



≪風魔法≫で涼をとりつつ≪鑑定眼≫で水龍を見てみるが……



特に何も分からんな!


うーん、他のスキル……≪見抜≫でも使ってみるか、って弱点見抜いても……ってあれ??






――――――――――






「もう埒が明かん!妾の最大魔法をもって相手しよう!」


そう言ってカロリーナ姐さんが構えると龍が警戒するように首を上げ、


「あ、ストップです姐さん。」


側に立っていたエヴァー(説得(物理)済み)をカロリーナ姐さんの方に向かって突き飛ばす。


「お、うえ!!?」


油断しきっていたエヴァーはヨロヨロとカロリーナ姐さんに向かっていき……ぶつかる、と、


体格差からカロリーナ姐さんが簡単にエヴァーに押し潰された。


「ぅ、み゛ゃ。」


あ、サーセン。


サイズについては考えてなかったわ。


「ダメだろエヴァー、姐さんに謝っとけよ。」


「え?これ我が悪いの?我が悪いの??」


うん。


「いや、君が押さなければこうはならなかったと思うんだが……」



え?だってレディ()に気安く触れるのは失礼かなと思いまして。



「そんな事よりですね」


「スルー!?」


スルーの方向で。






あとエヴァー、何時までカロリーナ姐さん押し潰してんの?




何か指がダイイングメッセージを書き出したから退いておやりなさい。

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