つまり生命力はG並ってこt……それどうなの?
依頼内容はドラゴン退治ではなくスキル使用中のネロさんの護衛みたいなもんである。
相手ドラゴンだしやっぱA級さんが良いよね!ってワケで知り合いの俺には最初から声掛ける予定だったと。
「オーリさんにグランツさんからの指定依頼が入ってたので受理しておきました。」
あれ、ハンナさん。
俺今ギルドに来たばっかでまだ何も言ってないし説明もされてないのに何勝手に受理してるんですか。
受けるけど。
「今回の依頼は他に三人のA級が依頼を受けていますよ。」
な、なんだってー(棒読み)
いや、まあ確実に一人はロディさんだと思うんだが……あと二人……?
他のA級についてはちらほら噂を聞いたことはあるんだが、管轄?てか縄張り?が違うから遭遇しないんだよな〜(あと他のA級住所不定が多い)
どんな人だろうねー。(どうでも良い)
と、別に期待はしてなかったんだ。
「妾はA級冒険者!二つ名『魔女』のカロリーナ・オッゼよ!」
別に期待はしてなかったんだ(大事なことなので二度言いました)
あ、そのノリ間に合ってm(ry
ロディさんがそっと目を逸らした。
何も言うなって事ですかそうですか。
てか、白髪ロングに桃色の瞳のお人形さんみたいな美少女顔に黒のゴスロリて……何か、濃いよね!(全体的に)
つーか外見小学生?レベルのちみっ子なんだが、年齢がだな、あの……
80代ってどういうことなの?
これが噂に聞くロリBBAってヤツなの?
まあ≪鑑定眼≫情報によるとだな、カロリーナ姐さんは水妖種と人のハーフらしくてだな……
水妖種の特性には不老があるらしいのだ(不死では無いらしい)が、その特性のため外見が超若々しくなっているらしい。
「まあ、カロリーナさんは比較的マトモな方だからね。」
ロディさん、比較的て何や。
比較対象どこの誰なの?
『世の中には知らない方が良い事もあります、主様。』
何かを悟ったような忠告止めてくれ、止めて下さいテトラさん。
「ドラゴン退治して!今こそ!妾が『魔王』よりも優れた魔法使いと証明して見せよう!」
いや、ドラゴン退治ちゃうから。
護衛依頼やから。
今までS級に上がる機会が無かったのだが、今回ドラゴンが出たと聞いてノリノリで依頼を受けたらしい。
ちなみに『魔王』はうちの学園長の二つ名です☆
普通だったらファンタジーのボスだよね☆
まあうちの世界は魔族敵じゃねえし、トップは魔帝だし根本から違うけどな。
ロディさん曰く、何でも昔から学園長をライバル視していたらしく、先にS級になった学園長にジェラシー感じているんだとさ。
「ふむ、一線を退いた学園長をライバル視するとは……変わった少女なのだな。」
少女ちゃう、ばあちゃんや。
所で何でお前ここに居んの?
え?ソフィー経由で鉄の話を聞いて?そこからどうしてここまで辿り着いた。
誰の入れ知恵だ。
『あるじさまー』
おう、どうしたアイナ。
『ごきぶりはー、いっぴきみたらひゃっぴきいるんだよ?』
なるほど……エヴァーを一度見たら百度は見るって事じゃないよね!おかしいよね!
てか多!多いよ!100は多いよ!20くらいじゃなかったかな!?
『つまり、あれです主様。害虫はしぶといという話です。』
そういう話だったっけ!?
てか害虫と書いてエヴァーと読んでいた気が……あ、間違ってない?
そっかー。
もうツッコミはロディさんに丸投げで良い?
え?ダメ?(ロディさんの)胃に穴が開いちゃう?




