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まずは素材からだった件

「武器の作成ですかぁあ〜ふへ、良いですよぉ」


良いか、そうか。

とりあえず俺のポケットガン見すんの止めろ。


見えてるのか、お前には森従コンビが見えてるのか。


「良いんですが、ちょっと時間がかかりますよ。」


突然キリッとすんな。

センカくんがビクッとしたろ。


真面目状態になってビビられるってどういう事だ、あれか、変態とのギャップが恐怖なのか。


てか



「時間かかんの珍しいな。」


何時もはサクッと作ってんのに。


「普通の槍とか剣なら何時もの鉄で良いんですけど……ナックルや鉤爪といった装着系に使う鉄は別なんですよね。」


今手元に無い、と。


装着系は使用者に合わせてサイズ変化するタイプにした方が便利!なんだが、

普通の鉄だとサイズ変化するようにするための魔力(てか魔法)の浸透率が低いらしく、難しいのだそうだ。


ドワーフが住む洞窟から採れる鉄が魔力浸透率が高くそのタイプに加工するのに適しているらしいが、最近出回る量が少ないらしいのだ。


鉄の管理はドワーフの一族がしているので量が減ったのは採掘場で何かあったのではないか、と。


てかそんな鉄だったんか、俺の装備。


リズリーもシグマも成長途中だから、成長に合わせてサイズ変化してくれた方が助かるよね。



にしてもすぐ出来ないのかぁ……



ドワーフが管理してるって事はグランツさんに聞けば何か分かるかな。


もうすぐ長期休暇あるし、そん時に聞いてみるか。


「だ、そうだ。まあしばらくはナックルでゴブリン退治でもしてな。」


「「はーい」」


んん、良いお返事。


だが俺の背後に隠れたままお返事すんの止めれ。


てかソフィーもお姫さんもセンカくんも、俺に商品と代金を渡すな。


俺は店主じゃない。



嫌か、そんなに店主とやり取りすんの嫌か。



慣れろ。

6年間はコレに世話になるんだからな……?


変態でも使えるんだからな、使えるもんは変態でも使えって言うだろう?


え?言わない?



御覧、上級生は適応してるだろう……?




慣れって恐ろしいよな☆






――――――――――






そんなワケで、教えてグランツさん!


「そんな話出回ってんのか。」


おお、それはまさに苦虫を噛み潰したような顔ってやつですね。


「まあお前さんなら良いか、その内指定依頼するつもりだったからな。」


指定依頼っすか。


「ドラゴンが出たらしい」


ドラゴンかあ……ドラゴン!?


やべ、ファンタジーの基本(?)じゃないっすか!

テンション高まる!


「採掘場に住み着いちまってな、害は無いんだが近付くと威嚇してくるから困ってんだ。」


ドラゴンは災害級な魔物ではあるが知能が高いから滅多に暴れたり危害を加えるようなことは無い、とのことだが、威嚇だけでも結構なプレッシャーらしいよ!


まあ知能高い=会話成立するよ!=話し合いで解決しましょう!


って事でネロさんの出番です!


ネロさんは妖精種のごく一部だけが使えるレアスキル!

≪万物の声≫が使えるんですよ!


このスキルは動物や大昔の言語、果ては道端の石ころのまで全ての声を聞き理解できるというとんでも無い能力ナノダー


ドラゴンの知能が高くても人の言葉を喋れるワケじゃないからね。

大いに助かりますねー


「おー、ネロさん凄ーい」(棒読み)


「でしょでしょ!?」


凄いドヤ顔ですね。


「グランツ!私凄いって!惚れる!?惚れちゃう!?」


「おう、凄い凄い。」



褒められちゃった……と乙女のようにはにかんでいるが惚れる?は完全スルーされてますね。





良いのか?


……まあ良いか(どうでも)

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