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世界は英雄戦士を求めている!?  作者: ケンコーホーシ
エピローグという名の創世記
160/169

モラトリアム・クラスタ――Solitaire Trapの最終戦線

 少年少女は無我夢中。さぁ、ここから延長戦

   ――ニコニコ動画『【IA】チルドレンレコード【オリジナルPV】』より抜粋。

「英雄戦士チームへの入隊を断る?」

「はい」


 英雄戦士選考会終了の翌日。

 月曜日。

 6月25日。


 俺は、学園長・狗山隼人いぬやまはやとに英雄戦士チーム辞退の旨を伝えていた。


「無論、君には断る権利がある。私たちに入隊者を選定する権利があったように」

「はい」

「だが、本当にいいのか?」

「……構いません」

「今ちょっと間があったぞ」

「……」

「ははっ、まあいいさ。ちなみに断る理由は、聞けば教えてくれるのか?」


 狗山隼人は普通のおじさんだった。

 もちろん、俺の知らない修羅場をいくどもくぐってきた偉人だ。伝説のヒーローだ。が、こうして面と向かい話すと、俺の脳内の『伝説のヒーロー』と、現実の狗山隼人は、随分と違いがあると気づかされてしまった。


(まあ、分かってたことだけど)


 それはまるで特別な魔法が解かれるようで、俺にとって嬉しいのか悲しいのか、まだ理解に至れないけど。


 しかし、理由か。


 俺は頭を下げた。


「理由は、……言えません。

 何というか……とても言葉にしにくいものでして」


 糾弾されるか、

 覚悟はしたが、実際は違った。


「……ふーむ、人に説明できたものでないか。

 あるいは、自分自身にも説明しきれてない。……それは『直感』に近いものか」

「そうです」


 学園長は邪推せず、俺の返答を回収した。


「うむ、まあいいさ」


 肯定。


「正直、惜しい気持ちはある。新島君には入って欲しい。

 だが、君のその直感を無下むげにもできない。

 ……――その直感は、"芽生え"だ。

 時代のうねりの中、追走不能な混乱と、激化する闘争の果てで、新しい何かを生み出すために必要な"気づき"だ。

 少なくとも私はそう思う。

 ここで私なんかに飲まれずに、君の有り様に反映させて欲しい」


 俺は再度頭を下げる。

 が、学園長は、いいんだ、と一言。


「それよりも、美月ちゃとの試合内容を教えてくれよ。

 どうやって勝ったんだ、彼女に?」


 話は移った。


 俺は純粋に思った。

 狗山隼人は良い大人だ。

 敵対はそこになかった。

 緩やかな許容性に満ちたかこいがあるだけだった。


(俺の言葉にも一定の理解をしてくれて)


 大平和ヒーロー学園。

 その名前が象徴するように。


(ありがとうございます)


 俺は問題意識よりも、感謝の気持ちが先んじた。

 感謝。

 この感謝で、戦えないか。

 戦闘動機を満たすことができないか。

 そう考える程だった。


 でも。


「もし君が私たちのチームに入りたい、辞退を撤回したい。

 そう思ったのであれば、いつでも声をかけてくれ。

 ――――君の願う戦場フィールドは、ここからでも到達できるかもしれないのだから」


 俺はその手を取ることなく、扉を閉めた。



 ◆



「――――何故、英雄戦士チームを"辞退"した?」


 狗山涼子は、誤魔化ごまかしを許さない。

 7月20日。

 プールサイド。

 俺の前に現れる。


「私は親父殿のように甘くないのだ。答えて貰うぞ、新島君」

「……」


 スクール水着を着てる癖に、迫力は抜群であった。

 仁王立ちで、俺に鋭い視線を放つ。


(……流石、狗山さんだ)


 なあなあで済まされた状況に踏み込み、秩序の刃を下ろす。

 そこには炎の剣すら誤認する。

 混沌を整頓するヒーロー。

 それが狗山涼子。

 それが血統種。


「そーちゃん、正念場だね」

「すまないな瑞樹ちゃん。二人の時間を邪魔してしまって」

「ううん、大丈夫。どうでもいいし」


 _人人人人 人人人人_

 > どうでもいいし <

  ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄ 



 ちょっと凹んだ。

 が、泣いてられない。

 狗山さんの視線。

 俺はあの時を思い出す。


(まるで4月みたいだ)



 ――――"新島くんは、美月さんのことを、好きなんじゃないのか?"



 女子寮に出向いたあの日、俺はそう問われた。

 思い返せば、俺と美月の運命は、あの問いから再び動き出した。


「答えて貰うぞ、新島君」


 狗山さんは他人の運命を動かす。

 それは主人公の気質だ。

 本気の彼女に、向き合う俺。


(……やれやれ)


 本気なら、相対せねば。


「……そうだな」


 一呼吸。

 間を置く。


「俺は、英雄戦士チームに入りたくないと思った。だから辞退した」

「何故、入りたくないと思ったのだ」

「権力を持つからだ」


 権力。

 奇妙な意味を含む。

 しくったか?

 適切かどうか、不明。

 事実、狗山さんは少し怪訝な顔をした。


 仕方ない。

 容赦なく、――追撃する。


「英雄戦士チームは、美月――――英雄戦士ベスト・オブ・ヒーローを超える『次世代のヒーロー』を探すためのチームだ。合ってるな?」

「……うむ」


 時代を席巻せっけんした強烈なヒーロー。

 美月瑞樹。

 終焉崎円。

 君島優子。


 彼女たちを超える。

 次世代のヒーロー集団の結成。

 言うなれば、2010年代を象徴するヒーローの発見が、

 英雄戦士チーム選考会の目的だ。


「俺もこの考えはわかるし、好きだ。

 美月が神として君臨する世界。

 たった一人の頂点がいる世界。

 それはとても寂しいことだから。

 ――――何とかして、並び立ちたいと思った」

「やっぱりそーちゃんは偉いなぁ」


 美月は他人事みたいに言う。

 が、その表情は――。


「嬉しそうだな」

「え? そんなことないデスヨ?」

「何故そんなバレバレの嘘をつく……」


 表情筋のゆるみは隠せない。


「私も新島君の意見には賛成だ。瑞樹ちゃんに並び立つ。

 そのために、私も練磨してきた」

「ああ。だが、だからこそ、俺は英雄戦士チームを辞退する」

「何故だ?」


 狗山さんは続ける。


「瑞樹ちゃんに勝ったからか?

 もう勝ってしまったから――だから、入る意味はないと。

 そう言いたいのか?」


 首を横に。


「違う。勝ちはしたが、俺は美月を超えたと思ってねーよ。

 決勝戦はただの作戦勝ちだ」


 あれは、一度限りの奇襲に近い。

 二度目はない。

 ビギナーズ・ラック的勝利で、完全勝利を宣言できるほど、俺は愚盲ぐもうではない。


「むしろ、勝ち切ってない。完全に勝ってないからこそ、俺は英雄戦士チームを辞退した」

「……?意味が分からないのだ。新島君の言い方だと、まるで瑞樹ちゃんに勝つために、英雄戦士チームを抜けるように聞こえるのだ」

「その認識で合ってるよ」


 俺は美月を超えたい。


 未来で、美月に過去できなかった事を、やりたい。

 あるいは。

 未来の美月に、今できない事を、できるようになって欲しい。

 例えば過去を変えるとか。

 現状無理な事を。

 避け様のない理不尽を、対処しようのない不条理を、将来にたくし、無くしていきたい。

 あらゆる不能性を、あまねく可能性に変えたい。


「そのためには、美月と同じ"英雄戦士チーム"に入る訳にはいかない。

 同じ戦線に加わる訳にはいかない。

 それは狗山さんも同じだ」

「――――私も?」

「俺は狗山さんとも戦いたい。そのためには、英雄戦士チームじゃダメだ」


 もしかしたら、俺の考えは見当外れかもしれない。

 まったくの的外れかもしれない。


 頭では分かってる。

 無意味な叛逆だって。

 迷惑の極みだって。


 だが、俺は割りと本気で思う。

 望む。


 英雄戦士チーム全員を倒す、俺の姿を。


 現在の王者。

 彼女達を倒する未来を。


 王者が築いた世界。

 王国。

 この大平和ヒーロー学園。

 全てを。

 全ての正しさを揺り動かす、俺の姿を。


「……まるで悪のヒーローだな」

「そんな感じだよ」


 昔は悪って意味分かんなかったんだけどな。

 でも今はよく分かる。


「今、権力の中枢は、英雄戦士チームにある。

 狗山隼人によって作られた、大平和ヒーロー学園を基盤とした、最高のヒーロー集団。

 目もくらむような輝きだが、……俺は、その中にいるよりも、そいつらと戦いたい」


 狗山さんは黙った。

 彼女は俺とは違う。

 英雄戦士チーム内で頭角を現すだろう。

 ひょっとしたら、今以上に強くなるかもしれない。


 だったら、そんな狗山さんと戦いたい。

 そう思うんだ。


「……新島君。――――本気なのだな」

「ああ」


 ちょっと迷ったりもしてるけどな。

 でも、これが俺の結論だ。


 巨大なものに飲み込まれず、

 多様性に吸収されず、

 己を維持する方法論。


「……」


 狗山さんは再度無言。

 少し考える。

 そして、発言する。


 先ほどまでの迫力はない。

 むしろ不安そうな。

 心配した声で尋ねてきた。


「……一つ、心配なことがある」

「何だ?」


 狗山さんは『美月』という前例を知っていた。

 世界そのものという前例を。

 だからこそ、心配した。

 その指摘は必然だった。



「君は――――『孤独』にならないのか?」



 ◆



 RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR――――ッッッ!



 警報がひびいた。


 高い、高い音。

 人類全てに届くよう調整された音。

 この時代に生きるものであれば、

 あの音が何か、即座にわかっただろう。


「……この近辺に現れたのか?」

「らしいな」

「事前予報ないよね?」

「怪しさ抜群だな」



 怪獣警報。

 怪獣の出現を伝える"ソレ"である。



「漫画の世界じゃねーんだから、都合よく現れねーよ」

「同感だ」

「……あ、でも本当にいるっぽい」

「マジで?」



 本当マジだった。



 空に竜がいた。



「おおおおおーーーーードラゴンだーーーーーっ!」

「フフフ……あゆ危ないから避難しようね……」

「マジかやべーな、おい」


 プールにいたメンバーはぞろぞろと避難を開始した。

 避難用のシェルターが地下に用意されてるのだ。


 ――――戦いはしない。


 それが当然だ。

 俺たちは何だ?

 学生だ。

 ヒーローじゃない。

 もう一度いう。

 俺たちはヒーローじゃない。

 学生だ。

 逆に聞くが、本当に戦うのか?



「……」

「瑞樹ちゃん」

「ん」

「瑞樹ちゃんはどうするのだ?」


 狗山さんは美月に尋ねる。

 一方の美月は腕につけた装置に向かって、何か会話をしている。

 会話を終えて、向き直る。


「ん、シロちゃんに確認したけど、本当の怪獣だね」

「シロちゃん先生か……ならば、本物のようだな。避難せねば」

「なんか意図的に通知してなかったっぽい。

 避難訓練もかねてるみたいだね。後は変わり者のあぶり出しとか?」

「……変わり者?」


 聞き返す狗山さんの声。

 怪訝な声。


「……」


 彼女の視線の彼方。

 美月の背後。

 そこにある姿。

 受け取る『仮面』。

 装着し、構える姿。



「………………何をやってるんだ、新島君?」




 狗山さんの声。

 疑問の声。

 正義の声。


 ベルトをくれた『真堂真白』の頭を撫でて、

 狗山さんに向き直る。



 携えたベルトは見慣れたもので、

 空を飛び、人類を超えるためにあるもので、

 迷わず引き抜くカードを押し当て、ヒーローエネルギーを駆動する。


 俺は、狗山さんに応じた。



「怪獣、倒してくる」



 本当に戦うのか?

 そんな声が聞こえた。



 ――――戦うよ。




 ◆



 本物の怪獣と出会うのは4年ぶりだった。


『ŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚ……?』

『ŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚ……ッ!』

『ŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚ――――ッッ!!』


 圧巻。

 龍は俺に気づき、咆哮する。

 《限定解除》を実行し、接近する。


(――――限定、解除、完了ッ!)


 準備はOK。

 行くぞ。

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお――――ッッッ!!」


 声、

 加速、


 攻撃される前に近接し終え力いっぱいに怪獣の翼を掴む。


「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお――ッッッ!!」


 一気に、もぐ。


 悶える声。

 くるりと回転し、捨て去る。


(よし)


 飛行手段は封じた。

 追撃だ。

 そう思った。


(!)


 だが、刹那の油断が俺を襲う。

 心の間隙。

 見逃されるわけもなく、次の瞬間、一気呵成に、俺の、前に、


「ŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚ――――!!!!!」


 圧力。

 圧力。

 死を誤認した。

 

(いや、違う)


 ただの風だ。

 払いのけた動きにより起こる風圧。

 それだけなのに明確な殺意。


(やば)


 俺は後退する。

 距離を取って怪獣を見る。


(回復してる)


 先刻の弱った様子は皆無。

 俺が逃げてる隙に、自己修復を終えてしまってるのは明白であった。


(マジかよ)


 馬鹿か俺は。

 叱咤する。

 心に余裕を持つな。

 集中しろ。

 目の前に集中しろ。

 これから何度だって何度だってこんな経験をするのだ。

 忘れるな。

 本当の戦いとは、守られてない戦いとは、現実の戦いとは、こういうもんだろ。


(敗北してたまるか)


「ŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚ――――ッッッ!!!!」


 

 迫り来る暴力。

 身構える俺。


(ッ!?)


 ――――と、思った時。


「―――――――……ふっ」


 "1つの影"が、現れた。


 美月ではない。

 狗山さんではない。

 学園長でも他の先生でも葉山でもあゆでも雄牛さんでも誰でもない。



「やあ」


 誰か。

 俺の知らない"誰か"


 まだ出会ったことのない"誰か"だった。


「……」


 俺が呆然と見ると、その"誰か"は答えた。


「怪獣は本質的にヒーローエネルギーの塊だ。だから見た目にとらわれた戦いでは足元をすくわれる」

「詳しいっスね」

「これでも一つ年上だからな。《限定救世主(リミット・オブ・セイバー)》」


 バレちゃったか。

 おかしいな。真白さんに正体隠せる仮面しかけを用意してもらったってのに。


「戦い方で分かる。

 それに、ここに来たことからもな」

「……分かっちゃいますか」


 分かっちゃうよ。

 『その人』は言った。


「ŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚŚ――――――!!!!!!!!!!!」



 怪獣の咆哮。

 生身で聞いたら精神汚染してしまいな声。



「早いこと倒そう。いいだろう」

「了解っす」


 頷く俺と、

 さらに後方から迫る影。


「……」


 無言の誰か。

 また知らない人だ。

 俺も、隣の人も知らないようだ。


「……」


 素早い一撃。

 怪獣の約半分が消える。


(すげーな)


 と思ったが、俺はその戦闘スタイルを、英雄戦士チームの選考会で見た。

 映像で見た。

 3年生の準決勝にいた。


(確か4位の……)


 と、今度は怪獣の頭部が爆発した。

 上から爆弾でも落とされたように。

 爆発。

 爆発。


 これは……。


「はーははっはははははははははっっははははっっ! 葉山くんぶっちぎって来たよーーーーーっ!」


 今度は知ってる奴だった。

 というか、知らないでいたい奴だった。


 いつの間に俺たちより上にいたのかその『空飛ぶ砲台』は怪獣の殲滅をはかっていた。


「ソウタ君ッ!」

「お前、名前呼んでんじゃねーよっ!」


 奴は無視して言った


「美月ちゃんから伝言ッッ!」



 ――――"3分だけ"待ってあげる。



「……ああ、分かってるよ……っ!」


 ハンディのつもりなんだろう。

 俺は分かってる。

 見逃されてるだけだって。

 許されてるだけだって。


 真堂真白は悔しがってた。

 母親である月見酒シロの力に守られていることを。


『私は……まだ自立できてないようです……』


 でも。

 それでも。


 許容性があるのなら、

 "ソレ"を利用して、

 切り開くしか術はない。



「OK。さっさと倒そう」

「……」

「よーーーし、いくよ、ソウタ君、皆さん! コイツをやっつけるんだーっ!」


 そうだ。

 そうだ。


 だから俺は向き合う。

 本物の怪獣を目の前にして。

 現実の切っ先に触れるために。

 この限定的で閉じた絶望的な力で。


 世界を救う力を。


 次の未来を。



「うぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっっぉおぉ――――ッッッッッッ!」



 狗山さんに返答しよう。

 いまならようやく言える。



  "孤独"じゃない。



   俺は生きていける。



    だから、俺は英雄戦士を目指す。



     世界の求める、英雄戦士になってみせる。





(エピローグという名の創世記――《THE END》)

(THE WORLD SEEKS THE BEST OF HERO ――――《NOT END》)

(世界は今日も英雄戦士を求める。明日もまた求め続ける)

(新島宗太の戦いは終わらない)

  ――――読了いただき、ありがとうございます。

 『世界は英雄戦士を求めている!?』エピローグ、これにて終了となります。

 次は、「第0章 おまけコーナー(その2)」です。要するに、後書きと登場人物紹介です。


 読んでくださった全ての方が勇猛なるヒーローとなることを祈って。それでは、次回も宜しくお願い致します。

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